第5試合 中堅戦 (5分3R)
○佐々木有生(3R 3分42秒、腕ひしぎ逆十字固め)渋谷修身×

団体戦がこの試合を含め3戦ありますから、ポイントになる副将戦と言う事で両者相当入れ込む形になりました。ただこの2人、タイプとしては凄く似たタイプではあります。ですからどんな形で自分の色を出すかなというところに注目したのですが、1、2Rは離れて打撃で佐々木選手がペースを掴み、そこから大胆にタックルで渋谷選手がポジションをとりお互いにディフェンスをしながら拮抗していくという、ちょっとそのパターンが1、2Rは続いて行きました。見た目は下から佐々木選手が手数を出して来るのですが、あまり有効打と言う程の感じではありませんでした。手数は少ないんですが、きついパンチは渋谷選手が打つと言う様な形の中で佐々木選手が渋谷選手の腕を押さえという形でしたが、私が担当レフェリーでしたが、3Rの前半に両者に積極的に動きなさいという事で注意をだしました。

やはりプロですから、お客様のわく試合というのはお互いある程度リスクを犯しても思い切り何かをしていく、何をしたいのかというのをはっきりお客さまに見せていくというのは一流の中にそういうものがあるわけですから、その辺の部分でコウション(注意)という形でした。そこから動きがでたところで下からの三角絞めから腕ひしぎ逆十字固めで渋谷選手が1本取られて佐々木選手の勝利でした。要するにこの位のレベルの選手になればほんの一瞬ちょっと試合が動くと決定打として何かが出てきました、という試合でした。もっとそれが早い段階で入れ替わって出てくれる様な良い意味での拮抗した動きのある試合を期待したいと思います。来年もう一度見たいカードです。渋谷選手は相当悔しがってますから来年期待出来るんではないでしょうか。佐々木選手もこのレベルの選手ではないとおもいますから、もっともっと大暴れして欲しいです。

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