試合の感想を、お願いします。
志田幹:ラッキーでしたね。今年はツイてましたね。全部膝で、右膝には神が宿ってるみたいで(笑)。そんな感じです。

フィニッシュはどんな感じでしたか?
志田幹:顔の左に、右膝が入りました。狙ってました。

相手の何に合わせたのですか?
志田幹:何にというか、山本君が、下を見てからパンチというのを繰り返してて、僕が前に出た時に、タックルに入るという動作をしていたので、左ジャブを打つよと見せかけて、膝が当たったらラッキーぐらいな感じで(笑)、思いっ切りいったら入っちゃいましたね。僕は右の飛び膝がすごく得意なので、そのタイミングはずっと狙っていた感じです。何回かやろうと思って、初めの前半でやったんですけど、上手くタイミングが合わなくて、ただ、終盤になって、多分相手が右ローとかが効いて、疲れてきたところで、上手くタイミング良く入ったな、という感じです。

1ラウンド目はジャブをもらうシーンもありましたが?
志田幹:実を言うと効きました。2ラウンド目も途中で右フックが入って、クラッときたなというのがありました。(山本選手は)パンチ力がありました。パウンドはそれ程でもありませんでしたが、立ちのパンチを、思いっ切り振って来てたので、見えてはいたんですけど、当てられちゃいました。リーチが長い感じがすごくしましたね。踏み込みが速いんだと思います。

山本選手のタックルはいかがでした?
志田幹:タックルは切れました。それだけは切ろうと思ってたので。1回倒されちゃったのはあるんですけど、ほぼ切れたかな、という感じです。寝てからも、突き放していこうという作戦で、その通りでした。今回は作戦通りいって良かったです。すごく研究しました。オタクみたいに相手の事を研究するので(笑)。研究した成果が良く出たかな、という感じです。狙い通りでしたが、パンチをもらい過ぎたので、あの大振りのパンチをもらい過ぎましたね。もうちょっとパンチを出したかったんですけど、失敗しました。相手もパンチ力があるな、というイメージで、ローキックが良く当たっていたので、パンチ出すよりも蹴りで、という感じになっちゃいました。

ラッキーとおっしゃってましたが、あのままいったら判定で厳しいかな、という気持ちがどこかにありました?
志田幹:単純に右の膝が当たったのが、ラッキーだという感じです。打撃(が当たるの)はもう、結構ラッキーだと思うので。あの10分間の中で1発が当たるのは、本当にラッキーかなって思ったので、それで“ラッキー”ですね。正直、判定にはしたくなかったので、倒したかったので、本当は相手のパンチ力を警戒しちゃって、詰めていけなかったのが残念ですが、KO出来て“ラッキー”という事で(笑)。

この後、前田選手の試合がありますが?
志田幹:これから見に行って、対戦要求でもして来ようかなと思ってます(笑)。山本君が挑戦権を持っていて、その山本君に勝てて、気持ち良くリングで対戦要求が出来るかな、と思います。

今回の試合は、前田選手争奪戦、という気持ちがありました?
志田幹:そういう気持ちはありませんが、ここで負けちゃうと、また一からやり直しだったので。この半年間やってきて、今日で3連勝で、1本とKOできたので、僕にも挑戦する権利があるな、と思います。次は今成さんと(試合が)決まってるみたいなので、しょうがないので、その後で(笑)というか、そういう形になっちゃいますけど(笑)、是非パンクラスのリングでやりたいなと思います。

対戦したなら、どんな試合になると思いまか?
志田幹:僕も、吉朗君も、タックルは取らせない方なので、多分、打撃で、どちらか良いのを当てた方が勝つんじゃないかなと思います。前回の試合は、結局、1ラウンド目で前田君が良いのを当てて、それで前田君が勝ったという感じだったので、今度はどっちが先に当てるかなという感じで。僕には、もうバレバレですけど、右の膝、という必殺技があるので(笑)、それが当たってくれたら倒せるんじゃないかなと思います。

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