： 11月30日両国国技館大会ではバレット・ヨシダ選手との対戦です。前田選手にとって初の試練だと思いますが、気合が入っているんじゃないですか。 ■ 前田吉朗：まあバレットも強いんですけど、いままで一番試合前にヤバイと思ったのが志田選手なんで、その時に比べるとプレッシャーはないですね。 ： 前田選手は相手を研究するというイメージがあまり湧かないんですが、今回は対戦相手のバレット選手のことを研究したりされましたか。 ■ 前田吉朗：研究は・・・研究しましたね。その結果やってみんとわからんという結論にたどりつきました(笑)まあ研究というよりも、有名な選手だけあって、まわりのみんなが「こんな選手です」とかって言ってきてくれるんですよ。 ： では、パンクラスのビッグマッチである両国国技館大会への出場に関してですが、ある意味大抜擢とも言えます。大会場で試合が組まれたことに関してはどう思われますか。 ■ 前田吉朗：僕はどこでやっても応援してくれる人がいるんで、観てくれる人もおるし、会場によって何がかわるとかはないですね。気持ちの部分は同じです。 ： ただこういった大舞台は大阪の前田吉朗そしてパンクラス稲垣組をアピールするには絶好の機会だと思います。 ■ 前田吉朗：まあアピールというより、まず稲垣組の名前を覚えろって言いたいですね。その為には、僕が壮絶なKOで勝たないとダメなんですけど(笑) ： 何かこの一戦にあたっての秘策はありますか。 ■ 前田吉朗：あります(微笑)「でんでん」っていうんですけど、電気の電がふたつで「電電(でんでん)」 ： それは必殺技の名前なんですか。 ■ 前田吉朗：必殺技というよりピンチの時に発動する技ですね。セコンドの稲垣さんの口から「電電」という言葉が出たら注目しててください。どんな技かは内緒ですけど(笑) ： どんな技かはお聞きしませんが、名前の由来はどこからきてるんですか。 ■ 前田吉朗：そうですね・・・相手をシビレさしつつ、お客さんのハートもシビレさすと、シビレがふたつで「電電」ですね(笑) ： なんか今考えついたような気もしますが、当日その技が出るのを楽しみにしてます。では、少し早いのですが、大活躍となった今年を振り返っていただきたいのですが、実は今年の2月がデビュー戦になるんですよね。 ■ 前田吉朗：そうですね、2月にデビューして・・・今年を一言で言えば・・・高度経済成長期ですね(笑) ： そうですか。無理して難しい言葉をいって頂いてありがとうございます(笑)その2月のデビュー以来まさに破竹の6連勝と勢いにのってますが、ご自身では連勝ということに関して意識されてますか。 ■ 前田吉朗：意識してないといったらウソになりますね。でもいつ負けるかわからんし、まあ勝ちつづけるのがベストですけど、トントン拍子の奴を観ててもおもろないでしょ。まあそんな連勝どうこうという意識はないですね。 ： では、最後に来る両国大会でのバレット・ヨシダ戦への意気込みをドカンとぶち上げてください。 ■ 前田吉朗：稲垣組の進化する姿をみてくれって感じですかね。強さは別として、進化する成長するスピードは稲垣組は一番だと思うんですよ。その姿をみてくれと。この青春のかっとうと涙ありの進化を!この「青春のかっとうと涙あり」というフレーズが大事ですよ(笑) ■ 前田吉朗選手database