まずは前回の試合、10/29後楽園ホール大会でのVS加藤丈博戦を振り返っていただけますか?
アライケンジ:ん〜、そうですね・・・。今の僕の課題がすごく良く分かった試合でしたね。ガードの面とか。

雑誌にしても、私の知人に聞いてもすごい評判が良かったんですが、実際アライ選手の周りの方々の評判はどうでした?
アライケンジ:そうですね、みんな面白かったって言ってくれるんですけど、僕の中ではそんなに納得してないんで。まぁ、喜んでくれたのはそれはそれで嬉しいんですけど、僕の中で100点満点とか、高い点数ではないので、もっとこう、喜んでもらえる、自分でも納得できるような試合をやっていきたいですね。お客さんも満足できて、僕も満足できるような試合を。

では、その試合から約2ヵ月後の12/21(土)ディファ有明大会で、禅道会の熊谷真尚選手との対戦が決まりました。熊谷選手は禅道会の大会「リアルファイティング空手道選手権大会」で4連覇を成し遂げている、禅道会の中量級を代表する選手ですが、前回の加藤選手(極真全日本ウェイト制 軽重量級優勝)に続き、空手のエキスパートとも言える選手との対戦に関してはいかがですか?
アライケンジ:いや、別に会社が用意してくれた相手なんで。まぁ、誰が来ても弱いわけはないんで、誰が来ても僕はただ倒すだけです。今やってることを続けるためには、絶対あたるだろうなと思ってた相手だったので、ただそれが早いか遅いかというだけですね。だから対戦が決まったことに関しては別に感想とかないですね。特にないです。

前回に続いて打撃が得意と思われる選手との対戦ですので、やっぱりファンの皆さんは前回のような激しい打撃戦を期待してしまうのではないかと思いますが、そういうプレッシャーはありますか?
アライケンジ:いや、ないです。ただ、僕は前の試合も自分がやりたいことをやっただけなんで、今度もまた同じことをするだけですね。その時に何を思うかは今はまだ分かりませんけど、その時に思ったことをやるだけですね。でも、僕が思ったことをやれば面白い試合になるということがもう分かってますので。僕はもう、つまらないことが大嫌いなんで。つまらなかったり面白くないことが。だからまぁ、つまらないこと、面白くないことが嫌いな僕が、試合中に思いつくことは絶対面白いことだと思うので、それを、思いついたことをやるだけですね。だから別に変なプレッシャーとか何もないです。

熊谷選手に注目はしてました?
アライケンジ:そうですね。冨宅さんの時(今年7月の「trIAL」で熊谷選手と対戦)にセコンドについてたので。あの時も、「体重も同じぐらいだし、いつか対戦するんじゃないかな」って思ってたんで。注目ってことでもないですけど・・・。ん〜、注目に近い感じでしたね。

では目の前で熊谷選手の試合(VS冨宅飛駈戦)をご覧になってらっしゃいますが、熊谷選手の印象はどのような感じですか?
アライケンジ:いや、あんまり憶えてないんですよね(笑)。あの時はとにかく冨宅さんへのアドバイスばかりを考えてて。だからそんなに印象とか残ってないんですよね。憶えておけば良かったですね(笑)。

では、今回のVS熊谷戦に関して、アライ選手の中に課題なりテーマなりっていうのは何かありますか?
アライケンジ:いや、僕が前回の試合とか、それ以前から気を付けていることが直ってればいいなって感じですよね。悪い面が出ないように。そんないくつも課題を持ってやっても、すぐに直せたりするものじゃないと思うので、そういう小さな心がけとかが長い目で見るとゴール地点で直ってたりとか、もう少し先で直ってたりすると思うので、まぁ、長い目で見て、その時一つ一つ課題をやるだけですね。この間の試合の悪いところとかを出ないようにするだけですね。

では、少し話題を変えて。11/30・横浜文化体育館大会で行われた鈴木みのるVS獣神サンダー・ライガー戦を、アライ選手はどのようにご覧になりました?
アライケンジ:ん〜、僕はライガー選手のことを「敵ながらアッパレ」みたいな感じですごい見てますね。男らしかったですよね。すごい男らしかったです。まぁ、僕はライガー選手のファンだったんですけど、それはプロレスラーとしてのライガー選手のファンだったんですけど、人間的にとか、男として見てもファンになりましたね。

試合の雰囲気とかはいかがでした?
アライケンジ:ん〜、殺伐とした感じで良いんじゃないですかね。ああいう感じが一番好ましいと思いますね。まぁ、そんなに野次とかも飛んでなかったと思うんですよね。みんな緊張して観てるから。何が起こるか分かんないみたいな。ああいう雰囲気が一番良いと思いますよね。ああいう雰囲気を自然と作り出せた二人がすごいと思いますよね。鈴木さんとライガー選手が。

刺激は受けましたか?
アライケンジ:いや、この間の試合に関しては全試合から刺激を受けましたよ。まぁ、鈴木VSライガー戦を含めて、全試合から刺激を受けました。

分かりました。それでは最後に、アライ選手の試合を楽しみにしていらっしゃるファンの皆さんへのメッセージをお願いします。
アライケンジ:そうですね。前よりも良いものをお見せできると思うので、また応援しに来て下さい。

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