先月28日にニューメキシコ州で行われたキング・オブ・ザ・ケージに出場したと聞きましたが。
ジェイソン・ゴドシー:4人で争う新王者決定トーナメントで、残念ながら決勝はレフェリーストップ負けだった。今回の来日直前に王座を取ってパンクラス戦に弾みをつけたかったんだけど・・・。

久々の来日になりますね。長旅の疲れも見えず元気そうですね。注) 前回のパンクラス出場は2002年5月28日後楽園ホールの多田尾秀樹戦
ジェイソン・ゴドシー:うん。いつも元気なのが取り柄だからね(笑)。でも、最近は本業の高校教師の方で遺伝子関係の特別講習や自由研究の指導やらでメチャメチャ忙しかったし、I.F.アカデミーの引っ越しも重なって、もう毎日が火の車だったよ。

いつ移転したんですか?
ジェイソン・ゴドシー:今年の1月から徐々に引っ越し作業を進めてきて先月の始めに移転完了したんだ。ジム内にはリングがあって、レスリングマットも敷かれて、ウェイト器具もあるし、サンドバッグはボクシング、キックボクシング、パンチングなど用途別に合計8本も吊るされてるんだ。広さはP's LAB東京より少し大きいくらいかな。クリス・ライトル、ジョン・グローバー、トニー・ロス、ジェレミー・ボルトらも新しいジムに移って一層トレーニングに励んでるよ。

前回の多田尾戦の勝利は見事でしたね。
ジェイソン・ゴドシー:タフでテクニックのある強敵に勝てたのでうれしかったよ。実は、あの試合前に会場で蹴上げのウォーミングアップをしてたら左太股の裏のハムストリング筋を痛めてしまって、ピシッという音とともに激痛が走った時は本当にヤバいと思ったよ(苦笑)。何とか相手に悟られないよう負傷箇所をかばいながら短期決着の試合をしたんだ。

今回対戦する石井 淳選手はパンクラス初参戦の昨年12月ディファ大会で謙吾選手に勝ちインパクトを残しました。何か作戦は考えていますか?
ジェイソン・ゴドシー:その試合はクリス(ライトル) からビデオを借りて観たよ。タフで強烈なパンチや投げが目立つファイターだね。会場内の歓声もすごくて人気者なんだね。まぁ、試合キャリアでは自分の方がずっと上だし、彼の謙吾戦を観て自分の戦うイメージは大体出来てるから問題ないよ。

ところで、試合入場時には大抵ポンチョを着てますね。注)毛布の真ん中に穴を開けてそこから頭を出し前後に垂らして着るマント
ジェイソン・ゴドシー:ハ・ハ・ハ!最初にポンチョを着てからもう20年経つなるなぁ。とても暖かいし安くても高級品に見えない?今着てるのは10ドルくらいで買ったんだ。もう一つの理由は、ボクシングの試合の時にTシャツやトレーナーを着てるとグローブが引っ掛かって脱ぎにくいし。でも、残念ながらその大切なポンチョを5?6ヶ月前に試合会場で失くしてしまって。だから今回はポンチョをまとって入場できないんだよ。誰かプレゼントしてくれないかなぁ・・・。

今後の目標を教えてください。
ジェイソン・ゴドシー:王者タカハシに挑戦してヘビー級キング・オブ・パンクラシストになる!!

2003年3月5日 宿泊先にてインタビュー


絶大な信頼を寄せるセコンド、アンソニー・ファーガソン(愛称ファギー) と。


2人の巨漢に挟まれるマネージャー、フィリスおばさん。

ジェイソン・ゴドシー選手database