獣神サンダー・ライガー:とりあえず今の心境なんですけど、不安や恐怖感そういうものはありますけれど、それを覆うほどの期待感というか充実感があります。11月30日をすごく僕個人楽しみにしております。体調のほうは新日本のみんなが何かと協力してくれます。手前味噌になりますが、これだけいろんな技術を持った選手がいたんだなと改めて感心させられるくらい、すばらしい技術をみんな持っております。そういった選手がちょっとの時間でもこういうのはどうですか、ああいうのはどうですかと、いろいろスパーリングの中で教えてくれます。素直に僕もそれを吸収していきたいと思います。これを身に付けて、すべてを鈴木みのる選手にぶつけたいと思っています。当初は、鈴木の気持ちを俺が受け止めてやろうという気持ちだったんですけれども、練習を重ねるうちに、絶対勝ってやると、鈴木みのるをぶっ潰してやるという気持ちに変わってきてますし、これは11月30日までその気持ちで突っ走ると思います。ですから、今、心技体ともに充実している僕がいますので、これだけの充実感というのはここ何年も自分自身無かったんじゃないかと思うくらいの気持ちの高ぶり、高揚、そういったものがありますので、ほんとに11月30日は楽しみにしております。それと言わせていただくなら、そういった練習を今まで以上にやっていくうちに、11月30日はライガーvs鈴木だけではなくて、ライガーのパンクラスデビュー戦と思っていただいてもそれは結構なんじゃないかと思います。尾崎社長には「そんな話聞いてないよ」と言われるかもしれませんが、僕自身それぐらいの充実感がありますので、30日はぶっ飛ばして、アグレッシブにやっていきたいと思います。
鈴木みのる:もう俺の中では、戦闘する気持ちになってますんで、いろいろと言う事はないんですが、一つあるのであれば、自分の15年間やってきた「鈴木みのる」という人間の生き方すべてをライガー選手にぶつけたいと思っています。そして、パンクラスのリング、パンクラスのルールですから、絶対に負けられません。腕が折れても、足が折れても、かみついてでもライガーに勝ちたいと思います。

ライガー選手に質問です。具体的に新日本ではどういった練習をなさっていますか?
獣神サンダー・ライガー:今、合同練習中ということもありまして、飯塚、永田、中西、成瀬、田中稔…ほとんどすべての選手といってもいいですね。いろいろ指導してくれますので、それを消化吸収するだけでも精一杯ということもあります。やはりただ、自分にあった闘い方というんですか、教えてくれる人たちより手足も短いですし、身長も短いんで、自分にあった闘い方、自分にあった技術を選択して、吸収しています。

ライガー選手に質問です。パンクラスに継続して参戦したいという発言がありましたが?
獣神サンダー・ライガー:はい。こういう刺激的なというか、自分自身の中でですね、20年間という新日本プロレスの中で養ってきたもの、どっかでその空間で甘えているじゃないですけれども、確かに試合に出る時は緊張感すごくあります。ただ、それ以上のものが今回あったと。刺激があったと。それが自分のためになっています。それが30日で終わりです、となると、やっぱり練習したものを確かめたいという気持ちがあるのが人間だと思うんですよ。そういう場所を、もしよければパンクラスさんで用意していただければと。これは初めてこの場で言っていますので。こういうところで、負けた時のことをどうのこうのというのはおかしな話なんですけれど、鈴木みのる選手とどういう結果になっても、鈴木選手をパンクラスのルールで倒したいという気持ちが今ありますので、一時期、新日のリングに上がってこい、新日のルールでやってやると言ってましたけれども、それは、僕にとっては、逃げ口上でしかなかったと。パンクラスのルールで鈴木みのるという選手を倒してこそ、本当の勝利だと思っていますので。だから、今後もパンクラスのリングに上がっていきたいなと。これは社交辞令でもなんでもなく、素直な気持ちで言っておりますので、尾崎社長にも素直に受け取っていただきたいですし、記者の皆さんにも、何かウラがあるんじゃないかとか、そんなんじゃなくて、素直に受け取ってもらえればと思っています。

公式戦ということもありますし、ランキングというものも視野に入っているのでしょうか?
獣神サンダー・ライガー:もちろんやっていけば視野に入ってくるでしょうし、狙っていきたいというのはあります。ただ、11月30日の鈴木みのるという相手はそんな生易しいものではないと思っていますので。まず僕の頭の中にはそれしかないです。

鈴木選手、ライガー選手の今の発言を受けての感想は?
鈴木みのる:10回対戦しようと、100回やろうと、ライガーさんが勝つことは絶対ないです。ですから、ライガーさんの未来もないです。
獣神サンダー・ライガー:100回やれば1回ぐらいは勝てると思っていますので、がんばります。

ライガー選手、新日本の試合が前日まであるんですが、全て出場されるんですか?
獣神サンダー・ライガー:全部出ます。関係ないです。確かにその試合に向けてというのはありますけれども、レスラーはタフでないといけないと。僕、イヤなんですよ。試合休んで、その一戦にむけてシリーズ休むっていうのは。だからといって、疲れたという言い訳もしたくないですし、マスクつけることに対して許可が下りたわけですから、マスクに対しての言い訳もしたくないですし、これは素のままで、自分の持っているものすべてを30日にぶつけるというのがありますので、シリーズには普通に出ます。