優勝して、今の心境は?
大場裕司:決勝までどうのこうのというよりも、1試合云々という、まず山田選手との1試合目(準決勝)で全部出し切ろうと。2試合目もあるとか、そういうことは考えずに、全力でまず1試合クリアしたいと。2試合目とか、決勝上がれるんじゃないのかとか、試合中はまず思わないので、まず第1試合目で全力、KOとか本来は狙ってたんですけど(笑)、判定までいっちゃいました(苦笑)。

決勝は同門対決でKOでした。
大場裕司:そうですね。でも、実力は彼の方がもう上になってますから。やっぱり肌合わせた感じでも、スパーリングとは違って気迫を感じましたね。ちょっと普通の正面衝突では勝てないなと思ってたんですけど。

綺麗にヒザが入りました。
大場裕司:そうですね。最初のタックルで下になってしまったので、打ち合いになったら、また同じようにタックルに入って来るだろうなって思ったんですよ。ヒザはある程度今までも練習してましたので。それでまぁ、上手くスムーズに出たなとは思います。

準決勝が終わった後は、すぐに決勝に気持ちを切り替えることが出来ました?
大場裕司:そうですね。左ヒザの方にちょっと(準決勝での)ダメージがありましたので、痛み止めを打って出たんですけど、何にしても早めにNUKINPO!選手とは勝負しにいくつもりでしたので、本当に良かったです。もう、気持ちの上でもNUKINPO!の方が上だと思ってましたので、短期決戦だとは思っていました。

「30歳を超えて」という発言もありましたが?
大場裕司:30歳超えてっていうか、四捨五入すると40歳なんですけど(笑)。何とかもうちょっと身体が動く限りは頑張りたいです。ほんとネオブラッドってなると、ちょっと照れ臭いんですよね(笑)。まぁ、ヤングライオンじゃないので良いかなと(笑)。

歴代の優勝者、MVPの中に大場選手の名前も加わります。
大場裕司:いや、ホント今日、自分自身でもやれたなと達成感のある賞をいただいたので良かったですね。ずーっと僕も格闘技を観てた方ですので、止まる試合とかあきらめる試合とかは観てても面白くないじゃないですか。とにかくアクションのある試合をしたいとは思ってたんですけど、最後はホント、上手くいき過ぎるぐらい上出来だったので良かったと思います。

セコンドの佐東選手や志田選手も喜んでいました。
大場裕司:ず〜っと練習を、厳しい練習をつきあってもらってたので。やっぱり試合前だと、薄いグローブでもついつい殴っちゃったりとかしますので(笑)、今日ゲートに出たジャックとかも、佐東とかも、鼻血出させちゃったりとか。ジャックも2回ぐらい鼻折ってるので。練習で(笑)。そういう厳しい練習をやってきてくれたので、特に最後は危ないと思ったので、一緒に喜んでくれたと思うんですよ(笑)。

次の目標は?
大場裕司:まだまだ内容、中身がやっぱり伴っていないという部分が、まだまだ実力とか技術がかなり低いので、もうちょっと自信をもって試合を進められるように練習をやっていきたいと思います。

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