パンクラス初参戦ということでお気持を聞かせてください。
杉内勇:初めてのパンクラスということで嬉しいです。僕としては強い人と対戦できるならどこのリングでも構わないというのがあるんですが、呼んでいただけて光栄です。

5月28日の後楽園ホール大会では前田吉朗選手(パンクラス稲垣組)との対戦が決まりました。杉内選手の現在の心境は?
杉内勇:いや〜チャンスだなって思っています。すごい話だなと。もちろん勝ちにいきます。

前田選手の印象についてはいかがですか?
杉内勇:もの凄く身体能力が高くて、強い選手なので試合をやるのが楽しみだなと感じています。前回の大阪の試合(4月18日開催『DEEP 14TH IMPACT』 前田、杉内両選手とも出場)の時に、減量の際にトラックスーツを借してくれたりと人間的にも気持の良い人で、そんなに深くはないんですが、僕的には仲が良いつもりなんです。

4月18日の『DEEP 14TH IMPACT』ではKOで勝利していますが、日本拳法13年のキャリアをお持ちですよね。
杉内勇:そうですね。途中やっていなかった時期もありまして、今もそんなにやっているわけじゃないですけど、僕の打撃技術のバックグラウンドであって使うことが多いですね。打ち出すタイミングなどは自分なりに改良をしているつもりですが、基礎となっているのは日本拳法です。

日本拳法をバックグラウンドにしていた格闘家というと、元プロボクシングチャンピオンの渡辺次郎さんが有名ですが、そのパンチの強さに定評があったことから杉内選手も打撃にはかなり自信があるかと思われます。
杉内勇:そうですね。どんなパンチでもカウンターを取れる自信がありますし、当たれば倒せる(KOする)自信もあります。

ご自分としては前へ前へ出て行くアグレッシブなタイプだと思いますか?
杉内勇:最初は相手の様子を見て、打たせてからカウンターのタイミングを盗むという感じですね、たまにラッキーパンチをもらっちゃうんですけど。でもチャンスがあればどんどん前へ出て行きますね。

前田選手は前へ前へとアグレッシブに迫ってくるかと思います。
杉内勇:そうですね。どうなっても面白い試合にはなると思います。

前田選手も打撃を得意としているので、杉内選手も打撃戦を望みたいというのはありますか?
杉内勇:僕はどんな展開になろうと状況にあわせて闘いますけど、今のところ寝技を見せる機会がなかったので。寝技も得意なので(柔術紫帯)、寝技になったらなったで勝負できるし、打撃になっても勝負できるので、それはケースバイケースで切り替えていくという感じでやっていきたいと思います。

teamROKEN所属ということで、同門の今成正和選手が『club DEEP』(3月・福岡)のグラップリングタッグマッチで前田選手から一本取っているだけに、杉内選手も一本取ってやろうという気持はありますか?
杉内勇:もちろんKOか一本だと思っています。勝つにしても負けるにしてもKOか一本になると思うので、もちろん僕が勝ちますが、そのつもりでやります。

前田選手は一本取られた今成選手にリベンジをしたいところでしょうが、その前に杉内選手が連勝記録をストップすると?
杉内勇:そうですね。9連勝中ということですけど、それを止めることができればオイシイかなと。名前のある選手ですから、これはチャンスと思ってますのでキッチリと決めます。

対策の方はいかがですか?
杉内勇:時間はあまりないですが、試合に間に合わせてやっていきます。

では、杉内選手を応援していらっしゃるファンの皆さんへメッセージをお願いします。
杉内勇:絶対KOか一本で勝ちます。相手はもの凄く強い選手なので尊敬もしていますし、人柄も良いのですが、試合は試合でキッチリ取るので期待してて下さい。

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