: お二人が対戦するのはどれくらいぶりですか?
■ 石川雄規:試合は初めてですよね。
■ 冨宅飛駈:初めてですね。で、僕の一番すぐ後の後輩なんですよ。石川選手は。藤原組ができてすぐに石川選手が入ってきて。正式な藤原組第一号の練習生ってことで。鈴木(みのる)さんがすぐ僕の上で、僕の下に石川選手、高橋(義生)って感じで。やっぱり一番すぐに入ってきた後輩なんで、まぁ、今は先輩、後輩とかは関係ないんですけど、その時は初めてのことだったので嬉しかったですね。実際いいヤツだったし。何か死んだみたいですけど(笑)。藤原組が分かれて、連絡とらなくなってからもやっぱり気にはなってたし。(石川選手は)僕が経験してないことを経験してるので、その辺は尊敬してる部分でもありますね。
: 冨宅選手は現在『大阪プロレス』に出場してて、この前は『新日本プロレス』にも出場してますけど、そういう中で今回、石川選手の興行で石川選手と対戦したことに関してどのようなお気持ちですか?
■ 冨宅飛駈:ん〜、別れた当時とか、パンクラスにいた頃には全然そんな想像もできてなかったので、まさかこうやって試合できる、まぁ、会うことはあってもっていうのは・・・。
■ 石川雄規:あの〜、今までとはないリズムって言いますか、少しでも隙があれば膝は飛んでくるわ、ハイキックは飛んでくるわで・・・いや、快感でした(笑)。
■ 冨宅飛駈:遠慮なしに殴れますね。その辺は。兄弟喧嘩みたいな、十何年ぶりの兄弟喧嘩(笑)。
: 今日のようなスタイル、闘いの原点に戻ったような試合は久しぶりだったんじゃじゃないですか?
■ 石川雄規:そうかも知れないですね。冨宅さんは伝説の『U.W.F.』の最後の新人さんでいらっしゃって、僕はその後から来た人間なんで、まぁ、『U』のカテゴリーかどうかはわからないですけど、でもまだ『U』が色濃く残ってる時代でしたからね。まだまだ。そういう意味では『U』の匂いが残ってる。でも僕は『U』に拘ってるわけではなくて、引き出しの中の一つとして大切に持っているものであって、それをいかんなく今日のように試合でできるっていうところで、今日は冨宅さんと対戦できて嬉しかったです。まぁ、次回すぐにまた(シングルで対戦)っていうのももったいない気がするので、何回もここに来ていただきながら、タッグで絡んだりあたったりもしながら、また良いタイミングでシングルで対戦できればと思ってます。
■ 冨宅飛駈:何か今日はすごく(試合時間が)短く感じましたね。気が付いたらもう25分経過で、「あッ!あと5分か」って感じで。
■ 石川雄規:「ちくしょう、なんとか極めなきゃ」って思ったんですけど(苦笑)。
■ 冨宅飛駈:極めるか殴るかどっちかなっていうのは思って、で、手っ取り早いのは一発当たれば倒れるなって思ったんですけど(笑)。
■ 石川雄規:頑丈なだけが取り柄で(笑)。
■ 冨宅飛駈:関節をとりにいったり、打撃でいったり、細かくいきながら・・・。でもホンマ早かったですね。息が上がるっていうのも別になかったし。もう時間のことを考えることもなかったですね。5分経過と25分経過しか聞こえなかったし。
■ 『石川屋興行』越谷大会
日時/4月11日(日) 埼玉県越谷市・桂スタジオ
■ 第6試合 メインイベント 30分1本勝負
△石川雄規(バトラーツ)(30分00秒、時間切れ引き分け)冨宅飛駈(パンクラスMISSION)△
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