アート・サントーレ


打撃でのKO勝利が多いのですが、自信をもっていますか?
アート・サントーレ:打撃がもともと好きで、戦績は7勝2敗なんですが、それが全て打撃によるTKO勝ちです。一番最近の試合はTKOで負けてしまったのですが、お客さんとしても打撃の試合は見ごたえのあるものだと思いますし、そういう内容の試合を今度もしたいと思います。
レスリングでは何か実績があるのでしょうか?
アート・サントーレ:ダン・ヘンダーソンやヒース・シムズのような輝かしいタイトル歴はないですけれど、レスリングの経験はあります。
柔術の帯の色は?
アート・サントーレ:ミレニア柔術を学んでいるのですが、帯はまだ白ですね。
ミレニア柔術では、どのような選手と練習していますか?
アート・サントーレ:一緒に練習しているのは、ハビエル・バスケス、ジョン・ジェンセン、ロミー・アラム、ジョン・アレッシオ、ブライアン・フォスターといった選手です。彼らと一緒に練習するのは週2回で、それ以外はチーム・クエストで練習しています。
『キング・オブ・ザ・ケージ』でミドル級6位ということですが、上位にはどんな選手がいるのでしょうか?
アート・サントーレ:今から1週間前に『キング・オブ・ザ・ケージ』のランキングが更新されて、3位になったそうです。妻から連絡がありました(笑)。チャンピオンはトニー・ボネロ、1位はジョーイ・ベレス・ノーラ、2位はジェイソン・ハースという選手です。
パンクラスという団体についての印象は?
アート・サントーレ:まずオファーをいただいたということは非常に光栄です。普段トレーニングしていることを試合で全てぶつけて、またオファーがくるようにしたいと思います。日本についても、食べ物とか文化の違いを短い滞在期間の間に体験できればと思います。
対戦相手の渋谷選手のことは、どの程度知っていますか?
アート・サントーレ:インターネットによると、非常に経験豊富な選手で、勝ちパターンを見ると、関節技やチョークで勝っていたりということがわかりました。私は、打撃で応戦して、もしも試合中の展開で、彼が打撃でくるんだったら、そこはやはり打撃には打撃で対抗したいと思います。
KOタイムはどのくらいになると思いますか?
アート・サントーレ:予告KOタイムは1ラウンド4分50秒です。秒殺で仕留めるのも面白いんですが、ラウンド終了間際にさんざん相手を痛めつけた上で、最後にドカンとノックアウトすれば、お客さんとしても「あと少し頑張ればゴングに救われたのに」という見方をしてもらえるんじゃないかというのがあるので、あえてラウンド終了間際を予告します。
今まですべてケージでの戦いでしたが、リングでの戦いに関しての対策はいかがでしょうか?
アート・サントーレ:リングを使っての試合は初めてなんですが、ボクシングリングでの練習に切り替えています。ケージでの戦いというのは相手を金網に押し付けて有利な体制にもっていくというのが重要ですけど、ロープだと相手が逃げる隙間がありますから、そこでどう持っていくかということを考えて戦いたいと思います。



ヒース・シムズ


前回、佐々木有生選手と対戦しましたけど、前回の試合の印象を教えて下さい。
ヒース・シムズ:佐々木選手の印象としては、非常に強い、テクニックがある、リーチが長いということで、戦い辛かったですね。ただ、前回の佐々木選手との戦いは無差別級の試合で、オファーが来たのが試合の直前だったこともあって万全でなかったということもあります。今回は十分に準備期間があったということで、アート・サントーレやダン・ヘンダーソンと十分な練習ができています。レスリングの練習はもちろんですが、テイクダウンの強化、カウンターの練習もしましたし、コンディションも上々です。週に5、6日と自分の思う通りの練習ができていますので、前回とくらべれば万全の状態です。
前回の試合から、これまでの間に何か試合はあったのでしょうか?
ヒース・シムズ:総合の試合はしていません。ただ、フランスのニースでおこなわれたレスリングのグレコローマンの国際大会に出ています。成績は3位でした。
今回の対戦相手である大石選手の印象は?
ヒース・シムズ:レスリング技術の高い選手であるという印象があります。しかも打撃もできるし、テイクダウンもできますし、作戦を立てるのもうまいですね。自分もいかに相手をコントロールできるかということが勝敗のカギを握っていると思いますので、まずは大石選手をテイクダウンして、打撃や関節技にいけるようにコントロールしたいと思います。もちろん相手の攻撃に対するカウンターも考えていますので、練習したことをすべて出したいと思います。



ダン・ヘンダーソン


ダン・ヘンダーソン:まず2人とも練習に関しては、準備も含めて万全です。2人ともパンクラスで試合ができることを嬉しく思っています。私もきっちりと仕上がっている2人を連れてこれたのは非常に嬉しいし、きっと良い結果を残してくれると思うので期待して下さい。
パンクラスとチーム・クエストの対抗戦的なカードになっていますが、いかがですか?
ダン・ヘンダーソン:パンクラスに対して敵対心は特にありません。対抗戦や人との戦いというのは自分の全てをいかにぶつけて勝つかということなので、チーム・クエストの選手が負けるとは全然思っていませんし、2人とも万全に仕上がっているので、関節技なりKOなりで、必ず勝利してくれると信じています。
パンクラスの近藤選手が戦いたい相手の1人としてヘンダーソン選手の名前を挙げているのですが、近藤選手に対しての印象は?
ダン・ヘンダーソン:まだ近藤選手の試合は見たことがありません。近藤有己という名前ぐらいは知っていますが・・・。自分のスタンスとしては、目の前に用意された相手と戦うだけです。もし近藤選手とのマッチメイクがされれば、目の前に現れた敵と戦うということです。近藤選手に関しては、強いて言えば、タフな選手かなぁ、という程度の印象しかないですね。
次の試合はいつ頃になりそうですか?
ダン・ヘンダーソン:ちょっとわからないですね。4月か6月か・・・。4月にカードが組まれなければ6月でしょうか。いずれにしてもヘビー級の試合になると思います。