第3試合  先鋒戦(5分3R)
×冨宅飛駈(1R 0分08秒、KO)三崎和雄○

試合の4日前、27日の土曜日に本来は対戦するはずであったパンクラス横浜の伊藤選手の練習中による左膝の内側靭帯損傷という大きめの怪我をしてしまいまして、試合の3日前に冨宅選手が代役になる、かなり強行軍のマッチメークでした。冨宅選手はちょうど1ヶ月前に旧パンクラスルールで復帰をしたばかりでしたから、その様な意味では冨宅選手には辛いマッチメークになってしまいました。要するに現行のパンクラスルールは殆ど初めてという状況でしたから、そういう意味では浦島太郎状態というんでしょうか、試合のリズム等も変ってますから、練習ではやっているんですがそういう意味の試合の経験値のなさという状況がありました。

それにしても三崎選手はNBTの勢いをそのままに、また一段と自分はどうやって闘うかというものを強く持って出てくれたのが、この秒殺に繋がったのではないかなと思います。大変思い切りの良い試合だったと思います。ただ、この試合のレフェリーは私が担当だったんですが、試合をKOで止めた後も尚も攻撃を続けるという位、彼としては恐かったり、試合に対してのプレッシャーが伺い知れたので、その位彼も追い込まれている状況だったんだなと思いました。そのプレッシャーに立ち向かっての勝利ですから、この後こういう実績を踏まえてもっともっと多くの闘いをして行ってもらいたいなと思います。立派でした。

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