1月26日(日)後楽園ホール大会で、GRABAKAの石川英司選手との対戦が決定した金井選手ですが、この試合は昨年5月・梅田ステラホール大会でのデビュー戦以来、8ヶ月ぶりのパンクラスマット、ホームリングでの試合になります。その間、試合をしてなかったのかと言うとそうでもなく、デビュー2戦目は9月のGCM『DEMOLITION』で、3戦目は12月の『DEEP2001 ディファ 有明大会』で窪田幸生選手(パンクラスism)とタッグマッチに臨みました。そこで先ずは前回の試合、非常に貴重な体験だったと思われる、デビュー3戦目のタッグマッチに関してお話をうかがいたいと思います。もちろん初のタッグマッチだったわけですが、今振り返ってみてタッグマッチというのはいかがでしたか?
金井一朗:ん〜そうですね・・・タッグマッチは逃げ場があるので楽でした。すごい。だから試合中も動けましたね。初の『DEEP2001』でもあったんですけど、DEEPはそんなに変わんなかったですね。『DEMOLITION』とはちょっと違う感じでしたけど、パンクラスとはそんなに変わんない感じでした。

リングの感触も変わらなかったですか?
金井一朗:そうですね。何となくですけど、感じで。

タッグマッチ自体はいかがでした?
金井一朗:まぁ、ゲームっぽい感じでしたね。試合前まではすごい気合が入ってましたけど、終わってみると何かそういう感じですね。普通の試合とは違う感じがしました。

そのタッグマッチが金井選手の2002年の最終試合だったんですけど、2002年というのは、金井選手にとってどういう年でしたか? デビューした年ですから記念すべき年だとは思いますが。
金井一朗:ん〜そうですね〜、負けっぱなしなんで良い年ではないですね。記念すべき年なんですけど、まぁ、嬉しいことはあんまりなかったですね。ハイ。

プロデビューできたということに関してはいかがですか?
金井一朗:勝って本当のデビューだと思うんですよ、僕は。負けるだけなら誰でもできるんで・・・。ということですね。

ではそういう金井選手の2002年を一言で言い表すと何でしょう?
金井一朗:・・・何だろう? そうですね・・・ホップですね。HOP、STEP、JAMPの。まぁ、ステップがいつくるかは分かんないですけどね(笑)

随分弱気ですね(笑)。2003年をステップにするつもりではないんですか?
金井一朗:します、します(笑)。ステップにします。それでジャンプ。

分かりました(笑)。では、是非ステップにしていただきたい2003年の第一戦が1月26日の後楽園ホール大会で決まりましたが、試合を控えた現在の心境はいかがですか?
金井一朗:ん〜嬉しい反面、キツイな〜っていうのがありますね(笑)。強いなって。相手が。

もう、いやというほど石川選手の試合はご覧になってらっしゃると思いますが、石川選手にはどのような印象をお持ちですか?
金井一朗:レスリングとグラウンドの打撃が強い。あとはやっぱり勢いがありますね。全体的に。試合が。っていう感じです。

この対戦が決まってから、道場で練習していて他の選手から何かアドバイスなどはありました?
金井一朗:いや、いつも通りのことですね。特に石川選手用のっていうのはないです。

今回、金井選手だけではなく、対戦相手の石川選手にも言えることなんですけど、お二人とも今回初のミドル級戦です。デビュー戦はライトヘビー級でKEI山宮選手と金井選手は対戦しましたが、今回のミドル級戦出場というのはどういう心境の変化があってのことですか?
金井一朗:今は体重を増やしてるところなんですけど、そうなかなか増えないので、暫くはミドル級に専念して、試合の時に体重がミドル級上限(82kg未満)まで落ちなくなった時にまたライトヘビー級にっていうようにしたいんです。今後、順調に体重が増えていくとして、試合の時だけミドル級の上限まで落とす。でも体がどんどんデカくなると体重がそこまで落ち辛くなってくると思うんですよね。そうなったらライトヘビー級にいきたいです。

昨年5月のデビュー戦の時は何kgでのライトヘビー級戦だったんですか?
金井一朗:あの時は84か85kgぐらいですね。それぐらいしかなかったです。

今は普段何kgですか?
金井一朗:83、84kgぐらいです。

減量して試合(ミドル級戦)に臨むってことですね。
金井一朗:ちょっとですけどね。

今後は体重を増やす方向で進めて、ゆくゆくはライトヘビー級にってことですね。
金井一朗:ライトヘビー級の体にしたいです。

なるほど。では、石川選手との試合で心掛けたり気をつけたりということがあれば教えて下さい。
金井一朗:やっぱり動きを止めるとグラウンドで打撃をもらったりすると思うので、とにかく動き続けることです。あとはへんに力を使わないで、スタミナを保てるようにしたいです。硬くならずに。

逆に石川選手の攻撃、動きの中で気をつけようと思ってることなどありますか?
金井一朗:まぁ、全部っスね(笑)。僕が上回ってるところはないと思うので(笑)、もう気持ちでいくしかないっス。

分かりました。では少し話題を変えて、2003年の目標や抱負などを教えて下さい。
金井一朗:ステップの年にします。ステップ(笑)。

何をすれば、どうなればステップになります?
金井一朗:ん〜、何だろう? やっぱり勝つことじゃないですか。勝たないと。そうっスね、勝つことですね。

とにかく勝つと。
金井一朗:練習をしてれば、おのずと結果はついてくると思いますから。

そうですね〜。では最後に、金井選手の試合を楽しみにしていらっしゃるファンの皆さんへのメッセージをお願いします。
金井一朗:応援してくれている方には、これまで自分が負けてガッカリさせてきたので、今度の試合は勝ちます!

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