では今年、もちろんDEEP2001大会も開催されますが、窪田選手は納得ができる勝ち星とあのトロフィーをいただけるまではお話があれば出場したいって感じですか?
窪田幸生:そうですね。とにかく、僕はDEEPだけじゃなくて、パンクラスもそうなんですけど、一番はスッキリ勝ちたいってことなんですよね。あのー、考えてみると、結局パンクラスでもスッキリ勝ってないから、DEEPでも勝ってないんですよ。あのー、今年はですね、もちろん負けたら悔しいですけど、自分の中の気持ち、勝ちにこだわるとか、良い試合をしないととか、何かそういう重たいものを全部別のところに置いて、何ていうか自分の好きなことをしたいですね。試合で。まわりに何を言われようが、「お前こうしろよ、ああしろよ」とか言われるんじゃなくて、自分が好きなようにしたいですね。まぁ、それは自分自身が楽しくやるってことなんですけど。

それができればお客さんも楽しいはずたということですね。
窪田幸生:絶対そうだと思います。パンクラスの選手の中にも、もっと僕(窪田)らしさが出せるはずって思ってる人もいるんじゃないですかね。もっと窪田らしさが出せるんじゃないって。やっぱり練習とか一緒にしてますからね。みんな。

では、今年の目標は『自分らしさを出す』と。
窪田幸生:んー、自分らしさを出すっていうか・・・。

好きなことをやると。
窪田幸生:んー、そうですね。好きなことをっていうか、何ていうか・・・。どう言葉にすれば・・・、自由。

自由?
窪田幸生:自由というか、その言葉の中にいろいろ含まれてるんですけどね。楽しくとか。

では、2003年の窪田選手のテーマは『自由』。
窪田幸生:んー、自由っていうか、何かこう重たいものをなくして、自由に。好きなことをやれっていうか。



わかりました。では、窪田選手個人のことから、パンクラスという団体のことに話題を移しますが、去年、パンクラスの中の出来事で一番窪田選手の印象に残っていることは何ですか?
窪田幸生:んー、やっぱり鈴木さん対ライガー選手でしょうね。

それはどういう意味で印象に残りました?
窪田幸生:パンクラスに新日本プロレスという団体の選手が上がったっていうことじゃないですか。大会当日の会場でのリハーサルの時に、「新日本プロレス、獣神サンダー・ライガー」っていうのを聞いたんですけど、やっぱり『ウワーッ』って思いましたね。『パンクラスに新日本が!』って。僕はずっと子供の頃からプロレスを観てきてて、まさかパンクラスに新日本プロレスがくるとは思ってなかったですからね。

それはどういう『ウワーッ』でした?
窪田幸生:僕の中ですごいってことでしたね。ただ鈴木さんとライガー選手がパンクラスで試合をしたことがすごいってことだけですよね。鈴木さんとライガー選手が試合をしたってことがすごいってことです。

それが一番印象に残ってると。
窪田幸生:あとはやっぱり、國奥さんがウェルターとミドルの両方のベルトを持ったことですね。ウェルターをとって2冠になった時はやっぱりすごいって思いましたね。2つベルトを持てるってやっぱりすごいですよね。それはホント感心しますね。感心っていうか、まぁ、強いからとれるわけですけど。ミドル級のベルトを持ってて、それでウェルター級のトーナメントに出たじゃないですか。絶対優勝しなきゃいけないじゃないですか。それで優勝するっていうのはすごいですよね。それもすごい出来事でしたね、僕の中で。

では、窪田選手ご自身以外で、去年気になったパンクラスの選手っていますか?
窪田幸生:んー、自分以外で、パンクラスの選手でですよね。気になった選手? ん・・・、伊藤さん!

それはどういうところで?
窪田幸生:9月のDEEP2001で三島選手(三島☆ド根性ノ助)に負けたじゃないですか。それで今、三島選手にリベンジをしようとして一生懸命、11月の横浜大会も勝って(VS和田拓也戦)、三島選手との再戦を目指して頑張ってるから、今年リベンジ戦ができるのかなっていう楽しみですね。期待も込めて。絶対できると信じてますから。

では、パンクラスという団体自体に関して。窪田選手は現在のパンクラスに関して、そこで闘っている選手としてどう思ってらっしゃいますか?
窪田幸生:みんな頑張ってるんで・・・、んー、もっとパンクラスというものを世間に知ってほしいですね。そうするためにはもっとみんな頑張んないとダメだなって思いますね。僕もそうなんですけどね。

どうでしょう? 今のパンクラスって窪田選手からご覧になって面白いですか?
窪田幸生:うん、面白いんじゃないですかね。僕は面白いと思いますけど。まぁ、人の目はいろいろありますからね。

今のパンクラスって、一方では鈴木選手とライガー選手のように、とてもプロレス色が強い部分もあって、それとは逆に、総合格闘技として競技化されてきている部分もあったりと、2つの面がすごいコントラストで存在してると思いますが、現在のパンクラスって窪田選手が好きなパンクラスになっていますか?
窪田幸生:んー、好きじゃないですか。

窪田選手が入門したころのパンクラスとは全く風景が変わってきてるじゃないですか?
窪田幸生:今の方が好きですね。

入門当初より今の方が好き?
窪田幸生:かもしれないですね。やりやすいですね、今の方が。僕としては。



分かりました。では、これで最後です。今年の窪田選手に期待しているファンの皆さんへのメッセージをお願いします。
窪田幸生:んー、ローブローをもらわないように気をつけます(笑)。

それだけ(笑)?
窪田幸生:ん・・・、今年はもっとアグレッシブに楽しい試合がきるよう頑張りますので、もっともっともーっと応援して下さい(笑)。

以上(笑)?
窪田幸生:はい(笑)。

ありがとうございました。