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: いよいよ3日後の日曜日(11/30)に両国国技館大会が近づいてきました。以前より出場は決定していたものの、なかなか対戦相手が決まらない状況が続きましたが、遂に決まった相手が、昨年12月、修斗のリングで桜井“マッハ”速人選手をやぶり、現在修斗世界ミドル級ランキング1位につけているジェイク・シールズ選手(シーザー・グレイシー・アカデミー)。そのシールズ戦のお話しをうかがう前に、先ずは前回の試合、8/31両国国技館大会でのVSヒカルド・アルメイダ(ヘンゾ・グレイシー柔術アカデミー)戦を振り返っていただこうと思います。試合結果は残念ながら判定2-0での惜敗というものでしたが、今思い返してみて、ご本人的に良かった点、悪かった点というところを挙げていただけますか? ■ 三崎和雄:ん〜、自分的に良かったところ・・・まぁ、攻撃的にって言うか、冷静に攻めるところは攻める、守るところは守る・・・。冷静に闘えたところは良かったかなと。ん〜、悪かったところは・・・ちょっと雑になってしまった。アグレッシブにいくと、どうしてもちょっと雑な部分が出てくると思うんですよ。でも、あまりにも細かく細かくいくと、アグレッシブさに欠けてしまうところがあって。攻め込んだところに隙があって、そこを上手く突かれたかなっていう気がしますね。 : “世界の強豪”と呼ばれている選手との対戦で、実際闘ってみての手応えっていうのはいかがでした? ■ 三崎和雄:ん〜、まぁ、強豪って言っても、いろんなタイプがあると思うんですけど、彼は本当にテクニシャンだなって思いましたね。これまでと比べてもちょっと考えられないテクニックを感じました。 : では、VSヒカルド・アルメイダ戦は、三崎選手にとってどのような意味を持った一戦だったのでしょうか? ■ 三崎和雄:そうですね・・・自信に繋がったっていうのもあると思いますし、自分の位置を知る上でも良い試合、自分の位置を確かめることができた試合かなって思いますね。自分がどのぐらいのレベルにあるのかなっていうことが確かめられましたね。 : わかりました。では、今回のVSジェイク・シールズ戦のお話になりますけど、シールズ選手の試合をご覧になったことはありますよね? ■ 三崎和雄:そうですね。ありますね。 : それは桜井選手との試合? ■ 三崎和雄:そうですね。まぁ、確かに桜井さんが負けたんですけど・・・あんまり印象に残るような試合でもなかったんで。地味に上になってハーフで殴ってっていう試合だったので。ん〜、だから印象は薄いんですけど・・・。「ん〜っ・・・」って感じですね。その試合を観てた時は。 : そういう薄い印象の中から強いて挙げるとすれば、シールズ選手に対してどんな印象をお持ちですか? ■ 三崎和雄:そうですね〜、まぁ、地味な選手でしたね。地味で堅い。かと言って守る選手じゃないので。攻撃的、尚且つ、地味で堅い。そういう選手だと思いますね。タックルで倒して、仮に自分が下になってもちゃんと上になって、ポジションをとってコツコツ殴るっていう。一番手堅く勝ちに来る、嫌なタイプだと思いますね。 : 桜井選手に勝った実績もありますし、現在、修斗で世界ミドル級ランキング1位につけている選手ですから、どうしてもご覧になる皆さんは、パンクラスVS修斗、GRABAKA VS修斗っていう見方もしてしまうのではないかと思いますけど、その辺に関してはいかがですか? ■ 三崎和雄:その辺はね、あんまり意識してないんですよね。ん〜、修斗のレベルがどうだってことではなく、もう、一個人として見てるので。特に(修斗に対して)対抗意識っていうのはないですね。 : では、今回の一戦で、三崎選手が見せたいことというのがあるようでしたら、お話しできる範囲でお願いできますか? ■ 三崎和雄:ん〜、そうですね・・・、まぁ、前回負けてるので、2連敗する姿は見せたくないので・・・。また戻ってきたぞっていう姿を見せたいですね(笑)。 : 今回のVSシールズ戦っていうのは、三崎選手ご自身的にどういう意味を持つ一戦になると思いますか? ■ 三崎和雄:そうですね・・・また次に向けて前進するのか? それとも足踏みするのかっていう、一歩目の試合だと思うので。踏み出せるのか、踏み止まるのか、僕にとっては大きな一戦ですね。上を目指して歩き出さなきゃいけないと思うので。 : ではこの一戦に勝利した後、踏み出した先に見据えているものに関してお話ししていただけますか? ■ 三崎和雄:ん〜、具体的なものっていうのはないんですけど・・・何かが欲しいとか、何かに出たいとか、そういうものはないんですけど、やっぱりここで勝たないと、更に名前のある選手と、彼より名前のある選手と対戦する機会もちょっと薄くなってしまうので。とりあえず名前のある選手と今後闘っていきたいので、ここは勝たなきゃいけないかなと。ハイ。 : わかりました。では、今回のVSジェイク・シールズ戦からちょっと話題を変えて。三崎選手ももちろんご存知の通り、無差別級のベルトが他団体、新日本プロレスさんに流出してしまいました。GRABAKAとismということで、無差別級のベルトに対する意識も違ってくるとは思いますが、パンクラスを主戦場としている一選手として、この事実をどう受け止めていらっしゃいますか? ■ 三崎和雄:ん・・・まぁ、確かに外に流れたっていう意味ではちょっと悔しいですけど、ここは実力社会なんで。外にも強い選手はいっぱいいますから。そういうことがあっても当然のことだと思いますけど、でも、やっぱりパンクラスのベルトなんで、返ってきて欲しいかなっていう願いはあります。ん〜、これはわからないですね(苦笑)。 : わかりました。では、これで最後です。今回のVSジェイク・シールズ戦を楽しみにしていらっしゃるファンの皆さんへのメッセージをお願いします。 ■ 三崎和雄:ハイ。え〜、またここでいつも悩むんだよな〜(苦笑)。ん・・・今回、相手がおとなしい選手なんで、おとなしいっていうか地味な選手なんで、それを引っ掻き回してやろうかなって思ってますので、その辺を観て下さい。 ■ 三崎和雄選手database |