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美濃輪育久 美濃輪育久 / vs佐藤光芳戦 ■ 美濃輪育久:結果は負けたけど結果は結果なんで、それは別にまた次やればいいです。次勝てばいいです。きっちり僕は一本勝ちで喜びます。なんかありますか?僕はそれだけです。 : PRIDEが2度流れてモチベーションをキープするってのは大変じゃなかったですか? ■ 美濃輪育久:全然。そういうモチベーションとか意味が分からないので、どうでもいいです。なんか体調悪いとかモチベーションとかケガしたとか、完全に出れないけがとかは別として、自分自身が普通に生活できてやれるときは、皆さんも毎日仕事してるわけなんで、体調悪くてもやるわけじゃないですか。僕らもこれが月1本の仕事っていったら仕事ですし、それがプロなんで。その日その瞬間に自分のパワーを、自分のやりたいことを全てぶつければいいんじゃないですかね。それが僕の中のプロレスラーでもありますし、プロレスラーなんで結果は結果として。(ジャッジは)僕の中ではただの数字だと思うので、30対29かなんかよく分からないですけど。あの引き算もよく分からないんで。数字は人間が決めたものですし、どうでもいいですね。ただ結果は負けたら負けたですべて受け止めて、次またやればいいことなので、また次やりますよ。次はもっと最高の自分を見せますよ。次しっかり勝てばいいんじゃないですかね。僕がもし判定勝ちで勝ったとしても僕は喜べないですけどね。僕は一本勝ちして最後にみんなで喜びたいです。でもとりあえず次やれば終わりじゃないので、それがプロなのでどんどん試合がしたいです。 : 次という意味では何を狙いますか?きょうの再戦とかあるいは… ■ 美濃輪育久:いや、再戦というより次新しいことをドンドンやりたいです。決めてないですけど、もっと大きなことがやりたいですね。革命に向けて。 : 今日の結果は革命に向けて後退した印象は免れないんですけども。 ■ 美濃輪育久:それは後退したと思えば思ってください、どうぞ。 : 美濃輪選手的には… ■ 美濃輪育久:僕の中では後退したと思ってないです。後退したということは死ぬと言うことです。一日一日生きたということでも一歩前進していると思うんですよね。それで気持ちが落ちているか落ちていないかという状態なんで、今日も一日試合をやり終えたことで、僕はもう一歩先へ行ったと思うんですよね。別に勝とうが負けようが、負けたら負けたで今回はすごい自分のマイナスがいっぱい見えますし、勝ったら勝ったでその分マイナスは少ないですけど、また目標ができますので、後退と考えるのは僕はあまり好きではないですね。後退だったら死ぬということです。 : 佐藤選手はどうでしたか? ■ 美濃輪育久:よく分かんないですね。自分のことでいっぱいで、自分と闘ってましたから。 : 自分の動きというのは? ■ 美濃輪育久:自分の動きというのはもっとやりたいことがありましたね。 : それは出せなかったですか、出させてもらえなかったんですか? ■ 美濃輪育久:出せなかったんですかね。わからないです。出せたり出さなかったり。出して失敗したり。だから出してその時は失敗したけど、また次にそれをうまくやればいいし。 : 最高の試合がしたいと言ってましたけど、振り返ってどうですか? ■ 美濃輪育久:そうですね、終わってしまったので、もう次の最高を目指してます。 : 今日の入場に関しては? ■ 美濃輪育久:あれは軽い革命です。軽いですよ、軽い。簡単な。(話しても)革命って意味が分からないと思うので、たぶん。僕の中でも言葉でうまくしゃべれないので。僕の中で革命というのは身体で表現する一つなので、入場は大きな革命という夢の簡単なヒントというか、練習でもありますね。自分自身も少しやってみないと分からない部分があったので。逆にお客さんに圧倒されてそれでまたパワーをもらいましたけど、逆にそれが良かったですね。他にありますか? : 曲を変えた理由は? ■ 美濃輪育久:僕の中でUnderground Kingをもう卒業したので、次に目指すもの、テーマがあるんで、ちょっと曲を(今)作っているんですよね、自分の中で。だれかの曲じゃなくて自分をイメージした入場の曲を。それが(今日は)間に合わなかったんで。PRIDEに向けてたんですけど。(今日は)自分の好きなナンバーのパンクロックで、入場のイメージもパンクで(やりました)。 佐藤光芳 佐藤光芳 / vs美濃輪育久戦 : 率直な感想からお願いします。 ■ 佐藤光芳:今、PRIDEに出るとか出ないとか言ってるレベルの選手で、パンクラスのエースと言っても過言ではない美濃輪選手に勝てたというのは率直にうれしいです。反省する点もいっぱいあったけどとりあえずうれしいです。 : 実際イメージしてた美濃輪選手とやってみてどうでした? ■ 佐藤光芳:基本的にレスリング主体の選手なんで、レスリング主体の選手には負けるわけにはいかないので。僕は一応大学までレスリングやってたんで。そういう面で普段以上に勝たないとっていう気持ちはありました。プレッシャーとか。 : 回転して足を取りにきたりとか、そういう動きがありましたけど。 ■ 佐藤光芳:あれは別に特別な技じゃないんで。あれはもう総合を始めた時から郷野さんにケチョンケチョンにやられてきたんで、結構余裕というか十分防ぎきれました。 : 特に効いた打撃とかそういうのはなかった? ■ 佐藤光芳:1回、2Rのはじめにタックル入ったらヒザが入ったんですよ。1回クラっとしたけど意識はあったんで。あれがもうちょいズレてたら前回の近藤戦(02年1月・後楽園ホール)のようになってたと思います。結構打たれ強いんで大丈夫、良かったです。 : これでランキングが上がった? ■ 佐藤光芳:それが一番うれしいですね。なんかみんなUFCに行きたいとか、なんかいろんな目標言ってますけど、僕はランキングが上がるのが一番うれしいので、そうですね、ランキング上がったらめちゃめちゃうれしいです。次、近藤さんですか。リベンジしたいんです、マジで。この前、ボコボコにされたけど全然ひるんでないんで。逆に仕返ししてやるみたいな恨みとかはないですけど、普通にリベンジしたいって気持ちがでかいんで、つぎ近藤さんとやりたいですね。 : 近藤選手に勝てば1位になりますがその上には? ■ 佐藤光芳:1位になればもういいですよ。もうセコンドと応援を頑張ります。あとプライベートとか頑張ります(笑)。試合はいいです(笑)。 : 3R美濃輪選手に持ち上げられそうになりましたが、わざと足を離して持ち上げられないようにしてたんですけど、最初からそういう対策というか… ■ 佐藤光芳:というか、自然に分かるじゃないですか、初めて闘う相手でもこうなったら守れるとか。あれはもうレスリングとか寝技をずっとやってるんで、自然に反応というかパッと浮かびました。美濃輪さんはガーっと上げるじゃないですか。あれ正直盛り上がるけどあまり意味ないと思います。僕も結構プロレスが好きだから、練習で大技かけるんですけど。だから分かるんですよ、疲れるところとか。意味ないって言ったら悪いんですけど。 : 菊田さんのタイトルに挑戦するとかは? ■ 佐藤光芳:ないです。僕は正直目標あんまりないんで。決められた試合を頑張ってというのしかないので、結構それって小さいけどすごいことだと思うので、本当にそれだけなんです。 : GRABAKAの選手が結果を残しているのは? ■ 佐藤光芳:僕もたいして技術ないのであまり言えないんですけど、菊田さんが中心で世界と闘ってきた技術ってあるじゃないですか。それを身をもってボコボコにされて覚えてるんで。ismの選手とかに簡単に負けるはずないじゃないですか。当たり前に考えても、世界に通用する技術の人と練習してるんで。あとは切磋琢磨選手同士してるので。いま石川英司が調子いいから石川英司を野放しにしとくわけには行かないんで、僕が結果残してどっちがボスだっていうのを教えたかったから今日はがんばりました(笑)。 佐々木有生 佐々木有生 / vsジョン・グローバー戦 ■ 佐々木有生:いつも影が薄くて大変なボクですけれど、地味に皆さんに理解していただければ、よろしいかなと(笑)。まあ今日パンクラスというリングに来てくれた皆さんが(僕の)一本勝ちを見て、ちょっとテクニックを見て、あっと思ってくれればいいかなと。いや〜、今、あの〜僕の一人舞台見たいなんで(記者のみなさん)なんかないですか(笑) : 簡単に試合を振り返ってみてどうですか? ■ 佐々木有生:ずっと風邪気味で、ちょっと熱がずっと先週まであったんで、ちょっとキツかったですね。ボーッとしてイマイチきりっとしていなかったですね。下痢がすごくて、だから体重もちょっと減っちゃって。 : 相手の印象は ■ 佐々木有生:いい選手だったと思います。大変だったと思いますよ、アメリカからわざわざ来て大変だったと思いますけど、やっぱり無名だけど戦歴だけはあってちょっと分かんなかったんで嫌だなと。自分のハマリ技みたいなのは持ってるんだろうなというのはあったんで、そこだけ気をつけていましたけど。 : 1Rは互角の攻防のように思えたんですけど。 ■ 佐々木有生:1Rは関節技が取れると思ってたんですけど、ちょっとやっぱり終わらせたいと思って。タイミングが悪かったですよね。ちょっと慌ててた。意味分かります?慌てて取ろう取ろうとしすぎちゃったというのはありますね。2Rはもうセオリーというかフェイント入れといたんで、まあ取れるだろうと。今日はちゃんとね、普段着で。それだけ待たされたと(笑)。では!よろしいですか! : DEEPでシムと引き分けて今回は勝ち、次の目標は? ■ 佐々木有生:そうですね、上に行きたいですね。パンクラスの上っていうのもあるのかもしれないですけど、例えばPRIDEで最初のほうとかUFCでも最初のほうとかに出れるんであれば出たいですね。それはありますね。 : 闘いたい相手は? ■ 佐々木有生:やっぱりUFCだとムリ―ロ・ブスタマンチがチャンピオンじゃないですか。いつまでチャンピオンでいられるかっていうのは分からないわけですよね。やっぱり自分が尊敬する格闘家ですから闘いたいとは思います。やっぱり菊田さんとは闘えないんで。もう一人、尊敬するムリーロと闘いたいっていうのはあります。勝つための練習をきちんとできるかってことだと思います。 : 佐藤選手と美濃輪選手の闘いの感想は? ■ 佐々木有生:良かったですね!うれしいです。やっぱりそれだけの力があると思いますし。勝ってくれてうれしいですね。良かったと思います。よろしいでしょうか?ありがとうございました! |