パンクラス
 
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update:2004.11.10
11.13『闘魂祭り』vs佐々木健介戦を鈴木みのるが激白!!

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鈴木みのる image image image 佐々木健介

■ 日時:11月9日(火) 16:00〜
■ 場所:南青山『レッドシューズ』 http://www.redshoes.jp/
※『風になれ』制作発表記者会見終了後

いよいよ13日(土)のvs佐々木健介戦が迫ってきて、気持ちの高まりはいかがですか?
鈴木みのる:もう、ず〜っとレッドゾーンだからヤバイよ。でも、今週になってから少し、何だろうな? ん〜、レースで言うところのタイヤも温まって、エンジンも温まってって感じで。あとは、シグナルが変わるのを待つばかりっていう状態に、今なってる感じですね。だから、トレーニングとかも、そういう、もう、アイドリング状態で。今はその日を待ってるって感じですね。

完全に準備が整って、あとはやるだけという心境ですか?
鈴木みのる:そうですね。まぁ、あと何日かあるので。その何日かで、ん〜、色んなものの準備を。最終的な準備をして。

今回、練習は横浜道場で?
鈴木みのる:そうです。

合宿などは?
鈴木みのる:合宿はしてないです。

新日本プロレスが、IWGPタッグのベルトを正式に返還しろと言っています。回答期限が、11月21日の後楽園ホール大会までですが、そこまでに鈴木さんか高山さんから何も回答が無ければ、剥奪するという会見を本日開きましたけど?
鈴木みのる:さすが。くだらねぇ(笑)。だから、あの会社、馬鹿なんだよ、ほんと。試合はするよ。防衛戦するよ。

新日本プロレスは、12月12日の名古屋大会で新王者決定戦を行うとも言っています。
鈴木みのる:いや、都合悪いもん。俺らが持ってると。だから、急ぎたいんじゃないの? だから試合はするよ

高山選手は「鈴木さん1人で2人相手にすれば良い」と。
鈴木みのる:だから試合するって言ってんじゃん。高山は椅子に座ってさ、ビールでも飲みながら、俺(の闘っているリング)の下で観てれば良いんだよ。だから相手は、別に誰でも良いよ。(スコット・)ノートンと中西(学)が騒いでいるようだったら、あの2人でも良いし。天中殺(天山広吉と中邑真輔の合体技)でも良いし。もっと他の奴がいるんなら、他の奴でも良いし。良いよ、別に誰でもやるよ。一番嫌なのは、闘わずして負けを認めること。これは嫌だから。だから闘うよ。高山と鈴木のタッグチームで。今、闘える状況がそういう状況なんだから。だから俺はやるよ、試合。だから、日付とか全部設定しろよ。そんな返上を迫るんじゃなくてさ。『やる!』って言ってんだから。一生懸命『ベルトに権威を持たせたい』とか、『ベルトが無くした光を取り戻したい』とか、みんな散々、あ〜だこ〜だ言ってるけどさ、結局無くしてんのは自分達じゃん。自分達のしてることが、どんだけファンの信頼とか、ファンの希望とか、凄い試合を観たいと思って、お金を払った人の信頼を失ってるかっていうのを分かってねぇんだよ。そういうのがあって、それの一番上にあるのがベルトであれば、俺は別にそれで良いと思うけど。防衛期限迫ってる? 急に自分達のところでチャンピオン決めたくなったから言ってきたんでしょ。

まだ防衛期限まで時間があります。1月18日ですから。
鈴木みのる:でしょ。おかしな話だよ。迫ってないんだよ。だからやるよ。それまでに。その1月までに。試合。もちろん、2対1でなんて、そんな偉そうなこと言わないよ。2対2でやるよ。俺と高山のチームでやるよ。だから言ってんじゃん。高山は(リングの)下でビールでも飲んで観てりゃ良いんだから。さっきも言ったけど、とにかく嫌なのは、闘わずして負けを認めなさいって脅迫されること。これが一番嫌。相手が誰であってもやるよ。ま、新日本に言いたいのは、『さぁ、答えてみろ!』だな。その期限の意味も分からない。それでテメーんところの最終戦で王座決定戦をやりたいから、『開幕戦までに答え頂戴よ』ってことでしょ。

高山選手も言っていたが、「興行を優先でやりたかったら、最初からそう言えばいいじゃない」と。
鈴木みのる:そうじゃないの(笑)。だから、健介との試合もベルト云々なんて言って、あれは健介が言ったから。『ベルト賭けてやろう』って。そしたら、『俺たちの試合はメインだから』って。そういう主張を聞いたけど、メインじゃねぇじゃねぇか。だから、新日本は自分達で言ってんだよ。『ベルトに価値なんかある訳ないです』って。『ベルトに価値があるんじゃないんです。自分達の権力に価値があるんです』って。『私達の権力に従いなさい』って、無言でファンやらレスラーを馬鹿にして言ってるようなもんだからね。ま、それで良いんじゃない? それが新日本の都合だから。怪しいもんだよね。『あれ、急に決まったな』と思って、今度は『ベルト返せ』でしょ。で、急に健介が『やるぞ!』って言って、中10日でタイトル戦が急遽決まって、それを承諾する。『あ〜、こいつらに持たれてると、非常に嫌なんだな』と。その、シングルのタイトルは健介。で、その前に藤田にぶつけたのは健介だったでしょ。それで健介の次の挑戦者が俺。タッグもそうだったよね。だから、弱らせて弱らせて、自分達の温室で育ったお坊ちゃん達に獲るチャンスを与えようと。まぁ、裏口入学みたいな方法でしかベルトを彼らは獲るチャンスないからね。

鈴木選手のおっしゃる通り、次は12月11日の大阪で、早くも鈴木選手か健介選手の勝った方に、天山選手が挑戦すると。
鈴木みのる:『あ〜、これがしたかったんだ』って。何でこんな、天山に対する、天山が『G1』制覇しました。あの批判を覚悟で、『何故、天山にチャンスやらなかったのかな』って、良く分かったよ。棚橋(弘至)ぶつけて、棚橋で実力査定して。で、追い込んで、あわよくば取ってくれりゃ良いなって。だから、天山が獲るためのお膳立てをしてんだよ。なるほどね。それで、天山を新しい会社の柱としてスターにしたいんだなと。あのオムレツみたいな頭じゃスターにはなれないけどな。悪いけど、スターの座は作られてなるもんじゃないから。プロレスは闘いなんだから。リングの中で闘って、勝ち獲るしかないんだからね。あの『G1』の時みたいに、お客さんの同情票でね、ワーッて言われたのを、自分が沸かしていると勘違いしてる新日本の関係者の皆さん。ホントに勘違い甚だしいッスよ。はい。『G1』の決勝で天山が勝ち上がっていって、何で沸いたのか? ビックリしたから。上がって来ると誰も思わなかったから。多分、マスコミの人もそう思っていたはず。だから、ビックリして声援を送った。ここまで頑張ったんだったら、最後まで頑張れと。それだけじゃないですか。地方に付いて回ったマスコミの皆さんだったら分かるでしょ。天山にどんだけ声援がなかったかっていうのは。その現実をカットして、テレビ放送のある決勝戦だけで。『天山が柱だ』、『天山2勝』なんて言って、『あ〜なるほどね』って、ホントによく思いますよ。『良く考えたな〜』って。この仕組みをね。そんだけ頭があるんだったら、もっと別のことに使った方が良いと思いますけどね。

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13日(土)の大事な試合の前に、こういったことで引っ掻き回されるのはどうなんでしょうか?
鈴木みのる:引っ掻き回されてないですよ、全然。だって、試合するもん。防衛戦するもん。ただ、ベルトが無くなるのが惜しいから防衛戦するって言ってるんじゃない。あのベルト持ってると、そういう面白い、強いと言われてる奴がいて、対戦することが出来る。それをたくさんの人が注目して観てくれる。みんなの前で、公開のいじめっ子が出来る訳だから(笑)。こんな楽しいことないもん。だから続けてやってるだけ。返して欲しけりゃ、ホント獲りに来いって感じだよね。向こうがそんだけ日付だとか、期限がどうこうとか指定してくるなら、こっちだって指定してやるよ。時間と場所を。で、お前らのくだらない奴らで代表者決めて獲りに来いって。相手は俺が1人でしてやるから。来るかな? どうせ来ないんだろうな。新日本にはそんな奴らばっかだよ。決起しない決起軍とか。革命を起こせない革命軍とかさ。昔、革命を起こしたことがあるから、もう1度革命を起こせると思って勘違いして戻って来てる奴もいるし。色んな奴いるじゃん。猛牛って、喋りが上手くないから牛って例えられてるだけの猛牛とかさ。野人って馬鹿にされて、野人って言われてるのが分かってなくて、自分で野人だと思ってる奴とかさ。そんな奴ばっかりじゃん。良いよ、闘ってやるよ。だから、今度のvs佐々木健介との対戦に関して、『ベルトが賭かってるから頑張ります』なんて、これっぽっちも思ってません。全く思ってない。相手が佐々木健介だから、自分のこれまでのプロレス人生の中で、その歴史の中で欠かせない存在というのは確かにあるので。あとはもう、過去の清算も含めて、全ての感情をぶつけたいなと思いますけどね。だから、恨みとか、憎しみとかが優先してた時期も今は超えてる感じがしますね。要はブン殴って終りたいなと思いますけど。あの大阪ドームのカードも、どこだっけ? 東京スポーツだっけ? 載ってたの。『小川(直也)がハッスルするぞ!』って書いてあったの。勝手にハッスルして下さい。それから、アントニオ猪木が環状線の理論で、『環状線の中のカード』だと。そこに揃っているのは。外に向けてないと。違うよ! 俺が生きてきた人生自体が、環状線の中にも外にも訴えれるだけの濃さの時間を過ごして来たと思ってるから。だから、俺はこの試合をもって、色んなところに自分の生きてる姿っていうのを訴えていきたいなと思いますね。ま、そのためには、佐々木健介に犠牲になってもらいたいなと思いますけど。あとは、実戦で一度も使ったことがない技が一つあるので、是非それで止めを刺したいなと思います。

具体的にはどういう技ですか?
鈴木みのる:こうやって、こうやって、こうやるから、こうなる(※と身振りで説明をする)。

パイルドライバーみたいな技でしょうか?
鈴木みのる:うん。頭から落とすのが一番良いでしょ。だから、止めの技だから。だって、今度の試合、弱い奴とやるつもりはないから。ん〜、常に相手、闘う時に、相手は強い人間だと思って闘うので。だから、それに用意した僕の技として。だから、僕のフィニッシュ・ホールドで逆落としがあったり、パイルドライバーがあったりするんですけど、あれは全部頭を狙った技ですから。頭から上を狙った技。腕が折れてたって、闘う奴は闘い続けますよ。足が折れてたって、靭帯が切れてたって、立ち上がる奴は立ち上がるから。相手の指令を出す全ては脳じゃないですか。だからそこを狙う技です。それが僕の止めを刺す技なんで。そこにもう一つ付け加えることが出来る技だなとは思いますけど。要はパイルドライバーですけどね。

今、ゴッチ式パイルドライバーを使っていますが、それとはちょっと違う?
鈴木みのる:ちょっと違うかな。

どう違いますか?
鈴木みのる:ん〜、仕掛ける時に力の入れるところも違うし、その時に目的とする、その力のかけ方も違うし。ゴッチ式パイルドライバーが、相手を落とす時に自分の力も加えて突き刺す技とするなら、それは相手の自由を奪って、相手に受け身を一切取らせない技かな。だから、技が決まった時に、マットに着いているのは相手の頭だけかも知れない。そういう技です。

関節を極めながらとか?
鈴木みのる:研究されたら嫌だから言わない(笑)。あくまでも止めだから。でも、どっちにしろ、佐々木健介の息の根を止めるための技ですから。シャレじゃなくて、サービスじゃなくて。リングの中で起きたことは、アクシデントでも何でもないですから。ま、それだけの、自分は覚悟と想いを持ってリングに上がるってことですね。だから、単純に『楽しみです』なんて言えません。

将来的に小川直也選手との対戦は?
鈴木みのる:今のところは(ない)。今日の時点では何も考えられないですね。今日の時点で頭の中にあるのは、佐々木健介、ただ一人です。それは後々考えますよ。いや、ただ大阪ドーム、大阪ドームに出てる全選手、もしくはプロレスに関わっている全選手に向けて、『これが俺のプロレスだ』と胸を張って出せる、何て言うんだろう? 試合が出来るんじゃないかなという気はしてます。