高橋義生 vs 小澤強
高橋義生、ヘビー級王座 初防衛戦。

PANCRASE 2003 HYBRID TOUR 2003.7.27 東京・後楽園ホール DAY TIME
メインイベント メインイベント ヘビー級 キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分3ラウンド

昨年12月(ディファ有明)、現ヘビー級王者の高橋義生を相手にパンクラスデビュー。誰もが予想した王者の勝利を覆し、見事判定3-0で白星とヘビー級1位の座を勝ち取った小澤。パンクラス史上最短の、2戦目での王座挑戦が遂に決定!
試合後、その腰にベルトを巻くのは挑む王者か? 迎え撃つ挑戦者か? 王者のプライドと、挑戦者の自信が火花を散らす激闘必至の大一番!!

高橋義生 vs 小澤強 高橋義生 vs 小澤強 高橋義生 vs 小澤強 高橋義生 vs 小澤強 高橋義生 vs 小澤強 高橋義生 vs 小澤強 高橋義生 vs 小澤強 高橋義生 vs 小澤強 高橋義生 vs 小澤強

○高橋義生(1R 5分00秒、TKO(ドクターストップ)/グラウンドのパンチによる)小澤強×

PANCRASE 2003 HYBRID TOUR 2003.7.27 東京・後楽園ホール DAY TIME大会結果

試合後インタビュー

■ 高橋義生:さて、何かありますか?無ければ終わりましょう(笑)。

: 今の心境は?
■ 高橋義生:ガブッた時点で(予告していた)20秒からかなり時間が掛かってしまったので、15分間みっちり殴ってやろうかと思いましたが、そのかわり起きてリングから出れないようにしてやろうと思ってましたね。

: 序盤で水車落し気味に投げられましたが、ダメージはどうでしたか?
■ 高橋義生:あれは自分から投げられにいってたんで。下手にこらえて受身が上手くいかなくて、ケガするよりも自分から転がってしまえばいいやと思いましたから。逆に怖かったのが、自分の身体が軽くなって足が地に付いた感じじゃなかったのが怖かったですね。

: 結構絞られたんですか?
■ 高橋義生:そうですね。練習を真面目にやったら体が小さくなりました(笑)。

: 右フックがあたって、小澤選手がふっとんだ感じでしたが、手ごたえはありましたか?
■ 高橋義生:多分、向こうがバランスを崩しただけだと思いますよ。そんなに効いてないと思いますね。KO取れたような感触は特に無かったですね。そのあとガブッたんですが、その時に足なり取ってきたら、離れて立って殴りにいこうと思ったんですが、それが無かったんで、もうこれは15分みっちり殴っていこうと思いましたね。

: そのあと上から殴り続けて相手に何発かいいのが入ったと思うんですが、ギブアップしませんでしたよね。
■ 高橋義生:でも、途中から「あ~っ」って声が聞こえて、心が折れたのは分かったんで、あとはいつでも良いなって。ただ、そこで止められるのが嫌だったんで。

: 結局レフェリーストップだったんですが。
■ 高橋義生:残念でしたね。

: これで完勝といえると思いますし、次のステップに気持ちよく移れると思うんですが、どう考えていますか?
■ 高橋義生:そうですね。去年の僕の間違いでけじめをつけないといけないようになったんですが、けじめはついたと思うので、キッチリ準備もして去年から自分が考えていたことをやっていきたいですね。最近旗揚げメンバーが元気ないとか言われてますが、社長には自分でまだ勝負してくださいって言いたいですね。近藤とか菊田で勝負かけるのはまだ早いですよって。

大会前インタビュー

: まず、前回の試合(02.12.21)を振り返って小澤強選手の印象は?(前回は高橋選手の判定負け、今回はリマッチ)
■ 高橋義生:印象は別に無いです。自分が悪かっただけなんで。

: 前回の試合から、約7ヶ月ぶりの試合ということで体調のほうはいかがですか?
■ 高橋義生:体調はかなりいいです。

: 体重も問題ないですか?
■ 高橋義生:問題ないです。

: 練習は今どういったメニュー中心ですか?
■ 高橋義生:野球中心です。(笑)野球中心のメニューです。

: トレーニングに野球を取り入れていると?
■ 高橋義生:はいそんな感じです。阪神戦を観て練習するかしないか決める感じで。週休5日でやってます。(笑)

: 4月、6月に鈴木選手、冨宅選手のミッション入りがありましたが、高橋選手はどのような思いでしたか?
■ 高橋義生:別に無いです。僕は自分で出来ることをちゃんとやっていくだけだから、鈴木さんも冨宅さんも出来ることをやってるだけなんで、稲垣の引退は寂しかったですけどね。

: 引退試合の時は稲垣さんとは沢山話しをされたんですか?
■ 高橋義生:いや、話さないです。お疲れさんって言っただけです。

: もう言葉で言わなくても分かっているという感じですか?
■ 高橋義生:いやそうじゃなくて、こっちは寂しいし、やめていく人間にかける言葉を知らないんで。だから寂しいけど僕がもっとしっかりやっていかなきゃっていうことは思いましたね。

: ismの旗揚げメンバーはこれで高橋選手と國奥選手の二人になった訳ですが、今の若手選手に思うことはございますか?
■ 高橋義生:まあ別に、がんばる子は頑張るし、がんばらない子は頑張らないでそれが結果につながってくるだろうしってことですかね。

: 今年はパンクラス旗揚げ10周年ということで、この10年でのご自身の変化についていかがですか?まず精神面から。
■ 高橋義生:あ~動揺しなくなりましたね。あと短気が直った。

: それは年齢とともにということですか?
■ 高橋義生:短気は年齢とともになのかなー。動揺のほうは明らかにキャリアとともにでしょうね。いろんなシチュエーションでいろんなことが起こってきたわけだから、そんじょそこらのことでは動揺することはもうないでしょうね。

: それでは最後にファンの方にメッセージをお願いします。
■ 高橋義生:当日は来ていただいて申し訳ないんですけど、20秒ぐらいしか働かないんで。まあ20秒しか働かないけど、15分ぶんぐらいの密度の濃いものをお見せします。

: 20秒でKOするぞということですか?
■ 高橋義生:するぞじゃなくて、もうKOすることに決めてるんで。

タイトルマッチ記者会見

■ 小澤強:今回、こういう場所を用意していただいた方々にお礼を言いたいと思います。ありがとうございます。はっきり言いまして、自分はベルトはニの次で、高橋義生選手という選手と男の勝負をしたいと思います。ありがとうございます。
■ 高橋義生:えー、当日までに体調整えて頑張ります。

: 高橋選手に質問です。久しぶりの試合ということで、コンディションや練習の状況はいかがでしょうか。
■ 高橋義生:そうでうすね、コンディションは3年前ぐらいの時ほど調子がいいですね、今は。練習は週休5日ぐらいでやってます(笑)。

: 高橋選手、前回の対戦についてはどのように思われていますか?
■ 高橋義生:んー、まぁ前回のことは前回のこととして、今回、自分のミスとか失敗とかしないように、穴がないようにはしてます。

: 小澤選手に質問です。パンクラスの試合は久しぶりということで、この間に出場した試合があれば教えていただけますか?
■ 小澤強:一切ありません。特にこれといった試合がなかったんで。

: 小澤選手、タイトルマッチという話をもらったときの感想をお聞かせください。
■ 小澤強:タイトルマッチという、素晴らしい舞台でやらせていただくということを光栄に思います。ただ、もう一度高橋選手とやりたいという気持ちのほうが強いです。

: 前回、高橋選手と闘ってみて、選手として、(高橋選手に)どんな印象をもちましたか?
■ 小澤強:そうですね。僕もどっちかというと殴るほうが好きなんで、バチバチにブン殴りあえたら面白いと思います。

: 今の言葉を受けて、高橋選手はいかがでしょうか?
■ 高橋義生:殴り合いになったらいいですけど・・・。うん、まあ、楽しみです(笑)。

: 高橋選手、前回の試合での小澤選手の印象をお聞かせください。
■ 高橋義生:そうですね。タフな選手だったと思いますね。

: 高橋選手、10周年という中でタイトルマッチを迎えて、いかがですか?
■ 高橋義生:10周年とタイトルマッチはまた別々で考えますけど、10周年の方が、僕にとっては重く感じるので、10周年に見合った心と身体で、当日はリングに上がりたいと思ってます。

: 高橋選手に質問です。今回は、王者として防衛するぞという気持ちが強いのか、それともリベンジするという気持ちが強いのか? どちらでしょうか?
■ 高橋義生:どちらも思ってないですね。リングの上で闘って、殴り倒すとしか考えてないので。

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