まずパンクラス参戦が昨年11月横浜大会以来となりますが、前回のvs渡邊将広戦を振り返っていただけますか。
砂辺光久:今までの試合が判定だったんで、一本勝ちできて良かったですね。1Rはポジショニングがあまくて、押されてたんですけど、絶対にあきらめないという気持ちがありましたんで。インターバルの時にも(砂辺光世士)代表に「とらなきゃ負けるよ」って言われましたし、試合前から一本勝ちしてやろうっていうのはありましたから。フェザー級の試合は、僕の試合も含めて過去4試合とも判定だったんで、フェザー級初の一本勝ちをするのは、自分の使命だと思ってましたから。

結果、見事一本勝ちだったわけですが、決まり手のフロントチョークスリーパーは、珍しい形だったと思うのですが、あれは狙ってたのですか?
砂辺光久:いや狙ってはなかったですね。試合の流れで、たまたまあーなっちゃったって感じですね(笑)

では5月大会で対戦する前田吉朗選手の印象ですが。
砂辺光久:基本がしっかりできてて、体が頑丈ですね。基本に忠実な選手だと思います。2月の試合をビデオで観てて、自分が梅木(繁之)選手とやるときにやろうと思ってたことをしてましたね。梅木選手はバックをみせてくれるんで、そこに飛びついて首を獲るっていうのは。後、今の僕の携帯の待ち受け画面は前田選手が入ってますます(笑)

えっ、どこからとったのですか?
砂辺光久:テレビの画面を携帯のカメラで写しました。試合に集中するように、電話をみるたびに嫌でも思い出しますから(笑)

先程「梅木選手とやる時」と言われてましたが、梅木選手を意識されてるのですか?
砂辺光久:今年の1月大会でうちの田上(洋平)が負けてますので、その借りは武∞限として返さないといけませんから。だから、梅木選手は逃がさないですね。別に恨みがあるとか、嫌いだというんじゃなくて、武∞限に勝ったまま逃がしはしないですから、きっちりと借りは返します。

わかりました。でも梅木選手は「そんなの、逃げますよー」って言うと思います(笑)
砂辺光久:もしプロの試合でできなくても、アマチュアの大会まで追いかけますよ。別に梅木選手に限らずプロの試合で武∞限が負ければ、武∞限は誰でも追いかけますから。

では、フェザー級についてですが、選手の層も厚くなってきています。話を聞いてると砂辺選手を意識しているという選手が結構います。
砂辺光久:光栄ですね。そう言っていただけるのは。

逆に砂辺選手が意識している選手はいらっしゃいますか?
砂辺光久:みんなですね。今まで闘った出口(直樹)選手、和知(正仁)選手、渡邊(将広)選手もそうですし、闘ったことのない志田さんにしても全てマークしてますね。みんな気が抜けない相手ですから。

今回の試合でアピールしたい点は、どんな所ですか。
砂辺光久:らしさですね。自分らしさ、折れない心、アグレッシブなところをアピールしたいです。もちろん今回も一本勝ちを狙っていきますし、前田選手もコシャクなマネはしない選手だと思いますので、思いっきりぶつかりあいたいですね。後、やっぱり人をひきつける試合がしたいです。まだチケットが自分の名前では売れないので、知り合いじゃない人でも自分の名前でチケットを買ってくれるような選手、一枚でも多く売れる選手になりたいですね、鈴木(みのる)さんのような。

鈴木選手といえば、「ism」から離れ「MISSION」に籍を移しました。今後は様々な舞台で活動しますが、鈴木信者の砂辺選手としてはどんなお気持ちですか。
砂辺光久:僕が憧れたのは「格闘家・鈴木みのる」ではなく、「プロレスラー・鈴木みのる」ですから、楽しみですね、今後どうなるのかが。自分も「MISSION」には興味ありますよ(笑)もともとプロレスが好きですから。

では、今後の目標をお聞かせください。
砂辺光久:自分が・・・砂辺光久が「ハイブリッドレスリング」「パンクラス」の名前をより上げていきたいですね。そのためには勝つことが必要ですし、自分の道を開いていくには、まず手前の扉から開けないといけないんで、しっかりと足元を固めてやっていきたいですね。もちろん(フェザー級の)トーナメントやベルトのことは考えてはいますけど、まずは目の前の選手を一人ずつやっつけていくことですね。その標的の中には当然梅木選手も含まれてます(笑)

こだわりますね(笑)では最後にファンの方へのメッセージをお願いします。
砂辺光久:フェザー級は面白くないってお客さんに言われたくはないですから、自分が面白くしますので注目してください。後今回自分の試合を通して伝えたいものがあるので、とにかくそれを伝えれるような試合をしますので、注目してください。

砂辺光久選手database