今日の試合の感想をお願いします。
ヒカルド・アルメイダ:今は非常に疲れていて、それを言葉で表現するのは難しいのですが、私の感想は試合の内容を見て頂けたらわかると思います。試合が私のメッセージです。

前回と比べ今日は出来はいかがですか?
ヒカルド・アルメイダ:いつも闘っている相手が違うので同じ内容になるとは限りません。それは当然の事です。前回の美濃輪選手との試合では、オモプラータを何回か仕掛けたんですけど、今日もちろんそれは狙っていました。ただ、それが出来なかったのは、佐々木選手がグラウンドで非常に優れた選手であるという事の証明になるのではないでしょうか。いつも簡単な試合というのはありません。対戦相手によっては非常に苦戦するし、勝つことは非常に大変なことであるのを重々承知しています。

今日はすごく打撃が冴えていたと思いますが、作戦ですか?
ヒカルド・アルメイダ:確かにそれは前もって考えていた作戦ですが、今日、対戦相手が佐々木選手で、私がもし武蔵であるとすれば、佐々木小次郎 VS宮本武蔵の闘いであると頭の中でイメージしてましたので、グラウンドとスタンドの二刀流でかかれば必ず佐々木選手には勝てるというつもりで試合をしていました。

試合内容には満足してますか?
ヒカルド・アルメイダ:試合の内容には非常に満足しています。ただ、その試合はお客さんが見ていますので、エンターテイメントの一つであるという事も、決して忘れないように試合では心がけています。その中の一つが、途中ドロップキックを放ったのですが、それは狙っていたわけではありませんが、そういう感じで相手を攻め込んだ結果ああいう動きが出ました。試合内容に関しては非常に満足しています。

佐々木選手にオモプラータをかけられそうになったところがあったと思いますが、あの時どう思いましたか?
ヒカルド・アルメイダ:全く問題になりませんでした。私がかけるオモプラータに比べると、レベル的にはまだまだ自分の方が上手いし、狙っているのはかける前から判ってましたので、その時点で逃げる準備はしていました。全く問題にはなりませんでした。

今回佐々木選手に勝って、次の目標は何ですか?
ヒカルド・アルメイダ:5月大会のタイトルマッチの勝者と試合をしてみたいかという質問を以前受けた事がありますが、もちろんその気持ちはあります。それを決めるのはプロモーターであり、私自身がそれを懇願して実現するかは定かではありませんので、今のところ闘い相手という事と、次の試合の予定で決まっているものはありません。

5月のアブダビコンバットには出場しますか?
ヒカルド・アルメイダ:確実に出場するという事は決まっていませんが、パンクラスから試合のオファーを受ける事もありますし、今は総合の方に重点をおいているからどうするかは決めていません。

今回はグラウンドに拘りが無く柔術以外の闘い方で勝ったという見方もありますが、どう思いますか?
ヒカルド・アルメイダ:そもそも柔術というのは柔術というテクニックを使うという事ではなく、その状況に応じて闘うというのがありますから、柔術の技術しか使わないという攻め方ではなく、相手の攻め方によっては色んな種類が出てくるので、相手、試合により闘い方が違うのは、それは当然かも知れません。これがグラップリングの試合であれば、パスガードや色々なグラウンドの技術がみられたと思いますが、総合の試合、そして(お客さまに見てもらという意味で)エンターテイメントなので色んな闘い方が出てくるのは当然だと思います。一本勝ち出来れば良かったのですが、そうならなかったのは佐々木選手が凄かったのだと思うし、闘いはエンターテイメントなので、色々お客さまを楽しませる闘いが今後も出来れば良いなと思います。

ヒカルド・アルメイダ選手database