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: 8月22日(日)梅田ステラホール大会で、パンクラス初参戦の男! 徳岡選手(WATER)の対戦が決定しているアライ選手。当初、大石幸史選手(パンクラスism)が徳岡選手の対戦相手に決定していましたが、練習中のケガで残念ながら欠場となり、急遽、アライ選手が徳岡選手の対戦相手に抜擢されました。そこで今回のvs男! 徳岡戦に関してお話をうかがいたいと思いますが、先ずはその前に、先月3日に行われた『DEEPウェルター級トーナメント一回戦』でのvs中尾受太郎(フリー)戦を少し振り返っていただきたいと思います。アライ選手を含めて総勢8名で争われるトーナメントになりましたが、先月の一回戦、4試合は、当日のくじ引きでその対戦カードが決定するというものでした。そのくじ引きで、アライ選手は自ら中尾選手との対戦を選んだのですが、戦前に優勝候補と言われていた中尾選手との対戦を、何故、敢えて一回戦で望んだのでしょうか? ■ アライケンジ:いや、どうせあたるじゃないですか。お互い勝ち上がっていけば。それに勝てる自信もあったので。まぁ、あんな結果になりましたけど、自信はあったんですよ。ものすごく。それに、今でも僕はもう一回対戦出来たら勝てると思ってますし。だからまぁ、勝てると思ったし、おいしい相手と思ったから選んだんです。 : 中尾選手は、それまで修斗さんで活躍していた選手ですが、その頃の試合とかをご覧になったことはありますか? ■ アライケンジ:ありますよ。 : 試合をご覧になっての印象と、実際闘ってみての印象っていかがですか? ■ アライケンジ:いや、別に何も変わらないですね。思った通りの相手でした。まぁ、相手がどうこうよりも、やっぱり僕の試合に向けての持って行き方、闘い方が先ずいけなかったので、自分の反省点しかないです。相手がどうこうって言うよりも。 : では、vs中尾戦でのご自分の良くなかった点というのは、具体的にどんなところだったのでしょうか? ■ アライケンジ:やっぱりいつも通りの僕じゃなかった、悪い時の自分が出たって感じですね。悪い時の自分って言うのは、まぁ、見てもらった通り、ご存知の通り、あんな感じなんで・・・。それが出てしまったなと。僕は波があるので、その波を自分でコントロール出来なきゃなって思いましたね。まぁ、学ぶことはたくさんありました。1ラウンドで負けましたけど、でも勝てないことはねぇだろって。どんな強い相手にも、勝てないことはないだろって思いましたね。別に負け惜しみでも何でもなくて、ホントにそう思いましたよ。頑張れば誰にでも勝てるやみたいな。それを思いました。 : 再戦の意欲は? ■ アライケンジ:ありますよ。メチャメチャありますね。でも、もう一回、敢えて対戦したいとはそんなには思わないですけど、対戦する機会があれば、別に全然構わないです。負けた選手がいう言葉じゃないかも知れないですけど(苦笑)。だからまぁ、ステップがあるじゃないですか。そこにいくまでの段階はあったなとは思いますね。ステップ踏んでから、確実に倒せる時にバンッ!って倒したいですね。 : 今後の活躍で中尾選手を振り向かせたいっていうお気持ちはありますか? ■ アライケンジ:ん〜、勝手に振り向くんじゃないですか? 僕が頑張れば。まぁ、それはどんな選手にも言えることだと思いますけどね。頑張れば、勝手に雑誌とかにも名前が出るだろうし、写真も出るだろうし。それで憶えてくれたり印象に残れば。僕が頑張ればそうなるだろうし。そう思いますね。 : では、今回のvs男! 徳岡戦に関してですが、大石選手の欠場で、急遽アライ選手に白羽の矢が立ちましたけど、7/3『DEEP』さんでの試合から1ヵ月半しかない中での試合ということで、オファーを受けた時の心境っていかがでした? ■ アライケンジ:まぁ別に、vs中尾戦が終わってから、1日空けてその次の日から練習してたので、普段通りですね。あと、8月に試合したいと思ってましたし。 : 試合に向けての気持ちの持って行き方とかで悩んだりはしませんでした? ■ アライケンジ:全然問題ないですよ。僕はいつでも誰とでも試合する自信はありますから。まぁ、変な相手じゃなければですけど。モチベーションが上がるような選手だったら、すぐに持っていける自信はあります。vs中尾戦が終わった後、もう不甲斐なかったので、1日しか休まずに練習をはじめて、ちゃんと体を動かしてたから大丈夫でしたね。 : では、徳岡選手はモチベーションが上がるような選手だったということですね。 ■ アライケンジ:そうですね。 : 試合をご覧になったことはあります? ■ アライケンジ:ないですね。 : プロフィール等をご覧になってどのような印象をお持ちですか? ■ アライケンジ:いや、別に・・・凄い名前を付けるな〜ぐらいしか思わなかったですけど。 : どういうところでモチベーションが上がるような選手だったのですか? ■ アライケンジ:まぁ、初っ端から大石(幸史)君と組んでもらえたり、北岡(悟)さん組んで組んでもらえるような選手なんだろうなってことしか思わないですけど。そういう選手に勝てばおいしいじゃないですか。 : 徳岡選手はボクシングで実績を残している方なので、やはり打撃が得意なのかなって思いますけど、アライ選手も打撃をメインに試合を組み立てていく方ですので、そうなるとこの一戦は打撃戦になるのでは?と予想してしまいますが、その辺に関してはいかがですか? ■ アライケンジ:いや、まぁ、相手次第ですからね。それは。僕は別にどっちでも良いですけどね。出来ることなら、ホントは打撃戦、殴り合いが良いんですけど。まぁ、殴り合いっていうか、僕が一方的に殴るんですけど(笑)。そっちの方が良いんですが、まぁ、それも相手次第なので。でも、僕のスタイルに持ってこさせたいですね。 : 相手のパンチに対しての警戒心はそれほどではない? ■ アライケンジ:ないですね。むしろ打ち合いに来てくれた方が、僕は全然楽ですからね。 : では、今回の試合で、アライ選手がご自分の中で一番大事にしたいって思ってることはどんなことでしょうか? ■ アライケンジ:全部じゃないですか(苦笑)。試合の中で、今までの僕は気を抜く場面があったと思うんですけど、やっぱりそれをなくすことが僕の中での今回の課題っていうか。だから一瞬も危ないシーンがないような感じ? まぁ、そういうのは難しいんですけど、気持ちの持ち方と思って。そういう場面になっても自分の気持ちがしっかりしてれば、気を抜いてなければ、例え危ないシーンであっても、自分の中では危ないシーンじゃないと思うんですよね。だから自分の気持ち次第。気を抜かないってことですね。一瞬たりとも。どんな状況でも。 : わかりました。では、今後のことに関してお聞きします。今年ももう8月で、残すところあと4ヶ月ちょっとというところまで来てしまいましたが、年末までに何か描いていらっしゃることとかありますか? ■ アライケンジ:ん〜、僕、以前にも言ったことがあると思うんですけど、あの〜、山があるじゃないですか。誰もがその山を登ってると思うんですよ。だからその山の頂上に向かってるだけで、別に・・・。まぁ、最終的な目標はあるんですけど、「今年までに」っていうのはないですね。ちょっとずつでも毎日登って行けば、いずれは到着するかなってぐらいで。すごく長い目で見てるので。 : 今の試合ペースだと、今年はあと2試合ぐらいかなって考えてしまいますが、その辺でこの選手と年内に対戦したいとか、ここまで行きたいとかっていうのもありませんか? ■ アライケンジ:いや、そういうのはないですけど・・・。ん〜、でもランキングには入りたいですね。年内に。それは今年の頭にも言ったような気がするんですけど。ウェルター級の三羽ガラス、大石、北岡、アライのうちで、入ってないのは、取り残されてるのは僕だけなので(苦笑)。僕も早く追い付きたいなっていうのはありますね。 : ランキングに入るためには、もちろんランキングに入っている選手に勝たなければいけないのですが、現在ウェルター級のランカーの中で、是非この選手と対戦したいというような方はいますか? ■ アライケンジ:ん〜、全員ですね。まぁ、ランキングに入ってるってことは強いってことですからね。だから全員と対戦してみたいですよね。ランキングに入れるようなら誰とでも闘いますし。僕は誰にでも勝てる要素はあると思うんですよ。博打的な感じですけど(笑)。 : では、年内にこの部分を強化したいっていうようなところはありますか? ■ アライケンジ:全部ですね。どこも伸ばしたいし、どこも磨きたいし。 : 練習の中で、今一番時間を割いているものって何でしょう? ■ アライケンジ:やっぱり打撃じゃないですか。打撃では絶対誰にも負けたくないし、負けるつもりもないし。総合の中で、打撃でKO出来る選手には憧れますけどね。スゲ〜な〜って思うし。打撃でKOって難しいですよ。ホント難しいことだと思うから、総合の試合の中でKOシーンを見ると、その選手の全てをスゲ〜な〜って思いますからね。だからみんな凄いと思いますよ。僕が考える、総合でのKOを出来る選手は凄いと思います。だから、理想はKOですね。全試合KO勝ち。 : それはパンチだろうが蹴りだろうが? ■ アライケンジ:そうそう。何でも良いです。まぁ、僕も経験したことは少ないですけど、気持ち良いですからね(笑)。 : 関節技でギブアップをとる、「まいった」と言わせることに対しては、それほど拘りはないですか? ■ アライケンジ:そうですね。そんなにないですね。まぁ、とれたらとるって感じですね。僕らしくないじゃないですか(笑)。 : では、今後も総合の試合の中でKOをとれるよう、打撃を磨き続けていくと。 ■ アライケンジ:そうですね。それが僕の一番やりたいことなので。別に本能に従ってるだけで。自分の好きじゃないことをやっても面白くないじゃないですか。そんな試合をしても、お客さんも面白くないだろうし。まぁ、僕は立って、殴って蹴ってナンボだと思うので。 : わかりました。では、これで最後です。アライ手の試合を楽しみにしていらっしゃる皆さん、アライ選手を応援していらっしゃるファンの皆さんへメッセージをお願いします。 ■ アライケンジ:ん〜、やっぱり自分が楽しい思いをして勝って、それでみんなに楽しんでもらいたいって感じですね。狙うはKOで。僕はいつもそれしか狙ってないですから。練習の時でもそれしか狙ってないですからね(笑)。 ■ アライケンジ選手database |