まずパンクラスマットは、昨年9月國奥選手とのウェルター級タイトルマッチ以来の参戦となりますが、その試合を振り返っていただけますか。
長岡弘樹:そうですね。結果は残念でしたけど、自分にとってはいい経験になりましたね。タイトルマッチの緊張感も味わえましたし、その一戦によって成長できたと思います。自分の弱点もわかりましたし。やる前から國奥選手がトータル的に強いのは判っていましたし、國奥選手の常に攻める姿勢など学べることが多い試合でしたね。

試合開始そうそうの長岡選手のパンチで國奥選手の腰が落ちましたが、手ごたえはいかがでした?
長岡弘樹:試合をしている時は、そんなに手ごたえは感じなかったですね。コンビネーションの一つが入ったという感じでした。ただ、後でビデオを観てみると結構効いてたんだなと。あそこで攻め込めなかたのが、敗因だったと思います。あそこでもっと攻め込むべきでしたね。勝負どころを逃したのが反省点ですね。

昨年はメインイベントでのタイトルマッチ挑戦がありましたが、2002年を振り返っていただけますか。
長岡弘樹:戦績としてはあまりよくなかったんですが、去年は格闘技に専念して勝負した年だったので、少しずつ理想に近づけたかなと思います。お客さんを意識したプロという意味でも、よりアグレッシブにいきたいので・・・立っても寝ても殴りたいという、守りの姿勢をとらずにどんどん攻めるという理想に少し近づけた年でしたね。

では、1月26日後楽園ホール大会で対戦する北岡悟選手ですが、2002年12月横浜大会以来の対戦(結果は判定ドロー)となります。
長岡弘樹:そうですね、前回もそうだったんですけど、手堅い印象がありますね。しぶとくて勝負に徹しているという。技術もしっかりしてますし。前回の試合は膠着の多い試合で、自分にとっては反省点が多くて、ショックな内容でしたね。このままじゃ上にいけないなっていう。その試合がきっかけになって、2002年は格闘技一本に絞って勝負をしようと思いましたんで。

対戦以来、北岡選手の試合は注目はされてましたか。昨年は北岡選手は、ネオブラッド・トーナメント準優勝・港太郎戦等を経験してますが。そういえばネオブラッド準優勝者同士の対戦でもありますね。(長岡選手は2001年準優勝)
長岡弘樹:同じ階級の選手なので、北岡選手の試合も観てましたね。港選手との試合を観ても手堅さにますます磨きがかかっているなと。打撃をかいくぐって、自分のペースに持ち込むという。

長岡選手はよりアグレッシブな試合を目指されたいると先ほど言われてましたが、手堅いと印象がある北岡選手とは、勝負はもちろんですがスタイルの違いという面でもせめぎ合いが見られそうですね。
長岡弘樹:そうですね。年も同じですし、どちらが内容の濃い一年を過ごしてきたかという事を証明できる一番いい相手ですね。前回より自分は打撃にも磨きがかかってますし、もちろん寝技やレスリングの技術も向上してますんで、自信をもって試合には臨みます。

では、2003年の目標をお聞かせ下さい。
長岡弘樹:今年も勝負の年なんですけど、伊藤さんにもう一度挑戦させていただくようにしたいですね。伊藤さんの前回の試合(昨年11月vs和田拓也戦)をみて、気持ちの強い選手だと改めて思いましたし、尊敬もしてますんで。自分も気持ちで闘う選手なので、負けたくないというのがありますね。そうすればまた國奥選手との対戦もみえてくると思いますし。ひとつずつ上を目指していきたいですね。

最後にファンの方へのメッセージをお願いします。
長岡弘樹:自分からどんどん前に出て、アグレッシブな試合をして、絶対に勝ちます!頑張りますので応援宜しくお願いします。

長岡弘樹選手database