■ リンソン・シマンジュンタク選手のコメント ： 対戦相手の伊藤崇文選手の試合映像はご覧になってますか?　ご覧になってれば、その印象と伊藤対策を少し教えて下さい。 リンソン・シマンジュンタク：まだビデオでは見たことないです。ただ、レスリングが強い選手だということは知っています。 ： 寝技で非常に動きの速い選手なんですけど、それに向けた対策というのはどうでしょうか? リンソン・シマンジュンタク：伊藤選手は90年代から総合をやっている選手だと聞いてますが、私のキャリアはまだ1年なので、今回、伊藤選手と対戦するチャンスをもらえてとても幸せだと思います。ですから、試合では頑張るしかありません。 ： 決め技、一番得意な決め技って何でしょう? リンソン・シマンジュンタク：全ての技が良いと思っていますが、敢えてスペシャルな技を挙げるとすれば、アーム・バーとチョークです。 ： 試合に向けての意気込みをお願いします。 リンソン・シマンジュンタク：私は良い選手ではありませんが(笑)、必ず勝ちます！ ■ リブレッド・ブレグマーク選手のコメント ： 先生はシーザー・グレイシーですか? ブレッド・ブレグマーク：メインの先生はシーザー・グレイシーですけど、今日、一緒に来ているデビット・テレルも自分の先生にあたります。あと、ブラジルに2度行く機会があって、カーロス・グレイシーjrとハウフ・グレイシーとも練習をしたことがあります。 ： 対戦相手の山宮選手の試合映像はご覧になってますか?　ご覧になってればその印象を教えて下さい。 ブレッド・ブレグマーク：過去の試合を2試合見てて、1つは古いものですが4年前のもの、もう1つは半年前の映像を見ました。山宮選手の印象としては、サウスポーというのと、そこから繰り出す左からの打撃、特にアッパーカットが速いし、威力があるし、強いパンチだなってイメージがあるので、その左からのパンチには警戒したいと思います。ですから、今回、試合を想定して、練習の時もサウスポーの相手と練習を積んできました。確かに山宮選手の印象として、打撃が強いっていうのがあるんですが、それを生かした闘い方を山宮選手がしてくるのであれば、自分もそれを避けずに、敢えて立ち技で挑みたいと思いますし、バックスピンキックとか、ハイキック系の大技で相手をKOしてやろうという気持ちもむしろあるぐらいです。 ： 得意技は何ですか? ブレッド・ブレグマーク：グラウンドでマウントを取った状態からの腕ひしぎ十字固め。これが自分の一番得意な極め技です。 ： 打撃も自信はあるのでしょうか? ブレッド・ブレグマーク：打撃が元々好きだっていうのもあって、練習もしています。打撃、寝技、両方に自信があるし、得意です。先ほど言いましたように、立ち技の大技で勝ちたいっていう気持ちもあるぐらい、(相手の打撃は)全く問題にはしてません。 ： 山宮選手は最近所属するチームが変わったんですけど、そのことで自分の闘い方に影響が出ると思いますか? ブレッド・ブレグマーク：相手のチームが変わったということで、ファイトスタイルが変わるかどうかは定かではないんですけど、相手が変わろうが変わるまいが、自分が練習してきたものを出して、自分のファイトスタイルで試合に臨むだけなんで、さほど影響はないと考えています。 ■ デビット・テレル選手のコメント ： 対戦相手、佐々木選手の印象はいかがですか? デビット・テレル：佐々木選手の試合は、『PRIDE』でのVSホドリゴ・グレイシー戦の映像しか見ていませんが、印象は、立っても良し、寝ても良し、グラウンドでは柔術系の動きもできる選手だなと思います。所属しているGRABAKAで、『アブダビ・コンバット』で優勝した菊田選手と蜜に練習しているので、そういう動きになってるのかなと思いますけど、そういうマルチ型の選手と対戦できることを光栄に思っています。 ： ホドリゴ・グレイシー選手から何かアドバイスをもらっていますか? デビット・テレル：直接アドバイスは受けてないんですけど、ホドリゴ・グレイシー選手との試合を見て、自分なりに考えた、立てた作戦というのがありますので、それを上手い具合に出せればいいなと思います。相手がどういう作戦を立てているのかは定かではないですけど、相手がスタンドで来ればもちろんスタンドだけでも応戦できますし、グラウンドで来ればグラウンドでも応戦できます。とにかく相手の動きに応じて、いくらでも問題なく対応できる自信はあります。 ： 柔術を学んだのは、シーザー・グレイシーからだけですか? デビット・テレル：今、所属がシーザー・グレイシー・アカデミーで、グレイシーと名の付く人ではシーザーだけです。ですが、ブラジルに3回出稽古に行っていて、そのほとんどはグレイシー・バッハだったんですけど、そこでヘンゾと練習してますし、あとはハウフ・グレイシーとも練習したことがあります。 ： 左肩にグレイシーのマークが入っていますが。 デビット・テレル：去年、柔術で黒帯を獲った時に、それを記念に左肩にロゴマークを入れました。 ： グレイシー柔術をはじめて何年になりますか? デビット・テレル：トータルで8年半です。 ： 得意技は? デビット・テレル：特定のものはないんですけど、相手の出方次第によってそこで一本勝ちできたら、その決まった技が自分の得意技になるでしょう。 ： スタンドとグラウンドだったら、グラウンドの方が得意ですか? デビット・テレル：まぁ、相手の出方にもよるんですけど、どっちかと二者択一で言われると、スタンドでの闘いの方がKOする快感とかも味わえますので。ただ、相手にグラウンドに終始されてしまうと、スタンドじゃなくてグランウンドだけでも勝つ自信はあります。でもどっちかと言えば、スタンドの方が好きです。 ： その立ち技で、今までで一番多い決め技って何でしょうか? デビット・テレル：左のハイキックです。 ： 佐々木選手に勝てばタイトル挑戦というのが見えてくると思いますけど、タイトルへの興味はいかがですか? デビット・テレル：今回初参戦なんですが、ここで良い結果を残して、タイトルマッチのチャンスが見えてくれば、最高峰のベルトを手中にするのは夢だし、それが叶うと良いなと思います。あと、階級を一つ下げてミドル級でも試合をしてみたいと思います。 ： では、試合への意気込みをお願いします。 デビット・テレル：総合の試合というのは、2001年以降、ちょっとブランクがあるんですけど、久々の試合なので万全を期したいし、もし勝てなくて負けたとしたら、帰りの飛行機に乗ってる時間も余計長く感じると思いますから、そういう経験はしたくないので、必ず勝ちたいと思います。