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:昨年12月・ディファ有明大会の『パンクラスゲート』で一本勝ちして、続く今年1月の後楽園ホール大会で本戦(VS田上洋平/HYBRIDWRESTLING武∞限)初出場、そこで判定勝利をおさめた梅木選手ですが、先ずはそのVS田上戦を振り返っていただけますか? ■ 梅木繁之:そうですね・・・やっぱり怖かったですね(笑)。 :怖かった? ■ 梅木繁之:僕、殴られるの慣れてないんで(笑)。スタミナもないですから・・・いつきれるか分かんないんで。あの〜そ〜ですね〜、一番の印象は怖かったですね。 :でも梅木選手はリング上でもすごくキャラが立ってて。『週刊プロレス』(2003年2月11日号・No1133/ベースボールマガジン社)誌はご覧になりました? ■ 梅木繁之:ああッ、小さく出てた・・・ :そうです、そうです。梅木選手お一人で写ってらっしゃって、『声援も多くて』って出てたんですけど。格闘技専門誌だけではなくて、プロレス専門誌の方でも評価されてああいうふうに掲載されるのはいかがですか? ■ 梅木繁之:嬉しいことですね〜。僕でも、アレなんですよ、違うんですよ。僕、キャラ作ってるだけであってですね、キタナイ奴なんですよ(笑)。作ってんスよ、本当は(笑)。ああいう人じゃないんですよ、ホントは(笑)。 :いやいや・・・(笑)。でも、前回の試合で、試合後にリング下のカメラマンの皆さんに向かって勝利のポーズをスゴイ恥ずかしそうにとってらっしゃった梅木選手は何か良かったですね(笑)。 ■ 梅木繁之:あぁ、そうですか。ああいうの、慣れてないんで。あんま自分にも自信がないですし。あの〜、ガッツポーズってのはできないですね〜。 :でも、前回の試合を観て、一発で梅木選手が私の中に強烈な印象を残しました。 ■ 梅木繁之:そういうのは嬉しいですけどね。いや、でも常にああいうキャラは出ないですね(笑)。次、やるとしても、今度試合やりますけど、や、や、やるじゃないですか? たぶん普通ですよ、全然。いや、僕、ホントですね、裏表のあるキタナイ人間ですから(笑)。ホントなんですよ(笑)。だからああいうのはもう出ないですね〜。ホントなんですよ(笑)、作ってんスよ(笑)。 :今のお話、そのまんま出してもいいですか(笑)? ■ 梅木繁之:いや〜、全然いいっスよ。ホント、いや、キタナイですよ、ホントに。嘘もつきますし。 :・・・(笑)。でも試合でも梅木選手しかできないような動きが出てたような気がしたんですけど。 ■ 梅木繁之:あ〜・・・そうですか?そう言われると嬉しいですけど。そ〜っスね〜、普通にやっても勝てないですからね。何スかね?うぁ〜、何スかね〜、やっぱり、難しいっスよね〜。何ちゅうっスかね〜、質問どういうんでしたっけ(笑)? :・・・(笑)、すごい梅木選手しかできない動きだったかなって。 ■ 梅木繁之:あぁ〜、そうっスか? そうそう、基本ができないんで〜。基本ができないんですよ、ホントに(笑)。あれで精一杯ですね。あれ自体が僕の動きであって、誰かの真似で変にやってるわけじゃないですけど・・・。ああいうふうになっちゃうんですよ。ただ、あれが・・・僕何言ってるか分かんないですね(笑)。でも、基本とか初めやりましたけど、でもふつーにやってもやっぱり全然勝てないんで、やっぱりいろいろこう〜、何かこういう罠かけたら引っ掛るんじゃねぇかな〜とかって考えたってわけなんですけどね。いや、でもやっぱり殴り有りだど全然コワイっスね。組み技だけだともっと違うこともいろいろやりたいんですけど、殴り有るだけでやっぱり全然制限されちゃうんで。できないっスね〜。 :分かりました。では、今度の試合、2月16日(日)グランキューブ大阪大会でのVS前田吉朗(P'sLAB大阪)戦に関してお聞きしますが、昨年11月の「JTC全国大会」60kg未満級決勝の再戦になりますね。 ■ 梅木繁之:やってますね〜(笑)。ボコボコにやられて殺されそーになりました(笑)。『殴りすぎだよ』って思いました(笑)。あの後会社に行ったらですね、僕、介護の仕事をしてるんですけど、おばあちゃんに『どうしたの? その顔?』って言われました(笑)。 :じゃぁ、さぞかし今度は殴り返したろうって・・・ ■ 梅木繁之:いや〜そんなことは全然思わないですね〜。いや、あまり殴らないでって感じですね、ホントに(笑)。ハイ。やられるんだったら、こうラク〜に、あまり顔も傷つかない程度におとしてほしいって感じですね。おとされないようにしたいと思うんですけど、そりゃ。 :でも、梅木選手は既にパンクラスの本戦の方で一戦してて、前田選手は今度の試合が本戦デビューじゃないですか。パンクラスの本戦ということで言うとキャリア的には梅木選手の方が既に経験してますから、その分試合にもなれてるんじゃないですか? ■ 梅木繁之:いや〜、そうかも知んないですけど、実質的にはですね、多分この前田選手の方が強いっスね。ハートも強いですしね。何しろ若いですね(笑)。もう年っスから(笑)。何だかんだ言ってスタミナない、走ってるわけでもないですし。(前田選手は)打撃が上手いんで、そうっスね〜、殴られないようにしたいですね。殴られないようにして、殴りたいとかそういう気持ちはないですよね(笑)。できれば殴りたいですけど、無理なんですよね、ホントに。打撃の練習、あんまりしてないですから。 :でも試合に出場するわけですから、もちろん『勝ち』を狙いますよね? ■ 梅木繁之:あ〜、『勝ち』ですか。そうですよね、そりゃできれば勝ちたいですけどね。でもそうですね。そ〜っスね〜ケガしないのが大前提ですね。自分やっぱり一人暮らしですから、やっぱり家族がいる方はいいですけど、やっぱりケガしたら誰も面倒見てくれないわけじゃないですか。だからやっぱりケガしないで次の日も元気良く会社に行けるように僕はなりたいんですけどね〜。でもそうしてくれないんじゃないですか? 多分前田選手は殴ってくると思うんで・・・。一回(試合を)やってるからもうバレてるんですよ。だから組んでこないで殴ってくるんじゃないかな〜って思うんですけどね。 :梅木選手の勝機としてはそれをどう『さばく』かということですよね? ■ 梅木繁之:あ〜、そういうことはですね、そうっスよね、そういうわけなんですよね。どうさばくか?と言われるとですね、どうさばくかはあまり考えてないんですよね。成るようにしか成んないですから(笑)。だからですね、スタミナがないんで、こう打撃をよけられればいいんですけど、理想としてはですね(笑)、よけながらスタミナを使わないようにしたいですね(笑)。だってもうホント肺がバクバク言うんですよ(笑)。ホントなんですよ(笑)。で、もう動けなくなっちゃうんですよね。だから今回はですね、省エネで、パンチをよけて、それでこう〜、なるべくケガをしないように頑張りたいな〜って感じですね。いやも〜、ケガだけが一番怖いんで。仕事ももうありますし。だからあんまり殴られるのが嫌いなんですよ。組み技だけだったらイイんですけど、殴られるのが一番嫌いなんで。 :あの〜、梅木選手は大阪で試合をしたことはあります? ■ 梅木繁之:あ〜、僕ないです。 :では今回が大阪のパンクラスファン、格闘技ファンの皆さんの前に初登場ということなので、梅木選手の試合を楽しみにしていらっしゃる皆さんへのメッセージをお願いします。 ■ 梅木繁之:そうですね〜、先ずですね、僕は(『週刊プロレス』誌に掲載されていたような)ああいう人じゃないですから。いや、ホントに(笑)。ほ〜んとですね、作ってんスよ。僕、キタナイ奴なんで(笑)。あの〜、何ですかね、メッセージですよね? そうですね〜、しょっぱい試合をしないように頑張りたいと思いますって感じですね、ホントに(笑)。はじまってすぐKOとか、そういうのはちょっとイヤですから、まぁ、体力が残っている以上はKOされたくないですから、スタミナきれてKOされるのはしょうがないですけど、まだやれるっていう時にパンチでKOされるのはイヤなんですね。組み技だったらそりゃしょうがないですけど。そうですね、しょっぱく終わんないように頑張りたいですね、一番は。あと・・・僕ホントにそういうキャラじゃないんで(笑)。キタナイんでホントに。嘘もつきますし・・・。 :それはでもみんな一緒ですよ(笑)。 ■ 梅木繁之:いや、けど僕多いんですよね(笑)。ホントですよ。嘘つかないように、今年は頑張ります! ■ 梅木繁之選手database |