●というように非常にクールな佐々木選手ですが(笑い)、ファンにサイン求められたら、ちゃんとにこやかに対応してます?
佐々木:してますよ!それはファンあってのものですからね。うれしいですね。みんな来てくれて。
●サインとか面倒っていう人もいるんじゃないですか。
佐々木:僕はそういうのないですね。素に、素人に近いのかもしれないですね(笑い)。みんながいい気持ちで試合見てくれて、いい気持ちで帰ってくれればいいですね。ホントそう思いますよ。僕、いつも会場でもにこにこしてて、それが逆によくないって菊田さんに言われるんですけど。もうちょっとピシッとしてろって。この前も大阪でグラバカのTシャツ、(底ぬけの明るさで)「いらっしゃいませーっ!」って売ってたら、菊田さんに「やめろ!」とか言われちゃいました(笑い)。
●こんな人にファンになってほしいって人はいますか。
佐々木:ないですね。ただ自分の試合見て、いいきっかけになってほしいとは思うんですよ。これから何かしようと思ってる人の励みになったりとか、自分もやろうとか、後押しできるような試合をしたいといつも思ってますけどね。一生懸命さだったり。…つまんないですか?
●(笑い)いえいえ。
佐々木:以前、肝臓が悪くて入院してた人から、僕の試合見て「また一から人生がんばろうと思った」っていう手紙が来たんですよ。それがとてもうれしくて。また僕もがんばろうと。
●それはうれしいですよね。
佐々木:別に病気じゃなくても、見てる人が会社で嫌なことがあってもストレス解消になってくれたり、また明日からがんばろうと思ってくれたり、人それぞれだと思いますけど。
●なんでそんな小さい声になっちゃうんですか?
佐々木:つまんなくないですかね(笑い)?
●いえ、僕はおもしろくてしょうがないです(笑い)。では最後にこの大会をご覧になるファンの方へのメッセージをお願いします。
佐々木:あ、もう終わりたいんですね(笑い)。相手は強いと思うんですけど、とりあえず一本勝ちか、一本負けか。わかりやすい試合したいですね。
●これまでもそういう試合ですもんね。でも、一本負けでもいいんですか?
佐々木:いや、そうは思ってないですけど。ただ。つまんない試合するんだったらっていう。ま、自分が見てておもしろい試合してるかどうかはわからないですけど。で、できれば一本勝ちしたいなと。
●いや、佐々木選手の試合はおもしろいですよ。じゃあ…一本で勝つのをたのしみに。
佐々木:大丈夫ですか、これ。内容うすくないですか?せっかく念願のパンフレットなんですけど(笑い)。