第4試合 キャッチレスリング (5分1R)
○鈴木みのる(1R 5分00秒、判定)稲垣克臣×

まずここで注目するのは久々の稲垣選手で、9年目に突入しようとしているパンクラスの旗揚戦と同カードというところです。冨宅選手が大阪道場に移籍しましたが練習相手は少ないわけで、その中で稲垣選手は知らぬ間に89.5kgに上げ、元々体脂肪が少ない中でアップというのは一般の方が体重が増えたのとは違うニュアンスなのでそういう中で約90kgまで持ってきているところに大阪道場を背負って立っているベテランの責任感がここにきて練習をしながら体重を増やしているのだと思います。鈴木選手はここのところ体調も上がってきて体重も上がり92.8kgで、伸びてくる若手相手に妥協無しに通常練習をしてきてますから攻める技術、技の多彩というものではベテラン稲垣といえども翻弄されてしまうのではと思っていたのですが、10-9の僅差判定で試合を終えているところに絶対練習数が少なくなりがちな大阪道場で健闘したなと思います。大方、鈴木は一本取れなかったと判断されると思いますが、私は取らせなかった稲垣に注目したいです。

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