ジャンピングスクワット 50回×4、腕立て伏せ 160回
前転各種、反復横跳び 1分間×3、懸垂、ジャンプ各種 30回×3
ブリッジ 3分間、レスリングスパーリング 3分間、打撃ありスパーリング 3分間















鈴木みのる:ということで、新しい仲間が増えました。よろしくお願いします。
畑正也:よろしくお願いします!
鈴木みのる:感想とかないの?
畑正也:受かるとは思いませんでした。
鈴木みのる:そういうウソをつくんじゃないの(笑)。何しに来たんだよ。

鈴木選手からみて、畑くんはいかがですか?
鈴木みのる:18歳という年齢と、格闘技経験ゼロの状態・・・体力はもちろんすごくいいなというのがあると思いますし、あと筋肉の持久力とか、あと一番よかったのは、やってる最中の姿勢ですよね。よくいるんですよ、目をそむけちゃうのとか、「足が!」とかいって、どっかを理由に途中で抜けようとするやつとか、そういうのも全然なかったんで、ずいぶんこのテストにむけて鍛えてるなというのを感じましたね。だから、まあ、練習にも十分ついていけるんじゃないかなと。あとはまぁ、最後のスパーリングの時に、格闘技経験ゼロということで技術的なことはどうでもいいんですけど、やっぱり闘う時の姿勢ですよね。疲れて、動けなくて、最後に殴りにいくかいかないかっていう違いは凄く大きいんで。あと相手から目をそむけないか。そこが一番見たかったところなんで。そこが一番重要なところだったんですね。あとは、最後の面接が一番大きなポイントなんですけどね。僕にとっては。
 あと、彼がデビューできるかできないかは、彼次第なんで。あの、今日やったトレーニングより厳しいものが毎日続くし、そういうのは大丈夫だろうな。ただ、君に与えられた時間は1年。寮に入ってから1年。1年以内につかいものにならない、パンクラスとして商品としてお客さんの前に出せないとなれば、容赦なく田舎に返ってもらうんで。それは覚悟して。
 と、キツいことばっかり言ってますけど、将来有望な選手、選手というか練習生ですか。将来有望なんじゃないかと、勝手に思ってるんで。

畑さんに質問です。パンクラスに入ろうと思った動機とかきっかけは?
畑正也:最初は、プロレスをやりたいと思ってたんですけど、身体が小さくて。(パンクラスは)ウェイト別で勝負できるのと、あと、パンクラスのレベルの高さですね。

今日受けてみていかがでしたか?
畑正也:しんどかったです。

やっていけそう?
畑正也:はい。大丈夫です。
鈴木みのる:まあ、その言葉がウソにならないように、1年後デビューできる姿を、また皆さんに見せれたらいいと思うし。何年後か、リングに立って活躍する姿を夢見て頑張ってほしいなと思います。



畑正也 はたまさや
1984年7月19日、兵庫県加古川市生まれ。18歳。172cm、80kg。
小学校2年生の時からリトルリーグで野球をはじめ、尼崎市立武庫中学校時代は『尼崎北シニア』に所属。報徳学園入学後は、2年生でメンバー入りを果たし、パワフルな打撃を買われ「代打の切り札」として活躍。2002年、春の選抜高校野球大会で優勝を経験。春夏連覇を狙った同年夏の全国選手権では、1回戦(浦和学院戦)の9回裏2死の場面に代打で出場。惜しくも内野フライに倒れ、「最後の打者」となる。
高校野球を引退した8月から、P'sLAB大阪でパンクラス入門を目指しトレーニングを開始。冨宅飛駈(パンクラス大阪)、稲垣克臣(パンクラス大阪)の指導のもと、週6回のトレーニングを半年間積み重ね、2月20日(木)、遂に入門テストに臨む。