芹澤健市:どうなんだろうな・・・? 今はわからいないけど、自分でビデオを見てみたいですね。倒されてから何も出来なかったというのは、基礎体力なり、動きなり、プロのレベルではないのかなと自分で思いましたけど。

実力差を感じたという事ですか?
芹澤健市:実力差、感じましたね。僕の技術を持って、下になったら殴るとか、動きを作る、作れるというのが自分の売りでした。それが全く出来なかったという・・・・・。本当にバランスも良いし、チャンピオンですね、やっぱり。

気持ちの部分ではいかがですか?
芹澤健市:そのレベルにいってないから、プロでやる資格が無いんじゃないですかね。そりゃ〜、ケガとか言い訳としてあるんですけど、そんなケガしてまともに試合が出来ないなら、(リングに)上がるなって話しですからね。ちょっと今自分で、納得したとか、しないとか、わからないんで、テレビを見ます、自分の試合。まぁ、また考えます。面白くなかったんじゃないですか。もっと、総合だから殴って、殴られて、下になったら動いて、極めにいって、極めにいくなり殴るなり。下になりっぱなしで、殴られっぱなしで、レベルがやはり違うんじゃないですか? それ考えると俺と良い試合してる奴というのは、まだベルトに挑戦するようなレベルじゃない、と僕は思うんですけどね。(ウェルター級の)1位、2位もそうゆう事が言えるんじゃないですか。國奥さんにはリング上で(引退は)まだ早いって言われましたが、今日の自分の体調は良いつもりでいたんですけど、最初の1Rで足をたたまれた時に何か抜けそうになっちゃって。膝が・・・・。闘うレベルの身体じゃないんじゃないかと・・・・・・。身体は・・・・、手術すると思いますけど。それで、もし、半年なり1年休んじゃって、気持ちが持つのであれば、やるとしてね。治るのであれば、気持ちが持続すれば良いんですけどね。難しいんじゃないですか、そいうのって。長い間休んじゃって、練習しないで・・・・・。これで若きゃいいんですけどね。なかなか厳しいと思うんですけどね。まぁ、ちょっと、第3者的意見で言ってますけど。自分の気持ちは今言えないですよ。複雑ですよ。何もやらせてもらえなかったから、納得したというか、どっちかといったら、してるし・・・・・・、ちょっとわからないですね。でも、まぁ、効いた攻撃は無かったですね、腫れてますけどね。殴られて、そういう効いたパンチは無かったですね。タックルは効きましたね。精神的に(笑)。また入られたよ、また入られたよって(笑)。なんで反応出来ないんだよ自分で。いつもの自分の距離ではなくて、相手の距離に合わせてしまったと言われたんですけど、それも気づかなかったから、テンパってたのかなっていう。自分では冷静でいたつもりでいたんだけど・・・・・、自分ではね。まぁ、でも、格闘技界で、ダラダラこうやって、いつまでもやっている奴とかいると思うんですけど。俺が辞めたって影響が出るか判らないんですけど。スパッと辞めてね、また違う世界に行くのも、あれじゃないですかね、リアリィティー出すっていうか、他の世界でアピールするのも良いんじゃないですかね。プロレスにしたって50年、60年やって、ずっとやったり、普通考えられないじゃないですか。俺ら本当、真剣勝負で1分、2分でかたつくような、そういう勝負しててね。1分、2分前は凄く元気だったのに、 1分、2分後は動けなくなっている可能性って、本当にあるから。1分、2分後に格闘技出来ない可能性もあるから。だからそういうのは外にアピールするのは良いんじゃないですか。格闘技として。総合格闘技の世界として。練習も出来ない、身体痛いのにやってるって、格好良いかもしれないけど、失礼でしょ。今はそういう気持ちです。

パンクラスに参戦してからずっと言ってきたじゃないですか、ベルトを自分の勲章として欲しいと。その舞台に立って、今回は取れなかったんですど。
芹澤健市:まぁ、でも他の人より早くチャンスを貰って、チャンスがあって、両国でタイトルマッチをやるって、凄い優遇されたチャンスを貰ったと思うので。それは本当に嬉しかったですね。自分の夢が叶えられて。でも、まぁ、満足はしてないです。納得したかな、しないかなというのと、満足はしてないですけどね。ずっとやりたいですけどね。でも、まぁ身体が動かなくなる時もあるし、気持ちが続かなくなる時もあるし、そういう時期が来ると思うから。年を取って。

極真時代の先生とか、ご自分のWKの後輩とか、自分の教え子とか色々な方がいらっしゃったと思うんですけど、何か伝えたい事はありますか。
芹澤健市:まぁ、やはり気持ち的な部分ですね。自分では最後まで諦めなかったつもりなんですけど、それが伝わったかなという。もし伝わってなかったら、申し訳ない気持ちでいっぱいですね。

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