|
■第3試合 ウェルター級戦/5分2ラウンド ×長岡弘樹(2R 5分00秒、判定/)北岡悟○ この試合から注目だなと思います。このウェルター級、頂点は國奥選手ですが、ミドル級とともに注目する階級になり、混沌としてくると思います。その中で、この前タイトルマッチで惜しくも敗れた長岡選手と、やはり昨年の後半からメキメキと骨太の試合をしてきて、練習の仕方も良くなって来ている北岡選手。そういう意味で春を迎えるのは近いぞという、選手2人の注目の一戦でした。試合は序盤から北岡選手が前に出て、長岡選手もそれに答えて出ていく形だったんですが、國奥戦の長岡選手と比べるとロングヒッターの部分がありませんでした。意外に北岡選手がどんどん前に入っていく形でした。そういう意味では北岡選手は良い構え方と立ち方を手に入れつつあります。自分の形で闘い出してきました。後はもう少しスタンドで力が抜けてくると良い形になるのでは、と思います。 ポイントはやはり北岡選手が1R中盤から常に攻め入っていく展開を始めたところです。長岡選手としては、もったいない試合だったかも知れないけれども、北岡選手がそれを最後まで押し切ったというところで、今回は北岡選手の気合勝ちだったと判断するしかありません。長岡選手は次のリマッチにかけてもらいたいと思います。個人的には長岡選手の入場シーンは大好きです。彼の人間性が伝わってくるというか、勝ちにいこうという気持ちと、自分を鼓舞していくところが凄く私は好感が持てます。ですからこういうところでの一勝、一敗というのは選手を大きく変えてしまう時もありますが、ここは早く、年の頭なので、後11ヶ月ありますから、その間にもう一度タイトルマッチに名を掲げられるように、残りの試合を取りこぼしなく、この後リマッチをしたとして、北岡選手にきっちり借りを返して、またチャンピオンに挑んでもらいたいなと思います。 >>> N E X T |