ドローという結果でしたが。
保坂忠広:そうですね。悔しいですね。やっぱり体重が重いっていうのは有利じゃないですか。あれだけ重くて、しかも下がらされる場面もあったじゃないですか。やっぱり上手かったので、下がりながら攻撃をもらったりしたのは、重い方としては屈辱かなと思いましたね。

組み付く前に左ストレートとかをもらったりしたことですか?
保坂忠広:そうですね。打撃に関しても、当てられた時に顎を引くっていうのは山田(学)先生の、基本ですか? それを常に思い描いて、もらう瞬間でも見ながら覚悟してたので、それで耐えられました。それもやっぱり体重が重いからっていうのがあるんでしょうね。

差し込んでからそこからの展開は結構・・・
保坂忠広:そうですね。はっきり言ってもっとテイクダウンを取ろうと思ってましたし、取れそうなチャンスもあったんですけど、やっぱり不十分でいくとすぐ上に返されたりして、そうなると一発があると怖いなって(苦笑)。だから見ちゃいましたね。それが反省点ですね。

屈辱とおっしゃいましたけど、では、負けに等しいドローであると。
保坂忠広:いや、そこの場面場面に対して答えただけで。僕はやっぱり北岡選手に言われたように、自分自身まだ駆け出しですし、これから頑張って上っていくつもりなんで。北岡選手はウェルター級ですけど、総合の先輩であり、実力もある人なんで、それなりに自信にして、また頑張る要素にしようかなと。さっきの「屈辱」っていうのは、差し合いの場面に対して言っただけで。北岡選手の「MEGATON」に対しての発言が出てましたけど、この試合でちょっとでも見直してもらえればなと。「こんなもんか」って言われちゃうとアレなんですけど、やっぱりまだ発足して何ヶ月かのものなので。認識をあらためてもらえれば。今日の試合で。やっぱり今日、北岡選手の胸を借りてでも試合をやって、殺す気で試合をやったので、もちろん勝ちたかったですね。それを考えるとやっぱり悔しかった。終わってみて。

「MEGATON」の意地を見せられましたか?
保坂忠広:いや、どうなんでしょうね? ちょっと今、パニクッてるんで。今はそんなに考えられないんですけど、変なこと言ってますけど(笑)・・・。まぁ、僕らが(パンクラスの)ホームページなりを見て感じたことは、「MEGATON」の評価って言うのは、僕の『DEEP』でのVS石井戦の評価だと思うんですよ。自分に対しての評価が「MEGATON」の評価になってるかなって思ったんですよ。個人的に。そういう意味では少しは肌で感じてもらえたかなと。まだ技術が低いのも認めてますし。でもこれからドンドンと伸びできますよ、僕も。これからいろんな人に試合で教えてもらったり、山田先生に毎日見てもらって、それが絶対実を結ぶことがあると思ってるので、信じて頑張ります。

次の目標っていうのはどこにあります?
保坂忠広:そうですね。自分は昔から間隔を空けずに試合をやってきたんですけど、ここで『DEEP』と2連戦をして、これからはまたオファーがあればその都度その都度のコンディションで考えますけど。少ししっかりとした技術トレーニング、具体的なトレーニングをするために時間がほしいですね。正直。でも、技術がない分、実戦で経験を積んでいくっていうのも一つのやり方だと思ってるので、今はわかんないですけど、オファーがあれば体調を見ながら頑張ります。

保坂忠広選手database