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: 前回の試合(2002年11ディファ有明大会)では、チキンウィイング・アームロックでの見事一本勝ちでしたが。 ■ 梅木繁之:そうですね、もう無我夢中だったんで。あの技は練習で得意技なんですけど、練習でやってることが出たという・・やっぱり練習真面目にやろうかなと(笑) : 初めてパンクラスのリングに上がられた感想は。 ■ 梅木繁之:そうですね、もう無茶苦茶緊張しましたね。とにかくもう人にあんまり観られるのが嫌なんですよ。こっそり普通にやってるのがいいんですけど。ゲートの時は人も少ないですけど、人に観られてるというので、緊張しましたね。練習と全然違いますから、疲れるのがはやかったですね。 : 今回は本戦出場ですので、お客さんはもっと多いですよ。 ■ 梅木繁之:そうですね。なんちゅうんすかね。プロとして出るのですから、恥ずかしくない試合をしたいですね。勝ち負けの試合より、インパクトの残る試合をしたいですね。「あいつは負けたけど、なんか違うわ」っていう試合を。負けたけど顔ボコボコやられて負けましたけど、「あいつ、なんか変な事してるよ」みたいな、そういうインパクトの残る試合を。そりゃもちろん勝った方がいいんですけど、でもやっぱりインパクトの残る試合をしたいんですけど、出来るかどうか・・・責任は持てないですよ。僕なんてショッパイんですよ。ほんと僕なんかですね・・・ : 責任はとらなくても大丈夫ですよ(笑)では、もともと格闘技をやろうと思われたきっかけは。 ■ 梅木繁之:僕ですね、高校の時パシリだったんですよ。学校に行ったら靴がなかったり、昼飯食ってたら「パン買ってこい」って言われたり。そういうのがあって、高校の時に同学年の奴に敬語を使っているのがうすうすなんかおかしいなと思い始めて・・・ : うすうす思い始めたんですか(笑) ■ 梅木繁之:高校の時は、うすうすだったんですけど。高校でてからですね、なんかこう田舎に帰った時にまたいじめられるのも嫌ですし、格闘技やった方がいいんじゃねぇかなって。そういう気持が芽生えてきまして。 : 対戦相手の田上選手ですが。 ■ 梅木繁之:どういう選手なんですか?あんまり知らないんすよ、僕。バリバリ殴ってくる人ですか? : 今年7月のパンクラスゲートで、腕ひしぎで一本勝ちしている選手です。空手の経験もありますね。 ■ 梅木繁之:レガースはないんですよね、付けてくれないんですよね。蹴られたらいやだなぁ。田上さんてマッチョなんですか?マッチョ嫌いなんですよねぇ。力のある人嫌いなんですよ。 : 梅木選手は、2月大阪大会の出場も決定しています。昨年12月そして今年1月2月と3大会連続のパンクラスマット参戦となりますが。 ■ 梅木繁之:悩んだんですよ、結構。あっ僕ですね今年ですね、色々目標があってですね、家に貼ってるんですけどその一つに「逃げない」っていうのがあるんですよ。いつも逃げてばっかりですから。なので、出ないとダメだなって。 : 他の目標って何ですか。 ■ 梅木繁之:いやぁ、他は恥ずかしくて言えないんですよ。スポーツ会館でもあんまりしゃべってないんで。「逃げない」っていうのも、逃げないって言ってるんですけど、たぶん逃げるんで今年、なんかでいろいろ。だからあんまり出してほしくないんですよね。 : でも、公言することに目標の重みがあるわけじゃないですか(笑)家に貼ってあるわけでしょう? ■ 梅木繁之:いやっ、これ毎年貼ってるんですよ。で、去年も貼ったんですけど、いっこうにして守られてないんですよぉ。 : じゃ今年は守りましょうよ(笑)1月大会はskアブソリュートから、和田選手も参戦されますが。 ■ 梅木繁之:自分でいっぱいいっぱいなんで、勝って和田さんにつなげるとかはないですね。ほんと自分でいっぱいいっぱいなんで、つなげられないんで・・・とにかく自分だけ頑張ります。もちろん和田さんにも頑張って欲しいですけど、勝って和田さんにつなげますって言うほど、自信がないんで。 : では、2003年の目標は。 ■ 梅木繁之:格闘技の目標ですよね。格闘技の目標じゃないんですけど、専門学校に合格したいですね。 : 全然関係ないじゃないですか(笑)では、「逃げない」っていうのが、今年の格闘技の目標ということで。 ■ 梅木繁之:そうですね。試合じゃ走って逃げてるかもしれないですけど、まあしょっぱくないように頑張ります。 : では、最後に梅木選手の試合をご覧になるファンの方へのメッセージをお願いします。 ■ 梅木繁之:人と違った動きをしますんで、変則的な・・・そういうところを観てもらって、印象づけたいですね。 ■ 梅木繁之選手database |