11月11日(火)パンクラスismの川村亮選手が、成城大学 全学共通教育科目「キャリアデザイン科目群 キャリア形成論」内で講義を行ないました。
川村選手は自分の生い立ちから現在に至るまでの人生、その中で起きた転機・試練・解決方法等を、1時間半かけてじっくりと学生に伝えていきました。
その中で以下の4点については、特に詳しく、実体験に笑いを交えながら話していたのでご紹介します。
レポート
update:11.19
パンクラス
川村亮選手 成城大学講義 レポート
パンクラス
川村亮選手 成城大学講義 レポート
■ 続けることの大切さ
川村選手は高校時代、パンクラスに入門しようか迷っていたそうです。でも「ちょっとでも曇りのある状態で入ったら絶対後悔する、だったら大学4年間で修行をしよう」と決意し、神奈川大学で下作りを始めます。そこで川村選手は他の人とはちょっと違うところに目を付けました。「ほとんどの格闘家は柔道・空手・レスリング等の格闘技出身者。でもそこから入ってしまっては自分の色が出ない。だったら僕はアメフトをやろう」と。アメフトの練習を一生懸命しつつ、その練習後にはパンクラスに入る為の練習も4年間かかさずにやっていたという努力家でした。「辛くても続けてきたからこそ手の届く位置まで夢に近づけた。自分が思い描いてきた夢がもうすぐそこにあるから、どんな壁にぶち当たっても頑張れるんだ」と話していました。
■ 人との繋がりを大切に
大学を卒業したらパンクラスに入門しようと決意を固め、履歴書を送った川村選手。が、待てども待てども連絡が来ない…。そんな状況をどこからか聞いた神奈川大学ボクシング部の先生が、なんとパンクラスの創設者である鈴木みのる選手の恩師だったそうで、川村選手の前で鈴木選手に電話をしてくれたそうです。その時に「人との繋がりの大切さを感じた。どんな人とでも繋がったり付き合ったりしていけば、いいことや学ぶことがあって必ず自分にプラスになるはずだ」と話していました。
■ どんな状況においても自分に酔うこと
パンクラス入門テスト当日。道場で挨拶を済ませると「なわとびをいいって言うまでやれ」「スパーリングをいいって言うまでやれ」と鈴木選手に言われたそうです。しかもなわとびはムエタイロープと言われる重たいものでちょっとでも時計を見ると怒鳴られる、その後のスパーリングでは先輩に延々と関節を極められ首を締め上げられ、挙げ句の果てには打撃なしなのに鼻血が出てくる始末…。それが終わったかと思えば「スクワットをいいって言うまでやれ」と鈴木選手。精神的にも肉体的にも本当に辛くて、「もうダメかも…」という思いが頭をよぎっていたのですが、500回を越えた辺りからちょっと考え方を変えてみたそうです。そうすると、ロッキーのテーマが頭の中に鳴り響き(笑)、スイスイ出来るようになったと言います。「辛いと思っていても何も変わらない。だったらその自分に酔ってみよう」こんな状況でも、川村選手はそう考えました。この時点ですでに、「表現する立場の人間として、自分に酔わなければお客さんは酔ってくれない。まずは自分が楽しむことが大事だ」と気づいたそうです。
■ 粋な人間に
「何に関しても余裕がない日常が多いけど、そういう人生をいかに“粋"に生きるかが大事。電車に乗った時に我先に席を探す人が多いけど、それはかなりダサイこと。例えば電車で座っていて、お年寄り・妊婦さんが来たら何も言わずに窓際に移動する、そういうのが粋ってもんです。僕はそういう人間になりたい」天真爛漫な川村選手らしい人生の目標を、最後の最後にお話していました。川村選手は、母親から「一人でご飯を食べるな」と教えられたそうです。その教えを学生みんなの目を見て「学食で一人の人がいたら、横いいですか?って気軽に声をかけてほしい。そういう粋な人間になってほしい」と伝えていました。
川村選手は誰にでも共通して言える大切な幹の部分について、一人一人に呼びかけるように分かり易くお話していました。講義終了後には大勢の学生に囲まれて、すっかり人気者に(^^) 何事にも真っ直ぐな川村選手のお話が、学生の心に響いた証拠だと思います。
自分にマイナスなことは全てプラスに変えて、いつも笑顔で楽しそうな川村選手。もちろんプラスに変える過程には、色々な葛藤があると思います。でもそういう部分を少しも表に出さない、感じさせないパワーを持っている、だからこそ川村選手の周りには温かくて心地よい風がいつも吹いているんです。そんな爽やかな風を感じに、12月7日はぜひパンクラス ディファ有明大会に遊びに来て下さい!
川村選手は高校時代、パンクラスに入門しようか迷っていたそうです。でも「ちょっとでも曇りのある状態で入ったら絶対後悔する、だったら大学4年間で修行をしよう」と決意し、神奈川大学で下作りを始めます。そこで川村選手は他の人とはちょっと違うところに目を付けました。「ほとんどの格闘家は柔道・空手・レスリング等の格闘技出身者。でもそこから入ってしまっては自分の色が出ない。だったら僕はアメフトをやろう」と。アメフトの練習を一生懸命しつつ、その練習後にはパンクラスに入る為の練習も4年間かかさずにやっていたという努力家でした。「辛くても続けてきたからこそ手の届く位置まで夢に近づけた。自分が思い描いてきた夢がもうすぐそこにあるから、どんな壁にぶち当たっても頑張れるんだ」と話していました。
■ 人との繋がりを大切に
大学を卒業したらパンクラスに入門しようと決意を固め、履歴書を送った川村選手。が、待てども待てども連絡が来ない…。そんな状況をどこからか聞いた神奈川大学ボクシング部の先生が、なんとパンクラスの創設者である鈴木みのる選手の恩師だったそうで、川村選手の前で鈴木選手に電話をしてくれたそうです。その時に「人との繋がりの大切さを感じた。どんな人とでも繋がったり付き合ったりしていけば、いいことや学ぶことがあって必ず自分にプラスになるはずだ」と話していました。
■ どんな状況においても自分に酔うこと
パンクラス入門テスト当日。道場で挨拶を済ませると「なわとびをいいって言うまでやれ」「スパーリングをいいって言うまでやれ」と鈴木選手に言われたそうです。しかもなわとびはムエタイロープと言われる重たいものでちょっとでも時計を見ると怒鳴られる、その後のスパーリングでは先輩に延々と関節を極められ首を締め上げられ、挙げ句の果てには打撃なしなのに鼻血が出てくる始末…。それが終わったかと思えば「スクワットをいいって言うまでやれ」と鈴木選手。精神的にも肉体的にも本当に辛くて、「もうダメかも…」という思いが頭をよぎっていたのですが、500回を越えた辺りからちょっと考え方を変えてみたそうです。そうすると、ロッキーのテーマが頭の中に鳴り響き(笑)、スイスイ出来るようになったと言います。「辛いと思っていても何も変わらない。だったらその自分に酔ってみよう」こんな状況でも、川村選手はそう考えました。この時点ですでに、「表現する立場の人間として、自分に酔わなければお客さんは酔ってくれない。まずは自分が楽しむことが大事だ」と気づいたそうです。
■ 粋な人間に
「何に関しても余裕がない日常が多いけど、そういう人生をいかに“粋"に生きるかが大事。電車に乗った時に我先に席を探す人が多いけど、それはかなりダサイこと。例えば電車で座っていて、お年寄り・妊婦さんが来たら何も言わずに窓際に移動する、そういうのが粋ってもんです。僕はそういう人間になりたい」天真爛漫な川村選手らしい人生の目標を、最後の最後にお話していました。川村選手は、母親から「一人でご飯を食べるな」と教えられたそうです。その教えを学生みんなの目を見て「学食で一人の人がいたら、横いいですか?って気軽に声をかけてほしい。そういう粋な人間になってほしい」と伝えていました。
川村選手は誰にでも共通して言える大切な幹の部分について、一人一人に呼びかけるように分かり易くお話していました。講義終了後には大勢の学生に囲まれて、すっかり人気者に(^^) 何事にも真っ直ぐな川村選手のお話が、学生の心に響いた証拠だと思います。
自分にマイナスなことは全てプラスに変えて、いつも笑顔で楽しそうな川村選手。もちろんプラスに変える過程には、色々な葛藤があると思います。でもそういう部分を少しも表に出さない、感じさせないパワーを持っている、だからこそ川村選手の周りには温かくて心地よい風がいつも吹いているんです。そんな爽やかな風を感じに、12月7日はぜひパンクラス ディファ有明大会に遊びに来て下さい!