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: 試合を振り返っていかがですか? ■ 佐々木有生:難しいですね。こういう展開、いろいろあって試合が決まった事を考えると、勝った事自体は嬉しいですけど・・・。実際喜んでるし・・・。 今思えば、あそこで、ガ〜ッと喜んでおけば、お客さんも良いのかなと思うと、ちょっと自分勝手ですね。反省してます。 常に少しでも前に進む勝ち方がしたいし、逆に負けるとしても、前に進んで、と思うんですよ。今日例えば、一歩前に出ようと思ったのが、半歩だったのではと。それを褒めるべきか、否か。 1ラウンド目は「タックルを取られても良いから」という事で、あまり切る意識が無かったんですけど、1ラウンド後半からはタックル切って攻めようかなと思ったのですが、攻めきれなくて。3ラウンド目は、投げられてもいけるから、い〜よい〜よという考えでそうしたんですけど。ん〜、内容的には言う事いっぱいあります。 唯一褒めるとしたら、最後に十字固めにいって、逃げられて、そこから三角絞めに切り替えた事ぐらいじゃないですか?それぐらいです。これを越えれば、人間的にも格闘家としても成長するんだけど、その一歩がなかなか進まない。今、そういう所にいます。前は、自分が前にというのがありましたけど、今はGRABAKAの中でも、引き気味に自分がいるじゃないですか。もうそろそろ、前に出てみようかなという意識が出て来ました。このままじゃいけないなと。今はしょうがないです。中途半端にプラスアルファしても、結局上に行ったら勝てないじゃないですか。だったら、大きなプラスアルファを見付けて、10敗してたって、あとで10勝したら、皆、「オ〜ッ!」って言うじゃないですか。例えば50敗してたって、後で10勝したら、皆「オ〜ッ!」っていう世界じゃないですか。どれだけ自分が前向きに続けてられるかだと思います。 : これからは勝ち続けるしかないと? ■ 佐々木有生:そりゃ〜、僕だって勝ち続けたいですよ(笑)。皆だって、誰だって、勝ち続けたいですよ。メンタルで(前に出るという部分で)足りないというのは、体の部分で、やはりどこかにやらなきゃいけない部分があるから、前に出れないのだと思います。その部分を強化していきたいなと思います。一本勝ちだったんで、一応、仕事はしたかなと。 : 自分で、具体的にカンフル剤みたいなものは考えてますか? ■ 佐々木有生:自分に厳しくしないとダメだなと思ってます。「お前、それじゃ勝てないよ」って自分で思ってます。自分のスタイルを試せる場っていうのがあるじゃないですか?そういう相手とあまりやってなかったので。自分が確認出来ない、自分が強くなってるかを確認出来れば自信になります。菊田さんと二人で連勝街道を作っていきたいなと思います。いつも思うんですけど、GRABAKAの皆がいてくれてありがたいなと。周りの人がいてくれて、ありがたいなと。今日、試合前、出てきて思いました。皆がいないと出来ないなと思います。凄くありがたいです。物とか金では返せません。感謝してます。関係ない話しでしたね(苦笑)。相手のタックルは、流れるようで綺麗だなと、感心してしまいました。自分にもうちょっと強いパンチがあれば・・・。格好良くなりたいっていう、スター希望があるから(笑)。格好良く倒したいので。ダメですね。蓄積して倒すのでなく、一発でっていう。楽したいっていうのがあるんですよね。これからは(そういう)性格を直していきます。地味にやります(笑)。また宜しくお願いします。ありがとうございました。 ■ 佐々木有生選手database |