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[1]3/30・DEEP2001 VSドス・カラスJr戦
謙吾選手は、9/29(日)横浜文化体育館大会でのVSロン・ウォーターマン戦が決まりましたが、そのVSロン・ウォーターマン戦に関するお話をお聞きする前に、まずは今年3/30・DEEP2001での復帰戦から、7/28・パンクラス後楽園ホール大会までの3試合を、1試合ずつ振り返っていただきたいと思います。復帰戦となった3/30・DEEP2001大会でのVSドス・カラスJr戦は、本当に激闘という言葉がぴったりくる試合だったと思いますが、現在その激闘を振り返ってみていかがですか?
謙吾:とりあえず結果が出たから良かったかなっていう感じですね。まぁ、試合内容とかは抜きにして、きちっと結果が出せたんで。それだけですかね。それに尽きますね、ドスに関しては。
謙吾選手初の関節技、関節技とは違うかもしれませんが、チョークスリーパーでの一本勝ちでした。
謙吾:ん〜、たまたまそういう体勢になって自然に出た感じなんで。そんなにびっくりはしてないですけどね。まぁ、なんとかかかったから良かったです。
勝った瞬間というのは、やっぱりそれまでの苦しい道のりが頭の中をよぎったんじゃないですか?
謙吾:そうですねぇ、とりあえず腕折られて精神的にやられてたし、周りもガタガタ言われたりしたし。だから自分で闘ってちゃんとケジメをつけられたから、良かったかなって感じですね。それだけですね。

[2]5/11・梅田ステラホール VS 橋本友彦 戦
では、復帰第2戦となった5/11・梅田ステラホール大会でのVS橋本友彦(DDT)戦。橋本選手はDDTというプロレス団体に所属する選手ですが、その橋本選手を迎え撃つかたちになった試合でした。
謙吾:そうッスね、思ってた通りに体もでかかったし、組み合っての体の圧力とかそういうのもあったんで。まぁ、どうなるかなとは思ったんですけど、冷静に闘えたんで。普通に結果が出たかなって感じですね。
日本人選手との対戦というのは久しぶりだったと思いますけど、そのへんは気になりました?
謙吾:そのへんは気にならなかったですね。まぁ、全然知らないっていうか、面識もない選手だったんで。でもやっぱりパンクラスの看板背負ってるし、向こうはもう「謙吾喰ってやろう」というノリで来てると思うし。そのへんでの緊張感というのはすごいありましたね。
橋本選手のセコンドには木村浩一郎選手が付いてたんですけど、木村選手のことは気になりました?
謙吾:まぁ、木村選手や、そのへんの方と練習はしてくると思ってたんで。だから決してなめてかかる相手ではないと思ってたし、柔道をずっとやってて、柔道での実績もある選手だったんで。だからそのへんの恐さも十分感じてたから。でも冷静に闘えて勝つことができたから良かったです。

[3]7/28・後楽園ホール(DAY TIME) VSコブラ戦
それでは、復帰後2連勝で迎えた、7/28・後楽園ホール大会でのVSコブラ戦です。腕回りが48cmもあって、謙吾選手もプチ・ボブサップと形容してましたが、試合前にコブラ選手の試合映像をご覧になっての第一印象はどんな感じでした?
謙吾:体とパワー、圧力と突進力がまず目に付いたんで、ファーストインパクトでこっちのペースがとれるかどうかが一番大事なところかなとは思ってたんですけど。まぁ、試合中に相手の金的攻撃があって、またゼロに戻されて、その後に向こうのペースに持っていかれちゃったんで。そこでブン投げられちゃったかなという。向こうのペースの展開になっちゃったかなって感じです。
会場の後楽園ホールは、デビュー2戦目のVSジェイソン・ゴドシー戦(98.10.4)以来だったんですけど、何か感じるところはありました?
謙吾:後楽園ホールでは全然出てなかったから、久しぶりっていうか。前の試合は1分ぐらいでボコボコにされて終わっちゃったから(笑)、後楽園ホールに対しては何の思い入れもなかったんですけどね。でも7月に試合して、すごい会場も盛り上がったし、あとお客さんと闘ってる選手との間隔がみょうに近くて一体感が生まれやすい会場ですよね。どっからでもすごい良く観えるし。その良い会場で良い勝ち方ができて、良い盛り上がりができたので、メチャクチャ良かったですね。勝った後がメチャクチャ楽しかった。声が響くんですかね。2000人ぐらいの会場だから、勝った後に手を上げた時のウォーッていう盛り上がりの歓声が「近い!」って感じですか。勝った瞬間、リング上でお客さんと一体になってたような感じがしてメチャクチャ気持ち良かったですね。
もちろんお知り合いの方もたくさん会場にいらっしゃってたと思いますが、試合の翌日とかはかなりすごいことになったんじゃないですか?
謙吾:やっぱりみんなメチャメチャうれしかったみたいで、また何かすごい盛り上がったし。友達とかでも毎回試合を観に来てくれてる人もいるけど、一番面白かったって言ってましたね。時間短かったですけど、詰まってるっていうか。3回も投げられて(笑)、ヴォルグ・ハンばりに極めちゃったっていう、このたかが2分半の中での物語がメチャメチャ楽しかったんじゃないですか(笑)。

では、今年3月の復帰戦からこれまでの試合結果、試合内容などをトータルで考えてみて、ご自分ではどう思ってらっしゃいますか?
謙吾:いや、別に・・・。ん〜、あんま考えてないですけどね。与えられた仕事をちゃんとこなしてるって感じですかね。ホントに一戦一戦しっかり結果を出していこうというのが今自分の中にあることなんで。へんにどうこうしたい、ああなりたいというのはなくて、とにかく一戦一戦しっかり結果を出していくっていうのが一番(自分の中に)あるから。それが今ちゃんとできてるんで、自分の中では当たり前のことがちゃんとできてるんで、すごい良いことなのかなぁ、良いことのような気がする。当たり前のことをちゃんとできるっていうのは、なかなか簡単なことじゃないと思うんですよね。それやっていくっていうのは。それが結構毎日、練習にしてもちゃんとできてると思うんで。切り替えもしっかりできてる気もするし。だからこんな感じ(結果)になってるのかなぁって思いますね。




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