高森啓吾:前回の試合同様、今回も打撃戦になると思うんですけど、あまり自分では思ってはいなんですが、周りが「秒殺、秒殺」って言ってるんで、自分も何か意識しちゃってるわけではないんですけど、できるだけ早い時間に決めたいと思っています。

矢野選手からはどういったことを教わっているんですか?
高森啓吾:主に寝技中心で、奇襲技みたいなものも。
矢野卓見:今、山田学さんが月曜日にMEGATONをコーチしていて、その時にはサブに入っていて、あとは水曜、金曜にその流れで、自分が教えているんですけれど。まぁ、高森君は柔道をやっていたので図抜けているところはあると思うんですけれども、他の人はまだはじめたばっかりの人も多いので、基本的なところから。今は防御とかをメインにやっています。MEGATON体型だとできる技、できない技があるので、それをメインで。だいたいこの身体だと上になることが多いんですけど、万が一下になった時に、どういう風に動いたらいいのかとか、そういったことをやっています。

いつ頃からコーチを?
矢野卓見:去年の年末ぐらいからですかね。ちょっといろいろ大変ですけどね、技を受けてやるわけにもいかないんで。

高森選手は矢野選手のコーチを受けてみて、いかがですか?
高森啓吾:凄いですね。全てが理にかなっているって言うか。自分達は今まで力技ばかりでやってきたんですけど、力を使わなくても相手の力を利用したりだとか、そういう点がすごく多いので、力だけじゃないんだなぁ、というのを教えられましたね。

どういった技を教えられましたか?
高森啓吾:主にオーソドックスな技は全て教えてもらいましたね。あと裏技とか(笑)。

印象に残った技は?
高森啓吾:全てが新鮮なんですよね。自分も寝技がそんなに得意じゃなかったんで、教えてもらう技すべてが新鮮なんで、それをスパーとかで使って、できた時は嬉しいですね。
矢野卓見:なかなか上手いこと言うね(笑)。まあ、ここで習ったこと全部使えねぇよって言うわけにもいかないからね。
高森啓吾:それはないッス(笑)

矢野選手から見て高森さんはいかがですか?
矢野卓見:見てると、上を取るのは難しいだろうと思いますね。組んで、組み力があって、巻き込む時のスピードとか全然違うから、そういうのは、ああやっぱりトップの選手だな、すげーなって思いますね。ただ、あんまり下になることがない分、下になっちゃった時の練習はしなきゃいけないのかなと思いますね。

今回のVS石井戦に向けてのアドバイスは?
矢野卓見:どうなんですかね。試合見てると、全部殴り合いやってるから(笑)。また殴り合いやるのかなぁ、ぐらいの感じですね。殴り合いに関しては、野地選手とかトップの選手がいるわけだから、そちらに任せることになりますけど。



高森選手、VS石井戦に向けての作戦は?
高森啓吾:これは言っちゃまずいっしょ(笑)。
矢野卓見:でも殴り合いにいくんじゃないですかね(笑)
高森啓吾:じゃあ、新必殺技を出します。
矢野卓見:いつも試合前に作戦立ててるの?
高森啓吾:一応立ててます。
矢野卓見:で、作戦通りにやれてるの?
高森啓吾:まぁ、そうですね(笑)。
矢野卓見:何か見てるとね、殴られたら熱くなって殴り返しているように見えるんだけど(笑)。
高森啓吾:いや、意外と冷静なんですよ。
矢野卓見:あ、そうなの?(笑) 作戦通りに?
高森啓吾:いや、作戦通りかどうかはわかんないですけど(笑)。
矢野卓見:せっかく柔道のトップ選手だったわけだから、そういうのを見たいと思うんだけど。
高森啓吾:そういうのもやってみたいと思うんですけど、なかなかチャンスがなくて。まあ、試合時間は長いよりも短いほうが良いんで(笑)。

新必殺技の名前は?
高森啓吾:うーん、じゃあ、『MEGATONトルネード』で(笑)。
矢野卓見:試合では『MEGATONトルネード』を決めるらしいので、「石井淳、待ってろよ!」と

矢野選手は『MEGATONトルネード』を受けたことはあるんですか?
矢野卓見:いや、受けたら死んじゃうんじゃないですかね(笑)。