パンクラス
 
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セミファイナル 大阪プロレス選手権試合 時間無制限1本勝負
○ 村浜武洋
(大阪プロレス)
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(パンクラスMISSION)
8分15秒、ブレーンバスターから片エビ固め

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冨宅飛駈:一言でいって、強いですね。上手いし、強いし。もうちょっと打撃とか、軽いかなと思ってたんですよ。そしたら、全然軽くなくて。同じ体重ぐらいなんですけど、打撃はすごく効きましたね。最初、『K-1』に絡んでいる人と打撃でやりあえるっていうのは経験ないし、いい機会だと思ったんで、変にディフェンスとかせずに打撃でいこうと。でも、打撃出せなかったですね、間合いとか構えとか難しくて。そこはさすがですね。立ち技のトップクラスの選手なんで。

村浜選手は、大阪プロレスの中では冨宅選手に一番近いスタイルだと思いますが?
冨宅飛駈:一番近い、いわゆるU.W.F.的な動きをする人ですけど。だからといって、必ずしも、かみ合う試合にはならないというか。プロレスでも格闘技でもそうなんですけど、あるんですよね。むちゃくちゃ強い人でもやりやすかったりとか、逆もあるし、そんなに強くないと言われている人でもやりにくかったりとか。そういう何かわからん相性があるんですよね。だから、同じスタイルだからと言ってかみ合うとは限らないと。くいしんぼう仮面選手とは一番合ってた気がしますね。あとの選手もやりにくいとか合ってるとかはなかったですけど。村浜選手とは同じようなスタイルなんで、向こうが先にやってることを僕が後から追いかけているような感じなんで、目標にはしてましたけど、同じ道を後から付いて行きたくはないと思ってるんで。とりあえずタイトルマッチ、村浜選手と試合するっていうのが今までの目標やったんで、それが無くなったんで、これからまた自分の中でも、大阪プロレス参戦第1章みたいな感じで。もしかしたらタイトルマッチ終わったんでもういいって言われるかもわからへんし。でも、使っていただけるんであれば、こっからが正念場でしょうね。それは自分でもわかってます。

タッグマッチやデルフィン軍団との試合はいかがですか?
冨宅飛駈:そうですね。やってみたいですね。昨日もえべっさんとやったんですけど、やっぱりああいうのは見てておもしろいですね。でもいざやるとなったら、言うのとやるのとでは大違いですね。とりあえず最初一発目はやったんで、新鮮味があるっていう意味でお客さんが笑ってくれたりはしましたけど、それをずっと続けてというのは難しいと思うし。僕の立てる場所っていうのを探したいと思います。今までそういうのは考えてなかったんで。とりあえず村浜戦だったので。でも今日負けてしまったんで、これからはそういうことを考えていきたいと思います。

今後の参戦は?
冨宅飛駈:希望しますね。これで終わったから、負けたから「ハイ、終わり」っていうのではなくて、でもそれでは僕も納得いきませんし、何回でもやっていくんで。今はパンクラスMISSIONというブランドでやってきましたけど、これからは「冨宅飛駈」っていうブランドで、タイトルマッチを村浜選手とやりたいし、他の選手ともやりたいし、ベルト持ってなくても村浜選手とは何回でもやりたいですね。勝つまではね。

3ヶ月間『大阪プロレス』を経験したんですが、これまでと違う部分を吸収したということはありますか?
冨宅飛駈:やっぱり技とかどうのこうのじゃなくて、プロレスは僕は子供の頃から見ていて、プロレスラーになりたくて、U.W.F.に憧れて、それがパンクラスで総合格闘技になりましたけど、やっぱりある面でプロレスラーのすごさというのを再認識しましたね。僕が中学3年の時にこれで一生飯を食っていこうという決断は間違ってなかったですね。

参戦してみて、大阪プロレスの印象はいかがですか?
冨宅飛駈:どこかサーカス的・・・ですかね。見た目は技を失敗したりしてお客さんに笑われて、面白いことやってって見せてますけど。「あんなん誰でもできるわ」って思われてるかも知れないですけど、実は裏では地道な練習、下積みがあってできるという、隠れた努力っていうのはすごいと思います。

外国でプロレスの経験があって、国内では初めての経験ですよね? いかがですか?楽しいですか?
冨宅飛駈:全然違いますね。楽しさは何もないですね。楽しいというか・・・今は必死ですね。楽しいということで言えば、外国でやってた時の方が楽しかったですね。気楽にというか、今思うとプロレスっていうことをそんなに真面目に考えずに、どこかプロレスごっこの延長みたいな感じで。ここは真面目にやらないとついていけないですね。

ブレーンバスターで投げられたのは初めてですか?
冨宅飛駈:いや、2回目ですね。ホンマに目の前が真っ白になりますね。ワン・ツー・スリーで見てたら返せると思うじゃないですか。ホンマにバーンとやられたら、「アーッ!」という間にスリーカウントですよ。あれを2コンマいくつで返せるっていうのがいかに難しいか。投げられてみたらわかりますよ。見てるとやるのとは大違いです。

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冨宅選手について、デルフィン選手から見ていかがですか?
スペル・デルフィン:そうですね。こういった水と油の団体が大阪プロレスのリングに入り込んでくれたという、変な意味での勇気がすごいなと。まあ、うちにはえべっさんとかいろんな選手がいますけど、こうやってパンクラスっていう違う団体から、異種というかホントに違った団体から来てくれたっていうのがウチとしては嬉しいし、すごく大阪プロレスにとっても良い展開になっていってるなと思いますね。

デルフィン選手と冨宅選手との対戦っていうのはどうですか?
スペル・デルフィン:僕が第一線でやってたら戦いたいんですけどね(笑)。ちょっと今は楽しいプロレスをやってるんで。冨宅選手が楽しいプロレスをやるんだったら全然かまわないんで。U.W.F.ルールではなくプロレスルールでね、楽しくできたらいいなと思います。

冨宅選手は大阪プロレスに続けて参戦したいという希望がありますけど、その点はいかがですか?
スペル・デルフィン:それはもう全然OKです。彼も堺市出身なんでね、ホントの同じ大阪なんで、いつでも上がれるときに上がってもらって。今日は村浜と戦いましたけど、ウチには他に岸和田愚連隊っていうワケのわからんガキどもがおりますんでね、そういうのと戦ってみても面白いんじゃないかと思います。

最後にパンクラスファンの皆さんに向けてのメッセージをお願いします。
スペル・デルフィン:今、大阪プロレスはデルフィンアリーナっていうところで毎週やってるんで、是非とも大阪の皆さんは冨宅選手を見がてら、大阪プロレスも見に来ていただければと思います。是非ともご来場ください!

大阪プロレス公式ページ:大阪プロレス・ドットコム