■ 場 所 ：都内ホテル
「本日はとりあえずありがとうございました。今回、この賞を僕がいただくにあたり、たくさんの選考委員の方からお褒めの言葉をいただき、非常に印象に残ったので2、3紹介したいと思います。まず最初に『鈴木みのるはMVPとして品格が無い』と、それプラス『品が無い、下品である』と。全部同じ意味なんですけど…まあ、大きなお世話です。それと、『ベロを出してやるプロレスは誰でもできる』と。『アイツがやっていることはどこいっても一緒だ』と。
たくさんの嬉しい言葉をいただき、本当にありがとうございました。中には『悪役のくせに哀愁が無い』と語ってくれた方もいらっしゃって。まあ、今だから言いますが、悪役を演じたことは一度もありません。別に悪だとも思ってません。
適当に自分が楽しいと思いながら一年間過ごしたら見てた人たちが楽しいと感じたくれたのかなと思います。それがあれば僕の中では十分なんですけど、プラス賞金があって非常に嬉しいなと思います。ここで表彰された選手たちを見てすごく思ったことなんですが、僕もそうなんですけど、例えば『お前なんかレスラーじゃねえ』と言われたヤツもこの中にいるし、『お前なんか所詮インディーじゃねえか』って言われたヤツも中にはいるし、『お前なんかプロレスやめちまえ』って言われたヤツもいるし、『所詮ジュニアじゃねえか』って言われた奴らもこんなかに入ってます。あと『水なんか撒きやがって』って言われる奴らもいます。
こういう人間たちが今、プロレス界を面白くしてるんだということだけは事実なんで、それは認めてもらわないと困ります。きっと来年も今年以上に面白い年になるんじゃないかなと思います。ここにいる人たちが全員、今年のプロレス界の顔なんで…といいながら、僕なんですけどね(笑)。・・・もう、いいっすか？ ああ、最後に今年一年間僕のことを応援してくれた人には『ありがとう』と言いたいです。
それから、僕のことを嫌いなヤツには『ざまあみろ』と伝えてください。ありがとうございました。」
