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: さっき(11/30両国大会のリング上)の郷野さんの発言ですが、やはり山宮選手はGRABAKAに行くという事でしょうか? ■ 山宮恵一郎:移籍という形になるのかどうかはまだ何とも言えませんが、しばらく郷野選手と一緒にやっていくことに自分は決めました。 : では練習の方は、既にGRABAKAの選手と一緒にやっているんですか? ■ 山宮恵一郎:いえ、明後日(12月2日)から練習に行くことになっています。 : 今回の件を決断をするまでに悩みましたか? ■ 山宮恵一郎:いや、やれることをやらなくちゃってことですよ。カストロとやったあたりから、世界を相手に闘うようになるためには、菊田選手の世界一の寝技も体験してみたかったし、郷野選手の打撃も体験したかったし。ismにも近藤選手や高橋選手のように強い選手はいますけど、どっちが正しいかわからないですけど、自分はそっち(GRABAKA)の方に興味があったし、それが今回こういう形になったということです。すべては自分が強くなるためなんで。自分のキャリアが上がってきて、年齢も上がってきて、これから先が、今まで積んできた時間より短いかも知れない。パンクラスに入って8年ですが、この8年と残りの自分のキャリアを比べてみると、明らかに残りのキャリアの方が短いんですよ。人間も年老いたら逆に赤ん坊に戻っていくっていうじゃないですか。そうじゃないかも知れないですけど、やっぱり「原点」に戻るんですよ、考え方が。自分は何のために格闘技をはじめたのか? 自分は何のためにパンクラスに入ったのか? それはやっぱり強くなりたいからなんですよ。とにかく強くなりたいと。強くなってはじめて、歓声を浴びたいとか欲が出るんであって。確かに今までお世話になった義理とか、人情とかあったんですけど、それも悩みましたけど、それに流されず、今回は自分の「強くなりたい」という欲だけで決断をしました。 : ismの選手と闘うことになると思いますが? ■ 山宮恵一郎:それは覚悟の上というか、当然そうなるもんだと思ってるので。それが会社の出した条件であるなら、それをクリアしなきゃいけませんし。もう、どうなってもいいですね。これで失敗したら、この世界からは消えていくだけなんで。 : どなたかに相談はしました? ■ 山宮恵一郎:一番最初に高橋さんに相談しました。自分にとって、何だかんだ言っても高橋さんが一番なんで。最近は会う機会も話す機会も少なくなりましたけど、やっぱり高橋さんが一番なんで。しっかり話をして、自分の意思を伝えたのでわかってくれました。・・・正直、勝手に辞めていくわけだから、怒られるかなと思ってたんですよ。でも、向いている方向が一緒なんで、快く了解していただけました。でも、高橋さんに電話するまでに30分かかりましたね。携帯握り締めて「通話」ボタン押すまで。 ■ 山宮恵一郎選手database |