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■ 第3試合 ライトヘビー級戦(5分2R) ○美濃輪育久(1R 2分28秒、TKO)柴田寛× 実はこのライトヘビー級の試合を注目の試合の一つに上げていました。というのはやはり前回、柴田選手は大阪で伊藤選手に敗れはしたものの、流石、全日本クラスのアマレスチャンピオンでもいうのでしょうか、素晴らしい身体能力を見せつけたという事で、彼のスピードを今度はどういかして、実戦のなかで、ひとつの敗北というものの中で、今回はどうやって結び付けてくるのかというのが物凄く楽しみにしていました。美濃輪選手は前回の菊田選手戦のドクターストップでの敗北というものをどう見つめているのかという、それぞれどう闘うだろう、というところにこの試合注目する部分がありました。 試合の方としては、柴田選手のスピードを美濃輪選手がやはり圧力で全て殺して行く、という様な形でした。組み合った後は美濃輪選手の一手一手が先に先にという形でコントロールしていきました。アームロック、数々のパターンを下から上から横から繰り返していきながら最後はやや消極的になった柴田選手の額に膝蹴りという形でした。けっこうざっくり切れまして、試合はすぐストップしました。時間にしたら2分半の試合何ですが、やはり美濃輪選手をそこまで一気にボルテージを上げさせるだけの何かが柴田選手にあるから1Rのこの時間で終ったんだというイメージを私は持ちました。柴田選手は私が好きなタイプの選手なので、期待をしていて2連敗という事ですが、それを糧に来年はまず1勝を我々のファンの前で上げてもらいたいなと思います。美濃輪選手としては、去年、今年と急成長した選手でした。それは何もかくにもプレッシャーのかかった対外的な試合を経験してここ一番で勝って行く、そして何と言ってもファンの皆さんの拍手と声援が美濃輪選手を大きくしていると思います。来年一年ももっともっとこの男を育ててもらう為にも大きな声援と拍手を彼に向けてもらいたいなと思います。 >>> N E X T |