7/28パンクラス・後楽園ホール大会での「ネオブラッド・トーナメント」一回戦(VS鈴木雅史)以来、4ヶ月ぶりの試合出場が決定しましたが、まずは前回の試合を振り返ってみていただけますか?
中台宣:もう忘れちゃいましたね、終わったことだから(笑)。

昨年の「ネオブラッド・トーナメント」以来の、約1年ぶりのパンクラスマットでの復帰戦になったわけですが、緊張はしました?
中台宣:全然しなかったです。

体調は良かったですか?
中台宣:体調・・・、どうだろうなぁ〜?ちょっと練習でのダメージ溜まってたぐらいじゃないですかね。

あの敗戦(KO負け)から学んだことですとか、反省したことですとか、何かお話しできることがあれば教えて下さい。
中台宣:ん〜、へんに上に乗られてコツコツ殴られて判定負けとかよりかは、もう殴り合って、殴り合ったらどっちかが倒れるじゃないですか? お互い打撃が得意な者同士だったら。だったら、そうやって負けた方がお客さんも喜ぶだろうし、まぁ負けて喜ばれるのもなんですけど、自分的にも喧嘩して負けちゃったんだからしょうがねーやみたいな感じですね。ただ、自分を観に来てくれた人にはすごい申し訳なかったです。

では、先月の10/29後楽園ホール大会では、ismの若手4選手が他団体+外国人選手を迎え撃つという形で4試合が行われましたが、そのismの4選手、中台選手の後輩の北岡、アライ、大石の3選手と、すぐ上の先輩の佐藤選手の闘いぶりをご覧になって、何か感じたこととかあれば教えていただけますか?
中台宣:ん〜・・・、自分がお客さんだったら、アライの試合はお金を払って観て良かったなって思う試合でしたね。当日、僕はリングサイドじゃなくて、お客さんのすぐ近くで試合を観てたんですよ。だから野次とかすごく聞こえるんですね。それで僕が選手の立場から観てつまんないと思った試合には、やっぱりお客さんから観てもつまんないんだなって。やっぱりつまんなきゃ野次る人もそれなりにいるだろうし・・・。そんな感じです。

アライ選手の試合をご覧になって何か感じるところはありました?
中台宣:ん〜、それが(自分の)起爆剤のようなものにはなりましたけど、もっと違う方法でオレなら会場を沸かせられるかなっていうのはありましたけどね。お客さんはやっぱりこういう試合を観たがってるんだなって。

後輩選手のそういう試合をご覧になって、11/30(土)横浜大会でのVS岡見勇信(和術慧舟會東京本部)戦に臨むことになりましたが、試合を控えた現在の心境を教えて下さい。
中台宣:相手に関しては別にもう何もないんですけど・・・。今回(自分の試合は)第一試合じゃないですか。まぁ、僕はプロレスファン歴も長かったからファンの人の気持ちも良く分かるんですけど、今回の全試合の対戦カードを僕がパッと見て思うのは、メイン(鈴木VSライガー戦)とセミ(佐々木VS美濃輪戦)で十分お金を払って観る価値がある大会だと。逆に言えばその2試合だけを目当てに会場に来るお客さんもいると思うんですよね。その中には第一試合だからとか、中台は最近勝ってないからあんまり面白くないだろうなとか思ってる人もいるだろうけど、そういう人を後悔させるような試合っていうか、セミ、メインに向けて盛り上げいこうとかいうんじゃなくて、全部自分が喰っちゃいたいっていう感じですね。選手の名前とか関係ナシに、その日自分の試合が一番面白ければいいと思います。

岡見選手の試合をご覧になったり、話を聞いたかんじでの印象は?
中台宣:印象・・・、強い強い強い、みんな強い強い強いって。でも、ん〜、何て言うんだろう? 自分は強いと思って僕もこの世界に入ってるから、「オメェ、どんだけ強いんだよ?」って感じですね(笑)。まぁ、気をつけるとすれば寝技だけですよ。立ち技は自信がある。負けないって。

VS岡見戦は、中台選手にとってどういう意味を持つ試合になるんでしょうか?
中台宣:まぁ、相手がどうというよりかは、僕が休んで(負傷欠場して)いる間に後輩もデビューして、10月には若い選手が話題になったりして、ああやって雑誌とかに載っている姿を見ると、仲間ですけどやっぱり正直気に入らないですね。でも、今回みんなが注目している横浜大会で試合ができるということは、これも神様がオレにチャンスをくれたのかなっていう。そういうふうにしか考えてないです。まぁ、観に来る人には第一試合からチェックしといた方がいいって感じです。

では、最後に中台選手の試合を楽しみにしていらっしゃるファンの皆さんへのメッセージを。
中台宣:勝って、喜びを分かち合いたい人もいれば、勝って、「見たか」って言ってやりたい人もいて、それは全部自分次第なんで、僕に期待してくれている人の期待を裏切らないよう、第一試合で最高にカッコ良い試合を見せます。

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