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■ 尾崎社長:『週刊ゴング』さんにおける、鈴木選手の発言に関しまして、先週末に鈴木選手と話して、彼の意思、主張ですとか諸々聞いて、パンクラスとして前向きにとらえてやっていこうと考えています。パンクラスとしてどういう形で、鈴木選手を新日本のリングにあげるかということをこれから考えて、パンクラスとして形にしなければいけないので、これからやっていきたいと思っております。それは、次回、いつとは言いませんが、記者会見で皆様にご報告させていただきたいと思います。
新日本さんの方とは、上井取締役とお話を今週のアタマにさせていただきました。どういう話をしたのかはお話しできませんけど、具体的な話まではいってないということだけはお話させていただきます。
■ 鈴木みのる:本気で新日本プロレスのリングで、新日本プロレスのルールであがりたいという気持ちはあるので、それを社長が実現してくれることを願っています。そして、自分の中では、パンクラスという団体を、自分のこだわりで作った団体ですから、ismというかパンクラスを抜けることも考えましたが、社長からちょっといろいろとアドバイスをいただきまして、そんな必要もないみたいなんで。あと、選手全員に僕から自分の気持ちを伝えました。GRABAKAも含め全員に伝えて、全員が理解してくれたと思います。行くからには全力で、行きたいなと。行く気になったのは、獣神サンダーライガーとの再会が僕にこういう決断をさせてくれました。オレも変わりたいっていうのがあるんで。もっと大きな鈴木みのるに、存在として大きなものにしていきたいと思うんで。なんか、そういう風に思いました。上手く言えねぇや。
: 本日は、ほとんどの試合にセコンドについてましたが、今回のことと関係があるんですか?
■ 鈴木みのる:もちろんあります。いままで僕一人の理想だったものが、パンクラス全体の理想になっている。世界最強の団体になりたいっていう。最高の舞台と言われるようになりたいっていうのが、それが全員になってきた。そういう思いを(セコンドにつくことによって)後輩に託したというか。自分は新しいチャレンジというか、その決意があるんで。違った形ではあるかもしれないんですけど、ismとしてセコンドにつくのはこれが最後になるんじゃないかと思って、自分から「やらせてくれ」と。僕が伝えたいことがいろいろあるんで。それでつかせてもらいました。
パンクラスを僕が辞めるということは、正直言ってないですね。パンクラス自体が僕の人生なんで。
: 鈴木選手を新日本のリングにあげる条件はあるんですか。
■ 尾崎社長:あの~1つアイディアがあるんで、もうちょっと待ってください。もうちょっと形にしてから、皆さんに報告できるようにしたいと思ってるんで。パンクラスが今までやってきたことと、鈴木選手がこれからやっていくものに、ひとつの形をつけて、新日本のリングに乗り込ませたい。鈴木選手のパンクラスに対する気持ちも考えて決めようと思ってるんで。
: 今後、鈴木選手がパンクラスのリングにあがることはあるんでしょうか?
■ 鈴木みのる:あがります。僕はそのつもりです。ismとしては僕自身がいてはいけないというけじめの気持ちがあるんで。ですからismという所属からは抜けると思います。僕がやることはパンクラスismではないので。新しい鈴木みのる作り、新しい旅に出るんで、パンクラスismの選手たちにはこれからもパンクラスを守ってほしいなと。
雑誌を通じてですけど、まだはっきりと返事をもらったわけではないですけど、蝶野選手、ライガー選手からエールをもらいましたので。もともと5月2日の新日本さんの東京ドーム大会には、うちの謙吾選手のセコンドで行くつもりでしたので、他の試合も見るつもりで行こうと思っています。
: 選手に話したときの反応はいかがでしたか?
■ 鈴木みのる:いろいろですね。今は僕の口から出すと(それは)彼らとの心のやりとりなんで、話せる時がきたら話します。みんな後輩ですけど、それこそオレのことを「頑張ってこい」と。出るならベルトぐらい取って来いぐらいのことを言われました。一つハッキリさせたいんですけど、パンクラスのリングは今日も見ての通り、総合格闘技のリングですけど、パンクラスismは、僕と船木さんがパンクラスになってからは10年以上、その前を含めると15年、16年以上、そういった時間をかけて、自分たちが作ってきたプロレスの1つのスタイルなんで。パンクラスismはプロレスの道場だと。プロのレスラーの集まる場所だと思ってるんで、それだけ宣言させてください。
: 新日本プロレスにあがっても鈴木選手は鈴木選手のスタイルで?
■ 鈴木みのる:僕はどこに上がっても、鈴木みのるは鈴木みのるなんで。ただ、パンクラスのリングにはパンクラスのルールがあるんで。それが新日本のリングであれば、新日本のルールで使える技がありますから。今さらですが、僕はたくさんの先輩からたくさんの財産をもらってますので。まだまだ出してないものがいっぱいありますよ。
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