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■ 尾崎社長: 今回、インドネシア格闘技連盟F.O.B.I.との提携、ライセンス契約と提携という形で調印してきましたので、皆様にご報告したいと思います。 今までパンクラスは、提携あるいは認可という形で、アメリカ、オランダ、イギリス、スウェーデン、オーストラリア、そしてアジアではタイと韓国、ということがありましたけれども、今回の提携に関して一番お話しなければいけないことは、今回パンクラスがライセンス契約および提携という形になったF.O.B.I.という組織は、世界ではじめて、国家が認めた総合格闘技の組織であるということです。非常にパンクラスとしても、力を入れていきたいなぁ、という感じでいます。 一番最初にお会いしたのが、F.O.B.I.の役員の方が4人ほど日本にいらして、話を伺ったんですが、組織としてちゃんと総合格闘技を(普及)させたいと言われてたんで、こうした公の機関と言いますか、政府の機関で、そういうところにちゃんと認められているということに正直いって驚いております。ですから、インドネシアという国が、国家の下、世界に先駆けて総合格闘技をスタートしたという風に考えていいと思います。今回、提携記者会見と、セミナーとルールミーティングを行なったんですが、その模様も、私もセミナーの翌日にテレビを見たんですけど、さっそくスポーツニュースの枠で放映してまして、先ず朝に放送してて、夜の18:00からも放送してましたので、盛り上がっているのがよくわかりました。 インドネシアでは、TPIというテレビ局が独自のイベントを行なっておりまして、「TPIFIGHTING CHANPIONSHIP」というのが、インドネシア独自の総合格闘技の大会としてあります。もちろん放送もしています。UFCとかPRIDEも放映されておりまして、パンクラスも交渉中で、その交渉も近く放送されるという段階です。 今回、セミナーも行なったんですが、普通の一般レベルと言ったらちょっとおかしいですけど、生徒さんではなくて、空手とかテコンドーとかレスリングなど、インドネシアでもすごく盛んなんですが、そのへんの指導者の方とか、トップ選手ですね。これから、総合格闘技をやろうという方々が参加されてました。こういった指導者の方々が、学んだ技術を生徒に教える、というような形になってました。ルールミーティングも行なわれましたが、これは試合前のルールミーティングという意味ではありません。組織として総合格闘技をやりますから、今後の試合のために、レフェリー、ジャッジをちゃんと育てるという意味で行われました。 F.O.B.I.との関係で言いますと、これからパンクラスとF.O.B.I.が協力して、技術提携、交流を行ない、それからジムを増やして、アマチュアの大会、協議会ですね。あとは興行、ということで進んでいくことになります。これは、驚いたことなんですが、インドネシアの方はやることが早いと言いますか、滞在中にもうジムが一つできまして。このセミナーの会場にもなった、サッカーの競技場で11万5000人収容できるスタジアムがあるんですが、ここの凄く広い会場をすぐに契約されて、ここでもう第1号(のジム)ができちゃうというような感じで、もう相当走りだしております。正直驚いているんですが、人口2億1千万人の国で、今まで飛び越してオーストラリアに行ってたんですが、その飛び越す手前で、こういうように総合格闘技がここまで盛んになっているということは、驚きながらも凄くうれしく思っております。 パンクラスはF.O.B.I.さんと一緒に総合格闘技の普及に努めていきたいと思っておりますが、F.O.B.I.という国家に認められた組織が、総合格闘技の世界で初めて誕生したということが、私どもにとっても、パンクラスにとっても、総合格闘技界にとっても、凄い大きいことなんじゃないかと思っております。これから、アジア、世界にむけて、輪を広げていければいいと思っております。 ■ インドネシアレポート |