まず7月のネオブラッド・トーナメントではフェザー級優勝&MVP獲得と大活躍でしたが、いま振り返っていかがでしたか。
前田吉朗:そうですね・・・もう旬を過ぎた感があるんで、あんまり・・・感想はないですね。

結構さめてますね(笑)大阪に戻って、まわりの反響はかなりあったんじゃないですか。
前田吉朗:結構体にダメージがあったんで、しばらく道場に行かなかったというのもあるんですけど、そんなにって感じですね。

前田選手としては、まあ優勝は当然だったと。
前田吉朗:当然の結果といえば・・・当然ですね(笑)フェザーってみんな有名な選手じゃなかったじゃないですか?「誰やお前」っていう連中だったじゃないですか、僕も含めて(笑)その中で優勝するのは、まあ当たり前ですね(笑)

では、MVPを獲った感想は。
前田吉朗:MVPは副賞があるじゃないですか。「これはとっとかんといかんな」と一回戦から意識はしてましたね(笑)

MVPの評判はさほどでもなかったみたいですけど、表彰式の挨拶はかなり評判悪かったんじゃないですか(笑)
前田吉朗:めっちゃ悪かったですね(笑)僕の前の選手がマイクで頭ぶつけたりしてたじゃないですか。「何やっとんやろ、よし俺はかましたる」とか思ってたら、自分の番がきてしまって、何言おうとしてたかようわからんようになってもたんですよね。で、知り合いが客席におったんですけど、客席から笑わしよるんですよ。それを我慢しながらしゃべってたらあんな挨拶になってまいましたね(笑)やっぱマイクとか向いてないんですかね。

マイクアピールといえば今回の一戦のきっかけとなったのが、「俺の兄貴分の武重選手が負けて納得いきません。僕と渡辺選手の試合を組んでください」っていう6月大会のマイクアピールは良かったですよ。
前田吉朗:そうですか。武重さんには結構ダメ出しされたんですけど、「お前はほんまはそんなこと思ってないやろ」って(笑)

それはマイクアピールというより、人間性にダメ出しされてるんじゃないですか(笑)
前田吉朗:そうですね(笑)ただ、あの時は渡辺選手がムカついてボッコボコにしてやろうと思いましたから。これは書いておいてくださいね。ムカついてボッコボコにしてやろうと思ったっていうのは。

ムカついたというのは、試合後のパフォーマンスをみてですか?
前田吉朗:何かわからんけど、武重さんがやられたんが気に食わんかったですね。(武重選手が)勝つもんやと思って観てましたから。

今回そのアピールが通った形で、無差別級で試合が組まれましたが。無差別級は6月大会の佐藤伸哉戦(前田選手の判定勝ち)に続いて2戦目ですが、体重差は気にならないですか。
前田吉朗:どーなんですかね。なりますけど、自分で言い出したことですし、ネオブラのご褒美に組んでもらえるかなっていう気はしてましたけど。

前田選手自身が希望して実現した一戦となりますが、この一戦にかける意気込みをお願いします。
前田吉朗:ボッコボコにしますよ!でもこんなん言って逆にボッコボコにされたら、○○カスですよ、ほんま。あんまり言わない方がいいですかねぇ?

アピールはした方がファンの方にも想いが伝わるのでいいと思いますけど、○○カスはどうかと思いますけど(笑)
前田吉朗:じゃですね、僕の庭でヨソモンをのさばらせるわけには、いきませんから・・・っていうのは どうですか?これカッコいいんじゃないですか(笑)

それでいきましょう(笑)じゃ決まったところで、所属名が「パンクラス稲垣組」になりましたが、その稲垣組から今回藤原大地選手がデビューしますが、どんな選手ですか。
前田吉朗:強いっすよ。強いです。練習では結構僕やられますし、(プロデビューは)全然ありですね。

前田選手をやっちゃうってかなり期待できますね。稲垣組は今回ゲートに出場する藤本選手も含めていい選手がどんどん出てきてますが、その要因は何かあるのですか。
前田吉朗:あれですよ。あれ・・・あれですね。

何なんですか(笑)
前田吉朗:何なんですかね(笑)自由にやらせてもらってるっていうのがいいんですかね、その中で稲垣さんが締めるところは締めてっていうのが。まあ同年代も多いですし、切磋琢磨しながら、やってますね。昼はみんな仕事があるんで、道場に来ると夜遅くまで練習してますからね。

じゃ今後も稲垣組の活躍を期待してていいですね。
前田吉朗:どんどん打ってでますよ、稲垣組は。

その稲垣組でも、前田選手は中心というか先頭を走ってるわけですが、そういう自覚はありますか。
前田吉朗:あんまりないですね。ネオブラの賞金がなくなると同時に自覚もなくなっちゃいましたね(笑)

では、この大会は稲垣組からパンクラスゲートも含めて4選手が出場するわけですが、もちろん稲垣組でしきるという意識はありますよね。
前田吉朗:そうですね。大阪に道場がありますし、ゆくゆくは大阪の大会は大阪の人間でしきりたいですね。大阪のモンで自分達がつくっているっていう意識で大会ができるようになりたいですね。いまはismの選手が東京からやってきて、その附属というかおまけのような感じがするんですよね。お客さんもどうしてもいまはismやGRABAKAの選手が目当てで観に来てると思いますし。それを変えていきたいですね。僕自身がどうこうじゃなくて、大阪の選手が出るというので、お客さんが呼べるようになりたいですね。その為には、この大会で稲垣組が全勝することは最低限のノルマですね。そのプラスアルファで何か普通じゃないものをみせることができればいいですね。

最後に自覚のある発言が聞けてよかったです(笑)ありがとうございました。

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