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■ 高森啓吾:はじめまして、高森啓吾です。今回、パンクラスには初参戦となりますが、これからもたくさん試合に出してもらって、もっともっと上にいけるように頑張りますので、よろしくお願いします。 ■ 尾崎社長:高森選手ですが、大きいですね。柔道では、アジア選手権の無差別級2位など、数々の実績を残されていまして、トップクラスの柔道家の方だと思っています。今年の6月に総合格闘技デビューをされまして、しかも柔道家であるにも関わらず、打撃でKOを奪うという鮮烈なデビューを飾っております。総合格闘技界で将来を嘱望される選手なのではないかなと思っております。体格も、180cm、115kgという大型選手で、ハー・スン・ジン選手との大型選手同士での迫力ある試合ということで是非期待していただいていいと思います。 ■ ハー・スン・ジン:今回の試合では、今まで培ってきた自分の技術をフルに活用して試合に臨みたいと思います。 : 高森選手はいつごろから総合の練習をはじめたのでしょう? ■ 高森啓吾:今年の5月くらいですね。 : デビュー戦はパンチでKOという結果だったんですが、今回の試合ではどういった技で決めたいですか? ■ 高森啓吾:まだそういう構想は練ってないんですけど、観ている人を楽しませるような試合をしたいと思います。(技は)試合の時になりゆきで決まると思います。 : 今後、総合の世界ではどういった位置を目指しますか? 選手なのか、ベルトなのか。 ■ 高森啓吾:まだまだ試合は1度しかしていませんが、これからいろんな試合に出してもらって、いろんなベルトをコレクションしていこうかなと思っています。 : 目標の選手は? ■ 高森啓吾:特に目標とする選手はいませんが、自分が目標とされる選手になりたいと思っています。 : この人を倒したい、試合をしたいという選手は? ■ 高森啓吾:いまのところは、ミルコ(・クロコップ)や(エメリヤーエンコ・)ヒョードルとやりたいですね。 : ハー選手にとっては20kg以上重い相手になりますが、その点はいかがですか? ■ ハー・スン・ジン:今まで高森選手のような大きな相手と闘ったことはなかったです。ですから、今回は勝つというよりも、お手合わせ願えればと思っています。 : 総合格闘技界では柔道出身の選手の活躍がめざましいですが、高森選手としては柔道家としてどういった闘い方がしたいですか? ■ 高森啓吾:最近、結構柔道出身の選手が騒がれていますが、だいたい柔道出身の選手というと、グラウンドとか投げ技とか、そういうのを皆さん期待されていると思いますけど、僕はあえて打撃でいきたいなと。“柔道出身だから”なんていう概念を覆したいなと思います。 : 特に打撃だけを練習したりということはあるんでしょうか? ■ 高森啓吾:それはあります。 : 今はどういった方と練習をしていますか? ■ 高森啓吾:キックボクシングの谷山ジムとか、あとグラバカに行かせてもらったり。あとは自分の知り合いとかと。 : グラバカの選手と練習して、この世界でやっていけるという自信はつきましたか? ■ 高森啓吾:自信なんか最初にやる時点でないとできないと思うし、もしここでグラバカで、グラウンドでこてんぱんにやられても今から身につければいいことだし、やろうって決めた時点で自信はありました。 : 6月のデビュー戦を終えて、思ったよりもこの世界でやっていけるという自信はつきましたか? ■ 高森啓吾:そうですね。でも、試合はフタをあけてみないとわからないので。その1戦だけでこれからやっていけるかなんてわからないと思うんですけど、これから1戦1戦大事に闘っていって、負けないように全部勝つつもりでいくので、そうしたら自信もついてくると思います。 : パンクラスとしてもどんどん(リングに)上げていきたいと? ■ 尾崎社長:今、受け答えを聞いているとすごいおもしろい選手だなと(笑)。本人さえよければ、(闘う)場をどんどん作ろうと思っています。115kgというと、ジョシュ・バーネット選手と2kg違いだからちょうどいいんじゃないですか? : 柔道の経歴を教えてください。 ■ 高森啓吾:柔道は6歳からはじめて、小学校の時に全国優勝、中学で個人戦2位、高校は福岡の大牟田高校に入って、イタリアのジュニア国際大会で優勝、インターハイ2位、高校選手権2位、全日本ジュニア2位、国体優勝、大学は日本大学で、団体優勝、講道館杯2位、社会人(綜合警備保障)で全日本選手権3位、アジア選手権2位です。 : 綜合警備保障には何年まで? ■ 高森啓吾:去年の4月までです。 : それから、総合での初戦(今年6月)まではどうしてらっしゃったんですか? ■ 高森啓吾:職人やってました(笑)。ガス関係の職人をやってました。新築マンションの床暖房の施工とかやってました。 : これからはプロ専任ですか? ■ 高森啓吾:そうです。正式にチームができあがって決まったのが、8月からですね。デビュー戦のときも職人やってたので。 : 最後にお2人に。お互いの印象を教えてください。 ■ 高森啓吾:僕とは真逆で真面目そうで、写真で見たよりも大きい選手だなと思いました。 ■ ハー・スン・ジン:アリガトウ(日本語で)。身体も大きく、とてもかっこよく見えます。今回は勝敗を越えて、楽しく試合ができればいいなと思います。 |