先ずは、6月22日・後楽園ホール大会でのvs砂辺光久(HYBRID WRESTLING武∞限)戦について振り返っていただきたいと思います。試合結果としては、反則勝ち(※スタンドの状態で、砂辺選手の後頭部がバックを取っていた亀田選手の顔面に頭突きの形で入って)ということでしたが、内容と結果に関して、今どのようにお考えですか?
亀田雅史:残念でしたね。あのままいってたら自分が勝ってたと思うんですけどね。よく憶えてないんですけど、スタンドで砂辺選手の後頭部が当たったみたいです。練習でよくマットに叩きつけられるんですけど、その感覚とは違いましたからね。

前回の試合のダメージの影響などは?
亀田雅史:もう全然ないですね。担架で運ばれましたけど大事をとっただけで、あの時は自分で何とか歩いて帰れたと思うし。あの時試合を続けたいっていう気持ちはあったんですけど、無理して負けてもしゃーないなと。迷ったけどやめときました。頭もフラフラしとったし。

前回の試合は短い時間でしたが、手を合わせてみて感じた砂辺選手の印象は?
亀田雅史:うちのジム(総合格闘技道場コブラ会)に砂辺選手によく似たタイプの選手がおって、仮想・砂辺選手として一緒に練習してます。砂辺選手は強いと思いますけど、うちのジムの選手(砂辺選手に似たタイプの選手)の方が強いと思います。

前回の試合から現在まで、どんな気持ちで練習に打ち込まれてきたのでしょうか?
亀田雅史:とりあえず一度手合わしてるんで、手の内がだいだい分かったことを踏まえて、それをプラスにして、今度の試合に勝つことを目標に練習してきました。今回の試合に向けて、前回の試合ビデオも穴が開くほど見て、イメージトレーニングもしまくりですね。

今回は是非決着をつけたい気持だと思いますが、どんな試合展開にしたいと思いますか?
亀田雅史:自分が好きなのは寝技なんで、キッチリ一本取って勝ちたいですね。

前回を踏まえて今回はどんな点に気をつけますか?
亀田雅史:スタミナですね。砂辺選手は2ラウンドをフルに動き回れる選手ですから、それに対応できるスタミナをつけて闘いたいですね。

前回の計量の時は一度目にオーバーして、汗を流して体重を落としてから、二度目にようやくパスしましたが、今回は減量の調子はいかがですか。
亀田雅史:おかげさまで前回の貯金があるので(微笑)。今回は減量の心配はないです。キープしてますから。

今回はコブラ会の地元・大阪というだけに負けられないという意識はありますか?
亀田雅史:そうですね。今回は友達もいっぱい見に来るんで、いいとこ見せたいですね。今まで自分はプロ意識が低かったように思います。うちのジムでは、自分はド根性(三島☆ド根性ノ助選手)に続くオッサンになってるので(笑)。パンクラスさんに上がることになって、コブラ会を引っ張る意味でも責任感が強くなってきましたね。負けるわけにはいかないと。

同じ日に同門の宮崎裕治選手もパンクラスで試合をしますが、その宮崎選手に一言お願いします。
亀田雅史:酒の席では随分お世話になり(笑)、柔道では実績のある方なので、寝技も教えてもらったりと、普段からお世話になってます。今回の試合はお酒を節制して(笑)、寝技で是非勝って下さい!

今回の闘いに勝利したその先に、亀田選手が見据えているものとは何でしょうか?
亀田雅史:以前、パンクラスさんに参戦させてもらってた渡辺智史選手の意思を継ぐべく、ベルトが作られるならベルトを狙いたいし、対戦する選手全員を倒したいと思います。

それでは最後に、亀田選手を応援して下さるファンの皆様へメッセージをお願いします。
亀田雅史:僕にファンがおるか知らんけど(笑)、関係者や応援してくれる皆さんの期待に応えるべく、全力で勝ちにいきますんで、よろしくお願いします。

亀田雅史選手database