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■ 第1試合 ウェルター級 (5分2R) ×冨宅飛駈(1R 3分28秒、ドクターストップ)アライケンジ○ 試合はアライ選手が積極的に攻め、それを冨宅選手がベテランらしく対応していくという中で始りました。ここで注目するのは今回、冨宅選手の体重が試合前の計量で74.1kgと本人の最軽量、ウェルタ-級設定で出場、そして大きな怪我から復帰して、そこから少しづつ感覚を取り戻すという部分で、元々のベ-スが小さくなってきています。その事を踏まえ、以前彼が80kg後半から90kg台で試合をしてきたという事を考えると20kg前後減量をしてきてますから、相当感覚は違って来てるのでは、と思います。一番パンクラスのリングで大変だなと思う事は怪我で欠場を半年以上すると正に“浦島 太郎”になってしまう事だと思います。リングが毎回変化しているわけですから、それに対応出来なくなって来るという部分で冨宅選手が階級を落としてでも試合にでようとする、その部分でも立派な事だと思います。その様な中で敢えてデビュー戦のアライ選手と対戦を臨んで来たという所が彼らしいなと思います。 対するアライ選手、元々はアマレスの上級者でバランスの取れた選手なんですが、今回試合の突破口を開いて来たのがミドル、ハイキックという打撃だというところが、一生懸命練習をしてきたなと思います。自分の今迄してきたアマレスを基盤にするのは良いのですが、それに固執していては勝てないという事を自分の内側に刻みこんで来てるところにパンクラス第5世代のスマ-トな所が見え隠れしています。アマレスの身体能力の高さを駆使して今後がんばってもらいたいと思います。結果のドクタ-ストップは冨宅選手が足を取りに行って、足首自体も大分決まってた様でしたが、それを切り返して自分が技に入ろうという中で、アライ選手の踵が冨宅選手の顔面を捕らえたという事で、ラッキーキック、狙いに行った技ではなく決着したので、完全燃焼という事は ? ですが、白星発進でパンクラスデビューですから、この勢いを借りて、どこまで勝ち進むのか、近藤選手の記録を抜く様がんばってもらいたいです。なかなか白星スタート出来る選手が少ないだけに、がんばってもらいたいです。 >>> N E X T |