|

 |
 |

■ 第5試合 10分1本勝負
○菊田早苗(1分20秒、チョークスリーパー)エリック・ゲデック×
入団して初めての試合というのは緊張すると思います。試合前のアップの段階でも相当緊張していたみたいです。しかしながら、なかなかどうして思いきりの良いデビュー戦をみせてもらいました。それは試合開始直後のドロップキックが物語っていると思います。
その後は自分のやるべき事を迷いもなくいっての勝利だったと思います。その勢いがゲデック選手に何もさせずに、自分のやりたい事だけをして試合を終えたという部分で、まさに完勝だったと思います。美濃輪選手と同じ事が言えると思いますが、開始早々から自分のやりたい事を思い切りやるんだと。試合の流れを読んできっちりいくのも良いんですが、やはりプロとしてスポーツマンとして思い切りの良い試合をしてもらいたいです。
逆に言うと技術が高まってきてしまうと、思い切りこられた技に対して隙というのはなかなか出てきませんから、そういう意味では気持ちの良い試合、本来の格闘技の試合と言いますか、そういうものをまた一つ顧みさせてもらえたという意味で、新入団のデビュー戦で、また新風をパンクラスに吹き込んでくれました。これでまた新しい交配が始まったというニュアンスの試合でした。逆に言うとゲデック選手は次にまた自分らしさというのを思いっきり出してもらいたいと思います。
|
|