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: 伊藤崇文選手の欠場により、急遽、5月18日(日)横浜文化体育館大会への出場が決定した大石選手ですが、そのVS花澤大介(総合格闘技道場コブラ会)戦のことをお聞きする前に、先ずは前回、4月12日・後楽園ホール大会でのVSクリス・ライトル戦を少し振り返っていただきます。あの試合では、開始早々、素晴らしい飛び膝、ジャンピング・ニーが決まったんですが(笑)。 ■ 大石幸史:ちょっと「オーッ!」をするのを忘れたんですけどね(笑)。まぁ、あの試合は全体的に力が入って試合をしてたって感じですね。それが一番ですね。 : 対戦相手のライトル選手はミドル級で4位につけていて、その実力も高く評価されてますが、そういう選手と対戦して感じたことは何かありますか? ■ 大石幸史:まぁ、いつもと一緒ですけどね。試合になれば。特にどうってことはないですね。ただ、グラウンドは強いんだろうなとか、注意しないといけないところがいっぱいあるなって思いながら試合はしましたけど。別に、僕が下だと思って試合してるわけじゃないんで。特にいつもと変わりなく。まぁ、だいたいそういうふうに思われてたと思いますけど、実はみんなそんなに差はないと思うんで。 : 大石選手より全然キャリアのある選手ですが、そのへんで上手さとかを感じました? ■ 大石幸史:試合中にそういうことを感じるようでは、多分負けてたと思うんですけど、それは別に感じることもなく。と言うか、僕が鈍いだけかも知れないですけど。それは別に感じなかったですね。誰とやってもそんなこと、別に感じもしないですね。 : 試合前におっしゃってたスタンドでの構えが・・・。 ■ 大石幸史:はい。やめました。ハハ(笑)。 : 前々回のVS和田拓也戦(1/26後楽園ホール)と同じ構えに見えましたが、それは急遽変更ということですか? ■ 大石幸史:変更ですね。練習中に「やっぱまだ無理かな」と。まだ無理って言うか、こっちの方が動きやすいかなって。まぁ、それは練習中にそう思ってしまったら、そうですよね。 : VSクリス・ライトル戦から大石選手が学んだこと、得たことって何かありますか? ■ 大石幸史:学んだことですか?(笑)。ん〜何ですかね? 反省すべきところは、まぁ、力が入ってたところなんですけど。ん〜、何だろう? ないですね〜。まぁ、間違った練習はしてないなって。それだけは言えるんじゃないですかね。今、やってることは別に間違いでもないし。全部が全部、正しいってわけでもないですけど、これを続けていけば良いんじゃないかっていうのは見えたって言うか。そんな感じですね。 : 試合結果自体には満足してますか? ■ 大石幸史:まぁ、結果には満足してますね。何だかんだ言われながらも、やっぱりライトルってことで意識した部分もあったんで。内容じゃなくて、結果だけだったら、満足は満足ですね。勝ちですから。 : わかりました。では、そのVSクリス・ライトル戦から、僅か1月ちょっとという短い間隔で、5/18横浜大会でのVS花澤戦が決りましたけど、試合のオファーがあった時はどういう心境だったんですか? ■ 大石幸史:ん〜伊藤さんが練習中にケガしたってのは知ってたんで、試合が回ってくるかも知れないなとは思ってましたけど・・・。まぁ、そういう中で話をもらって。それで、試合まであとほんの1週間とか、それくらいだったんで、オファーがあってから(返事を)1日考えたんですけど、別に(試合を)やらされてるって感じでもないし、自分でやりたいって思って。経験なんでやっておこうと。試合をやろうと。そう決めました。 : 対戦相手と言うよりかは、試合に出場するということが大事だった? ■ 大石幸史:まぁ、そうですね。試合に出る。試合をするってことですね。それだけですね。 : 花澤選手は、2月のグランキューブ大阪大会で「パンクラスゲート」に出場している選手ですか、その試合映像はご覧になりました? ■ 大石幸史:いえ、見てないですね。 : 花澤選手は、三島☆ド根性ノ助選手が率いる総合格闘技道場コブラ会の選手ですが、コブラ会、トップが三島選手ということに対して、何か感じることはありますか? ■ 大石幸史:僕自身に関しては別にないですね。僕の中では何も変わらないんで。別にそれがコブラ会だろうと、どこであろうと。まぁ、それを言うなら伊藤さんが三島選手と試合をすればいいだけの話なんで。別にこの人(花澤選手)が出てくる必要もないと思うんで。まぁ、しっかり勝ちたいとは思いますね。伊藤さんと三島選手との間には、誰も入らなくて良いんじゃないですか。 : 今回の試合に関して、大石選手ご自身の中で何か課題とかってありますか? ■ 大石幸史:まぁ、とにかく前回の試合で少し力んでたっていうのがあったんで、力まない。緊張しないってことじゃないんですけど、良い緊張を保ったまま、練習以上のことを出すってことで。そこを意識したりとか、普段練習でやってることを試合で試して、それを今後も続けて良いのかとか、どうするかを決める1つの手段なんで。試合は。 : わかりました。では、最後に、ホントに大石選手が苦手とするお願いを(笑)。もう、おわかりですね?(笑)。 ■ 大石幸史:ん〜、頑張ります(※小声で)。ハハハハ(笑)。何ッすかね? ん〜、何だろな? : ん〜では、試合に関してのメッセージではなくて、この現代社会に向けて、大石選手が発言したいことって何でしょう? ジャンルを問わず。 ■ 大石幸史:ん〜「やりたいことをやればいいんじゃないですか」って感じですね。あの〜NHKの番組で『しゃべり場』って番組があるんですよ。若者達が集まって、一つの議題について話し合うんですけど。あんまり僕、そういうのは嫌いなんで見ないんですけど、たまたまテレビで見ることがあって。人は外見で判断しちゃいけないとか、いろんなことを話してるんです。まぁ、そこで話をするんだったら、家に帰って早く自分で何かしろと。それを言いたいです(笑)。あれ、でもそう思うんですよね。みんなそうしてると思いますしね。確かに人間は1人では生きていけないですよね。みんなで助け合って生きていかなくちゃいけないですけど、決断して決めるのは自分じゃないですか。 : 大石選手は昔からそういう番組がダメなタイプですか? ■ 大石幸史:いや、僕、そういう番組があることすら知らなくて、たまたまNHKをつけてたらそういうのがあって。最初は微笑ましく見てたんですよ。何か若者たちが言ってるぞと。バッカ野郎とか思いながら見てたら、だんだん腹が立ってきて(笑)。何なんだよと(笑)。だから、別にそこで話して、そこで話すってことは、テレビに出演して話すってことは、事前に「○日にテレビ収録がありますから」とか、「どういうふうにして」とかするわけですよ。実際、収録までに相当な時間がかかると思うんですよね。やっぱり。打ち合わせもあるだろうし。こういうことを僕は喋りたいって考えたり。だから、その時間を、自分の明日への活力にした方が良いんじゃないかって僕は思うんですよね。やりたいことが見つからない。見つけりゃいいじゃないですかってことなんですよ。結局。テメー自身で考えろってことなんですよね。結局。 : なるほど・・・。では、ここでそんな大石選手から、若者への一句。 ■ 大石幸史:ん〜・・・ないな(笑)。だって、別にそいつらに向けて、そう言うつもりないもん。 : じゃぁ、テレビ朝日で放送している『朝まで生テレビ』なんて絶対ダメですね? ■ 大石幸史:あ〜ダメですね。だって僕、朝まで起きてられないですもん。寝ますもん。僕は早く寝たいタイプなんで。 : 討論っていうのが基本的にダメなんですね? ■ 大石幸史:そうですね。討論するの、何か、あんまり好きじゃないかもしれないですね。別にそんなに難しい問題じゃないかも知れないじゃないですか。ひょっとしたら。まぁ、僕は馬鹿なんで、政治とかの話になるとわかんないですけど、その〜若者とかの言ってることは、もっとすごい単純なことかも知れないって思うんですよね。それを何かこう、難しく喋っているのを見ると、ウワァーッ!!ってなってくるんですよね(笑)。そんな感じですね。 ■ 大石幸史選手database |