10周年記念興行のオープニングマッチを飾るのは、“パンクラスVS新日本プロレス”。
: 現在の体調はいかがですか?
■ 渋谷修身:体調は良いですね。良いですけど、メンタルな部分がちょっと・・・。
: それは何故に?
■ 渋谷修身:長渕剛さんのライブに行けなかったことですね(笑)。あの~会場まで行って台風のため順延というのを聞かされて・・・。次の日は用事があって行けなかったから、かなりショックでした。まだ落ち込んでます(笑)。
: 8/31(日)両国大会での試合までに、また行く予定は?
■ 渋谷修身:ないです。
: それはそれは・・・。え~、8/31(日)両国国技館大会では、新日本プロレスの矢野通選手との対戦が決定していますが、先ずは前回の試合、7/27(日)後楽園ホールでのVS秋元駿一戦を振り返っていただきたいと思います。試合結果は判定3-0で渋谷選手の勝利ということでしたが、ご自分としてはあの試合はいかがでした?
■ 渋谷修身:その前の5月の試合(VSエバンゲリスタ・サイボーグ)のダメージがまだあって、練習不足で臨んだので、あまり良くなかったですね。
: 対戦した秋元選手の印象は?
■ 渋谷修身:印象というか、まぁ若いですし、これからどんどん強くなっていく選手だと思います。あと、試合後に岩手の日本酒を貰いました。試合後にそういうことをしてもらったのが初めてなんで、とても良い選手だと思います(笑)。
: 今後も自分と対戦した選手にはどんどん持って来いと(笑)。
■ 渋谷修身:そういう訳じゃないです(苦笑)。
: 渋谷選手はデビュー戦以来、約70戦ちかくをこなしてますけど、試合へのモチベーションなどが下がることはありませんか?
■ 渋谷修身:ん~どうでしょう。自分の中ではまだまだ70試合っていう感じで、まだまだこれからですね。
: でも、デビュー当時の試合と最近の1試合1試合というのは気持ちの面で違いますよね。やる気だったり、試合をしたくない日もあると思いますが?
■ 渋谷修身:そう思ったらもうやめてますよ。
: 渋谷選手のモチベーションって、わかりやすく言うと何なのでしょうか?
■ 渋谷修身:なんかいつもと違うな~。やめましょうよ(笑)。
: では、渋谷選手はご自分のことを一言で表すとしたらどう表しますか?
■ 渋谷修身:いつものインタビューと違うじゃないですか~。やだな~(笑)。
: 他の方からは何て言われますか?
■ 渋谷修身:ん~・・・、無口かな(苦笑)。
: 家では何をしていらっしゃいますか?
■ 渋谷修身:変わんないですよ、人と一緒ですよ。
: 読書とかお好きですか?
■ 渋谷修身:本は何でも読みますけど、馳星周さんの小説は好きです。
: ご自分の好きなところは?
■ 渋谷修身:・・・・・・。
: では、ご自分の嫌いなところは?
■ 渋谷修身:・・・・・・。
: 尊敬する方はいますか?
■ 渋谷修身:・・・・・・いない(苦笑)。
: ご両親とかは?
■ 渋谷修身:尊敬とは違いますね。
: それでは質問を変えまして、パンクラスは旗揚げから丸10年ということですが、渋谷選手の中で思い出に残っていることはどんなことでしょう?
■ 渋谷修身:やっぱり、昔の横浜道場ですね。いろいろ思い出があります。若かったし。
: 渋谷選手ご自身の中で、この10年で変わってきたところというのはありますか?
■ 渋谷修身:・・・ないですね(笑)
: 一番思い出に残っている試合というのは?
■ 渋谷修身:佐々木選手との試合(2001年12月・横浜文化体育館)ですね。
: それはどういうところでですか?
■ 渋谷修身:あの試合はパンクラスism対GRABAKA、3対3の対抗戦ということで、初戦は渡辺(大介)が菊田選手に良い試合をしたけど負けて、次が僕だったんです。で、リングに上がるとお客さんが僕に期待してくれているのをスゴイ感じたんですよ。でも僕はすごい空回りをして負けて、それがすごい悔しくて・・・。試合が終わっても普段は最後までいるのに、その日はすぐに帰っちゃいました。そういう意味ですごい憶えてます。
: 佐々木選手へのリベンジというのはいかがですか?
■ 渋谷修身:ん~それはどうかな?(笑)
: わかりました。それでは最後に、8/31(日)両国大会で渋谷選手の勝利を願っているファンの皆さんへのメッセージをお願いします。
■ 渋谷修身:え~・・・情熱で頑張ります。
: 8月31日(日)パンクラス・両国国技館大会でのVS渋谷修身(パンクラスism)戦がいよいよ近づいてきました。一番最初にこの話をお聞きになった時、どのようなお気持ちでしたか?
■ 矢野通:そうですね・・・今回のような試合をいつかやることになるかな?っていうのはずっと前から思ってたので、まぁ別に驚いたわけでもないですし。準備期間が短いっていうのはありますけど、それも関係ないって思ってるので。練習はそれなりにしてるわけですから。パンクラスの10周年興行じゃないですか。そういうのに出させてもらえるのは光栄っていう気持ちもありますし、逆に僕らは敵としてリングに上がるわけですから、10周年興行でおめでたいかも知れないですけど、そのおめでたい雰囲気を消すぐらいの試合をしてやろうっていう気持ちもあります。
: 試合のルールに対しての不安だとか、そういうのはないですか?
■ 矢野通:やっぱり未経験だから不安がないっていうのは嘘かも知れないですけど、もう試合まで1週間をきっても全然自分の中では落ち着いてますし。まぁ、不安がないっていうことはないとは思いますけど、それほど怖くはないですね。恐怖心はないです。
: 対戦相手の渋谷選手にはどのような印象をお持ちですか?
■ 矢野通:そうですね・・・(渋谷選手は)一番パンクラスの中で試合をしてるんですよね? やっぱりキャリアも僕より全然ありますし、試合を観ても何でもできる選手っていうのは観ればわかりますし。まぁ、穴がないってことですから、そういう怖さはあると思います。向こう、まぁ皆さんそうだと思いますけど、僕に対する知識の方が少ないと思いますから。レスリングやってるぐらいの知識しか向こう(渋谷選手)はないと思うので。(試合)ビデオを観ても参考にならないだろうし。ルールが違いますから。だからそういう意味では、オールラウンドプレーヤーで難しい選手っていうのはわかるんですけど、僕の方が有利じゃないかって僕は思ってます。
: そういう渋谷選手との試合のプラン、具体的にはどういう展開を考えていらっしゃいますか?
■ 矢野通:僕もやっぱり短いなりにいろいろなことを想定して練習してきてますから。本当は、ホンネを言えば初めてなので早く終わらせたいっていうのはあるんですけど、試合してみて、もしかしたらその空間が僕にとって楽しいものだったら、長くやってしまうことも有り得ますけど。今考えている作戦、作戦っていうものを練れるほどやったこともないのでアレなんですけど(笑)、プランとしては早く終わらせたいですね。
: 何か具体的な技とかお話ししていただけますか?
■ 矢野通:技・・・? まぁ、本当はプロレスラーだから投げてKOできたら一番良いかも知れないですけど。でもそういう片鱗は見せたいですね。具体的な技っていうのは、まぁいろいろ練習している中で考えて出るものでもないので、具体的なっていうのはないですけど、自分が今練習でやってることが出れば、一緒に練習してくれている人に恩返しじゃないですけど、練習してあげて良かったなって思ってもらえるし。そうですね・・・投げ技を一発ぐらいはキメたいですね。
: わかりました。では最後に、矢野選手を応援していらっしゃるファンの皆さん、また新日本プロレスのファンの皆さんへ試合に向けた意気込みをお願いします。
■ 矢野通:まぁ、僕のことを知らない人ばっかりだと思うんですよ(笑)。ハッキリ言って。新日本の若手が出てきたぐらいに思ってると思うんですけど、新日本の若手として印象に残る試合をやります。それで必ず勝ちます。