まずは前回4月後楽園ホールでのvs國奥戦を振り返っていただきたいのですが。対戦する前と実際に対戦されてみて違った印象はありましたか。
門馬秀貴:うーん、やっぱ組んでても抜くところには抜いて、力を入れるときにはがっとくるんで、力を入れた時の力強さっていうのはすごい感じましたね。パンチにしても、後レスリングにしても。打撃もやっぱ今までやってきた選手の中で一番うまかったですね。僕が踏み込もうとするとワンステップ下がったり、凄い打撃のスパーリングをやってるなっていう印象ですね。

試合におけるかけひきがうまかったという感じですか。
門馬秀貴:うまかったですね。それにデフェンス力も凄いあったし、うまかったですね。闘い方が参考になりますね。

そういったちょっとした力の入れ具合や間合いの外し方という部分は、実際対戦してみないとわからない部分ではありますよね。
門馬秀貴:そうですね。あと國奥選手に関しては、タッグマッチ(03.7.13 DEEP グランキューブ大阪大会國奥麒樹真・門馬秀貴組vs桜井マッハ速人・須田匡昇組「結果はドロー」)で僕だけじゃないですか、実績がないのは4人の中で。で、やっぱ自分と組むということをOKしてくれたことに凄い感謝してますよね。

7月はDEEPでのタッグマッチがあって、27日はGRABAKAの石川英司選手との試合があります。石川選手に対してはどんな印象をお持ちですか。
門馬秀貴:石川選手の印象は、僕の中ではすっごい評価してる選手なんですよね。ミスしないですよね。実績のある選手とやったりデビューして1年目の選手とやったりしても、やっぱりあの落とさないですよね。例えば僕なんか結構下からの展開が多いから、デビューしたての選手とやっても結構いい試合しちゃうんですけど、石川選手は自分のスタイルを持っているから、腰も強いしパウンドも凄い強いし、それはそれで凄い武器ですよね。僕やっぱ今までの展開から下になることが多いんで、その辺もやっぱり注意ですよね。あんまり関節技を狙ってくる選手じゃないですよね?パスガードしても、立上がってサッカーボールキックやってきたりっていう。ミドル級の中でもランキングには入ってないとはいえ、僕は上位の実力をもってる選手だと思うんで、前回國奥選手とやって時以上に気合入れて練習してます。

今回の一戦で対GRABAKAという意識はありますか。
門馬秀貴:GRABAKAは意識しますね。グラウンドがみんなうまいんで、僕のグラウンドがどれだけ通用するのかっていう。勢いに乗ってるじゃないですか、GRABAKAも石川選手も。その勢いに押されないようにちょっと僕も負けられないんで。(石川選手に)雑誌でもいろいろ言われてるんで、僕も言いたいんですけど取材がないっていう(笑)厳しいですね(笑)

少し技術的な話になりますが、先程からお話にも出てますけど、門馬選手は下からの展開が多い印象があるのですが、それはやっぱり下から技を仕掛けるのが得意っていうのがあるのですか。
門馬秀貴:いやっ、僕は上から攻めたいんですけど、なんせあっさりテイクダウンされちゃいますんで(笑)本当は上から攻めたい気持ちは持ってるんですけど。まあせっかくなんでいろいろやってみたいですね。いろんなことを試してみたいですね、今回は・・・下から!

やっぱり下からなんですか(笑)でも、下になっても全然慌てたりっていうのはないですよね。
門馬秀貴:全然慌てないですね。パンチとかもらっても結構平常心ですね。下から打撃ありの練習とかしてるからあんまり焦らないですね。逆にレスリングの選手が下になっちゃうと何していいかわからないって感じみたいですね。逆に僕が上をとったら何をしていいかわかんなくなっちゃんで(笑)上をとった時ってネオブラッドの鈴木(雅史)戦の時ぐらいですよ。

石川選手との試合に戻りますが、もちろんグラウンドでの真っ向勝負になると考えてよろしいですか。
門馬秀貴:ああ、それはもちろん!その上で一本狙って、いい試合をしたいですね。

今年ももう半分終わりましたが、門馬選手としての年間予定としてはどういう進行状況ですか。
門馬秀貴:前回の國奥選手のチャンスをちょっとものにできなかったので、もう後は石川選手に勝ってランキングに入って、ランキングの選手を下からクリアしていきたいですね。でないとチャンピオンにはなれないと思うんで。いきなり、まあ負けちゃったんですけど、いきなり1位の選手に勝って、とんとん拍子でチャンピオンになっても・・・ランカーの選手とやって一通り勝てるぐらいじゃないと胸はってチャンピオンと言えないんで、石川選手をクリアしないとはじまらないで。自信を持って上の人と闘いたいですね。

ミドル級に関しては、ランカーを一人ずつ倒していくと。逆に体重を度外視して闘いたいなって思う選手っています?
門馬秀貴:体重とか関係なしで・・・久松先生。普通に殺しにいけますんで(笑)頭突きありルールで(笑)

仲悪くはないですよね(笑)
門馬秀貴:悪くはないですよ(笑)うーん、特にやりたい選手っていないですよね。

誰というよりも、ベルトに狙いをさだめているという感じですか。
門馬秀貴:ああ、ありますね。でもまだベルトを口にする段階じゃないんで。もう完全にネオブラッド(優勝)の賞味期限はきれちゃったんで(笑)あれがピークじゃないかとみんなに言われてるんですけど(笑)

では、最後にファンの方へのメッセージをお願いします。
門馬秀貴:まあ、石川選手は寝技が凄い得意なんで、まあ僕も寝技をたくさん練習してて試合に臨むんで、石川選手との寝技の攻防をほんとに注目してほしいですね。

門馬秀貴選手database