PANCRASE 367

リッカルド・パーラ
vs 氏原魁星 ストロー級 5分3ラウンド
PANCRASE 367
インタビューを受けて下さりありがとうございます。この試合が決まった際の率直な感想をお聞かせください。
パーラ:まず、本当にこのような機会をいただけたことに感謝しています。PANCRASEは以前からとても尊敬していて、自分のキャリアの中で一つの目標としてきた団体です。日本のファンの皆さんにもリスペクトを持っていますし、今回 PANCRASE で試合ができることを本当に楽しみにしています。
パーラ選手は今回がPANCRASE初参戦だと思いますが、参戦が決定する前からPANCRASEという団体の事は知っていましたでしょうか?もし知っていたとしたらどのような印象を持っていたでしょうか?
パーラ:もちろん知っていました。以前から PANCRASE で試合をすることは、自分のキャリアの一つの目標でした。 自分の階級はストロー級ですが、自分にとってはUFCなどと同じレベルの舞台で戦うような感覚です。また、自分にとって、とても良いプロモーションだと思っています。 実際に関わってみて感じたのは、PANCRASE はとてもプロ意識が高く、ファイターに対する対応も非常に丁寧だということです。今もとても良い印象を持っています。
パーラ選手はどのような経緯で格闘技を始められたのでしょうか? 格闘技を始めるきっかけとなった出来事や、それ以前に取り組んでいたスポーツなど、パーラ選手のバックボーンについても教えていただけますでしょうか。
パーラ:はい。まず私は未熟児として生まれたため、身体がとても小さく、幼い頃から身体的にいろいろな問題がありました。 14歳の時に父が柔道を習わせてくれて、そこから一生懸命取り組みました。ずっと身体が小さかったので、周りから馬鹿にされたり、いじめを受けたりすることも多かったです。 そのため、自分の身を守るための術を身につけたいと思い、キックボクシングも始めました。そして21歳の時から総合格闘技、MMAを始めました。 今は自分の団体でインストラクターやコーチもしています。ずっと総合格闘技を仕事にすることが自分の夢だったので、今、その夢が叶ったと感じています。
今回の対戦相手の氏原選手の印象について教えて下さい。
パーラ:氏原選手については、まず、すごく自分に合った相手だと思っていました。インターネット上ではあまり情報がなかったのですが、非常に優れたグラップラーという印象がありました。経験もあって、良い実績を残している選手ですし、PANCRASE での経験も長い選手だと感じています。 今回、彼は先ほども言ったように、比較的小柄な選手なので、自分にとってはすごく嬉しいです。これまでの対戦相手は自分よりかなり身長が高い選手が多かったので、今回、ようやく自分と同じくらいの身長の相手と戦うことができます。目の前の相手の目を見ながら、同じ高さで戦えることをとても楽しみにしています。 このスポーツでは、やはり体格やリーチなど、身体的な部分も大事になってくるので、そういう意味でも、同じような体格の選手と戦えることを嬉しく思っています。 彼は若くて実績もあるので、これから素晴らしい未来が待っている選手だと思います。ただ、今回は彼にとってホームで、自分にとってはアウェイでの試合になります。そういう意味では、彼に少しアドバンテージがあると思いますが、自分も負けないようにしっかり準備して、素晴らしい試合にしたいと思います。
氏原選手のどんな部分を警戒していますか?
パーラ:まず彼について分析した上で、氏原選手はグラップリングや寝技が非常にうまい選手だという印象を持っています。 ただ、自分はいつもレスリングだったり、寝技やグラウンドテクニックだったり、打撃だったり、360度、あらゆる面で準備しています。どんな局面でも戦える選手になりたいと思って、ずっと取り組んできました。 最近は少し不思議な時期で、イタリアでは相手の怪我やキャンセルなどの理由で3試合がなくなり、1年間試合をすることができませんでした。それでも、いつでも戦えるようにずっと準備を続けていました。 だからこそ、今回も特に警戒していることはありません。打撃でもグラウンドでも、どんな戦い方になっても対応できるように、360度しっかり準備しています。
今回の試合を通して、PANCRASEファンの皆様にパーラ選手のどんな部分に注目して欲しいですか?
パーラ:まず、テクニカルな面では、自分はアグレッシブに戦うのが好きです。常に前に出て、アグレッシブに戦うファイターです。 ファンの皆さんには、少し苦しい状況になったとしても、決して諦めずに戦い続け、最後まで良いパフォーマンスを見せられる選手だということを見ていただきたいです。 また、パーソナリティの面では、対戦相手へのリスペクトを大切にしています。いつも相手を尊重したいと思っています。 MMAでは、トラッシュトークをしたり、相手を挑発したりすることが一つのイメージとしてあると思います。でも、自分は相手をリスペクトしている姿を見てほしいです。 自分と氏原選手は違う国の選手ですが、目標は同じです。自分の夢を叶えるために、そしてこのキャリアのために、いろいろなものを犠牲にして努力しています。それは二人に共通していることだと思います。 だからこそ、お互いの努力を皆さんに見ていただきたいですし、自分も対戦相手の努力をリスペクトしたいと思っています。
日本に来るのは今回が初めてでしょうか?日本や日本のMMAの印象について教えて下さい。
パーラ:今回が初めての日本になります。 日本のMMAファイターについては、素晴らしい選手がとても多いという印象があります。日本のMMAはかなり速いペースで成長していて、レベルも非常に高いと思います。 国内にレベルの高い総合格闘技の団体がたくさんあることも、日本のMMAのレベルが高い理由の一つだと思います。また、日本には柔道やさまざまな武道など、格闘技の歴史を作ってきた人たちがたくさんいます。 「日本人がMMAが上手くなかったら、誰が上手いんだ」と言いたいくらい、日本のMMAには高いレベルと長い歴史があると思っています。
今後PANCRASEでどのようなキャリアを築いていきたいですか?
パーラ:まず、PANCRASE でデビューできることをとても嬉しく、光栄に思っています。今回の試合は、自分にとって素晴らしいテストになると思っています。 将来的には、今回を最初の一歩として、PANCRASE でできるだけ多くの試合に出場したいです。そして、さまざまな試合を経験しながら、いつかキング・オブ・パンクラスのタイトルを目指したいと思っています。 自分の階級はPANCRASE の舞台にとても合っていると思っていますので、できれば今後も継続的にPANCRASE で戦っていきたいです。
パーラ選手の選手の格闘家としてのキャリアのゴール、目標について教えて下さい。
パーラ:パンクラスに来ること自体が、一つの大きな目標を達成したことだと思っています。 PANCRASE で戦い続けることが自分にとって非常に大きな目標です。地球の反対側にある日本まで来て、こんなに素晴らしい団体で戦えることを本当に光栄に思っています。 イタリアには自分の階級の選手があまり多くありません。自分は52kgという階級で戦っていますが、イタリアでは身体の大きい人が多く、自分と同じ階級の選手がなかなかいません。そのため、この階級で戦いたいと言うと、周りから馬鹿にされたり、「それは女性の階級だろう」と言われたりすることもありました。 それでも頑張り続け、周りの人たちにも支えてもらいながら、ここまで来ることができました。 PANCRASE は1993年から続いている、世界的にも長い歴史を持つ団体です。そんな素晴らしい団体で戦うことができるのは、本当に光栄なことだと思っています。
パーラ選手の趣味について教えて頂きたいです。試合や練習が無い休日などは何をして過ごしていますか?
パーラ:趣味については、特にこれといったものはありません。現在はスポーツ業界で働いていて、自分でイベントを運営したり、マッチメイキングをしたり、自分の団体も運営しています。アマチュアの試合なども開催しています。 普段からずっと仕事のことを考えていて、MMAや海外のさまざまな国のMMAについて勉強したり、ジムでトレーニングしたり、ワークアウトをしたりしています。 もちろん、たまに友達と飲みに行ったりもしますが、基本的にはMMA以外のことは全部退屈だと思っています。今はそれくらいMMAに夢中です。
最後にPANCRASEファンに一言メッセージをお願い致します。
パーラ:10月4日は、ぜひ PANCRASE ファンの皆さんに会場に来ていただき、私の試合を見ていただきたいです。イタリア代表として、皆さんの素晴らしい国・日本で戦えることを本当に光栄に思っています。 必ず素晴らしい勝利をお見せしたいと思っていますので、ぜひ注目してください。
PANCRASE 367
PANCRASE 367
PANCRASE 367
コーメイン⑪ ストロー級 5分3ラウンド
4位/2025年NBT同級優勝
氏原魁星
(ボンサイ柔術)
5勝4敗1分
氏原魁星 vs リッカルド・パーラ
  
リッカルド・パーラ
(Leoni di San Marco/イタリア共和国)
3勝4敗
昨年のNBTを制し、ランキング入りを果たした22歳の新鋭・氏原。ボンサイ柔術仕込みの寝技を武器に、5勝中4勝が一本勝利。6月大会では、寺岡拓永をフィニッシュ寸前まで追い込むも、グラウンド状態の相手への蹴りによる減点が響き、痛恨のドロー。対するは、イタリアから初参戦のパーラ。3勝すべてが秒殺KOという危険極まりないストライカー。初の国際戦に挑む氏原が、“危険生物”パーラを捕獲することができるのか?極める氏原か、一撃で仕留めるパーラか。注目のフィニッシャー対決!